コンサルティングを依頼するメリット・デメリット|コンサルタントの必要性が高い企業は?

自社の経営課題に対して、プロであるコンサルタントに依頼することで、第三者の視点から自社の経営課題の深堀りと、課題解決のた …


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監修 藤間 秋男 -AKIO TOMA-
TOMAコンサルタンツグループ株式会社 代表取締役会長 公認会計士 税理士

200名の専門家を擁する「TOMAコンサルタンツグループ」の創業者。100年企業創りをライフワークとし、後継者問題に悩む中小企業に事業承継の支援を行う。自身の経営者としての経験を交えた、熱意あふれるセミナーでは、「あきらめない、しぶとい経営」を経営者に説く。

自社の経営課題に対して、プロであるコンサルタントに依頼することで、第三者の視点から自社の経営課題の深堀りと、課題解決のための経営戦略を策定してもらうことができます。

しかし、コンサルティングへの依頼にはメリットもあればデメリットもあります。

本記事では、コンサルティングの依頼を検討されている方に向けて、コンサルを外部に依頼すべき理由やメリット・デメリットなどをお伝えします。 自社がいまコンサルティングに依頼すべきなのかどうかや、依頼する際のポイントなど知ることがきるでしょう。

コンサルタントとは    

コンサルタントという言葉を聞く機会は多いですが、実際のところ、コンサルタントとは何なのでしょうか。
コンサルタントの語源は「相談する」というものです。
コンサルタントは、クライアントとなる企業の経営課題をリサーチし、浮かび上がった課題を解決するための戦略を立案する、といったサービスを提供します。
クライアントからすると、コンサルタントに「課題について相談する」ということになるでしょう。

上記のような、経営課題の戦略・立案は主に戦略系と呼ばれるコンサルタントが行うもので、他にIT戦略と経営戦略を結び付けて提案を行うIT系コンサルタントや、業務改善のための提言を行う業務コンサルタントなど、さまざまな種類が存在します。

なお、日本ではコンサルタントのことを略して「コンサル」と呼ぶことが多いです。

コンサルティングは外部に依頼すべき理由

コンサルティングに依頼するとなると高額な費用になることが多いです。
自社の経営課題の解決のための利用するのであれば、自社で経営戦略部など専門の部署を作るのも一つの方法でしょう。
しかし、こうした経営課題については、社内の人材ではなく、コンサルティング会社に依頼することによるメリットがあります。

コンサルティング会社は、コンサルティングを専門に取り扱っているため、その分野の豊富な知見を持っています。
実績のあるコンサルティング会社であれば、自社の課題と似た事例の経験も持っているかもしれません。

その他、社内の人材で経営課題に関する戦略を立案するデメリットとしては、配置換えを行うことで現在の業務に支障が出る可能性があるということが挙げられます。
経営課題に関して戦略を立てられるような人材であれば、社内でも重要なポジションを占めていることも多いはずです。

コンサルティングを依頼するメリット

ここでは、改めてコンサルティングを依頼するメリットを見ていきましょう。

・ 自社にはないノウハウを取り入れられる
・ 客観的な視点による助言を得られる
・ 短い期間での成果が期待できる

自社にはないノウハウを取り入れられる              

コンサルティングを依頼することにより、自社にはないノウハウを取り入れることができます。

コンサルタントは業界について深くリサーチしているだけでなく、他の会社にもコンサルティングを実施しており、同業他社はもちろん、業界外の成功例や失敗例などさまざまな情報を持っています。

社内にいるだけでは得られないことを教えてもらえるという点は大きなメリットだといえます

監修 藤間 秋男
TOMAコンサルタンツグループ株式会社 代表取締役会長 公認会計士 税理士

客観的な視点による助言を得られる               

また、コンサルタントによる客観的な視点からの助言を得られることも大きなメリットです。

何らかの理由で事業などが上手くいっていないとき、社内の目からだけでは原因がわからないことも多くあります。
経験豊富なコンサルタントであれば、過去の事例から類似点を見つけ出し、的確にアドバイスを行うことができるでしょう。

専門家からのアドバイスなら納得できる、という方も多いでしょう。

監修 藤間 秋男
TOMAコンサルタンツグループ株式会社 代表取締役会長 公認会計士 税理士

短い期間での成果が期待できる

コンサルティングを依頼することで、短い期間での成果を期待できます。

経営課題解決のための部門を自社で作るとなると、人材育成から始めることになり、時間がかかってしまう可能性が高いです。
その点、コンサルティング会社に依頼すれば、専門家が経営課題解決のための戦略を立てて、スピーディーにプロセスを進めていくことができるのです。

コンサルティングを依頼するデメリット          

一方、コンサルティングを依頼するのにはデメリットもあります。

・ コンサルティング費用が発生する
・ コンサルタントの費用にバラつきがある

それぞれ見ていきましょう。

コンサルティング費用が発生する

当然ですが、まず費用(コンサルティングフィー)が発生します。

コンサルティングの具体的な費用については、期間や内容をどうするのかなどを加味して決定します。
また、例えば期間が延びたといったケースでは、契約内容によっては当初の予算に追加で支払わなければならないこともあるため注意が必要です。

