経営者に必要な10個の資質!足りない部分を補うには?

「自身の経営者としての能力について悩んでいる」「経営者にはどのような資質が必要なのか知りたい」と考える経営者も多いのではないでしょうか。会社を継続させ、さらに発展させていくためには経営者としての資質が重要です。 この記事では、経営者として必要な10の資質について紹介します。自身に当てはまるかどうか確認してみてください。 経営者としての資質を身につけて、自信をもって経営の舵取りを行えるようにしましょう。


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経営者に必要な10個の資質

ここでは経営者に必要な10個の資質について考えてみましょう。

1.明るさ

真っ先に考えられるのは、明るい性格であるということです。経営者は孤独な仕事です。重要な決断を迫られたり、資金繰りが思うようにいかなかったりと気が滅入ることも多いでしょう。しかし、暗いリーダーについていこうという人はそういません。

リーダーが明るく前向きであることは、社員にとっても前向きに仕事