コンサルティング費用は、どのコンサルタントに依頼するかによって大きく変わります。自社にとって一番費用対効果が高くなるよう依頼先を決めることが大切です。

監修 藤間 秋男
TOMAコンサルタンツグループ株式会社 代表取締役会長 公認会計士 税理士

なお、コンサルティングの費用はサービスの質が上がるほど高額になる傾向にあります。

コンサルティング会社に依頼する前に、自社がどのような点が課題となっていて、どのように解決すればよいのか、一度明確化しておくとよいでしょう。 そのうえで、現在の状況に合ったコンサルティング会社に依頼することで、費用対効果を最大化しやすくなります。

コンサルタントの質にバラつきがある

実際のところ、コンサルティング会社のサービスは玉石混合です。

コンサルティング会社に依頼するときは、まずは経営課題を解決するためのサービスを提供できるのか、しっかり見定めなければなりません。
最低限やっておきたいこととして、ホームページの内容がしっかりしているか、インターネット上の口コミはどうなのかといった点は確認しておくとよいでしょう。
その上で、契約前に具体的にどのようなコンサルティングサービスを提供してくれるのか、どんどん質問していくことが大切です。
こちらが聞いた質問に納得できる回答をしてくれるか、また実績はあるのかなどを確認しておきましょう。

契約前に、できる限り現状の課題を伝えて、どのように解決してくれるのか、また改善後に具体的に売上がどの程度増えそうかなど数字を示してもらうことが大切です。

監修 藤間 秋男
TOMAコンサルタンツグループ株式会社 代表取締役会長 公認会計士 税理士

なお、コンサルティング報酬は高額になることが多いですが、例えばコンサルティングによって売上が増えた分の〇%を報酬として支払う、といった成果報酬制にできないか聞いてみるのもおすすめです。

この方式であれば、うまくいけば売上から報酬を支払えばよく、仮にうまくいかなくてもダメージを最小限に抑えることができます。

また、成果報酬制で受けてもらえるということは、それだけ自信があるということの裏返しだともいえるでしょう。

コンサルティング依頼の必要性が高い企業

コンサルティングを依頼するメリット・デメリットを踏まえ、どのような企業がコンサルティングを依頼する必要性が高いのでしょうか。

具体的には、以下のような企業は特にコンサルティング依頼の必要性が高いといえます。

・経営課題を抱えている
・社内に経営課題を解決するための戦略を立てる人材や部門がない
・今後、課題を解決して大きく業績を伸ばしたい

ここ数年、売上を伸ばせていない、売上目標を立てても達成できないといった場合には、何らかの課題があり、その課題を自社の人材だけでは解消できていない可能性があります。

こういった企業は、コンサルティング会社に依頼する必要性が高いといえるでしょう。

上記のような状況であっても、自社内に経営課題を解決するための戦略を立てる人材や部門があれば、コンサルティング会社に依頼する必要はないかもしれません。

しかし、特に中小企業の場合はそのようなリソースが乏しいことも多く、一から作るのには時間もコストもかかってしまいます。

また、そもそもの前提として、今後課題を解決して業績を大きく拡大していきたいと考えているかどうかもポイントとなります。

コンサルティング会社に支払う報酬は安いものではありません。 報酬を支払ってでも、プロに課題解決のための戦略を立てて欲しいと考えている企業は、コンサルティング会社を利用するべきであるといえます。

コンサルティング会社の比較ポイント

コンサルティング会社にもさまざまありますが、選ぶ際には以下のような点を確認しましょう。

・ 担当のコンサルタントは納得できる提案をしてくれるか
・ 自社の課題に対して予算感は合っているか
・ 自社の課題に対してコンサルティング会社の得意分野がマッチしているか
・ 過去の実績は豊富か
・ アフターフォローは充実しているか

まずは自社の課題に対して、コンサルティング会社の提示する予算感が合っているか、また得意分野がマッチしているか、過去の実績が豊富かといった点をよく検討するとよいでしょう。

また、コンサルティング会社の実績が豊富で得意分野がマッチしていても、担当者次第で結果が変わってしまうこともあります。
コンサルティング会社だけでなく、担当のコンサルタントはどうなのかという視点を持つことも大切です。

その他、コンサルタントの選び方について、より詳しくは以下記事で解説しているので、参考になさってください。

コンサルタントの選び方7つのポイント|主な種類や選定基準を解説

まとめ

コンサルティングを依頼するメリット・デメリットや選び方などお伝えしました。

自社の経営課題に対して、戦略を立てるプロであるコンサルタントにコンサルティングを依頼することで業績を大きく伸ばせる可能性があります。
しかし、コンサルティングの依頼にはメリットもあれば、デメリットもあります。
自社に経営課題を解決する方法としてコンサルティング会社への依頼を検討されている企業は、本記事の内容を参考にしてみてください。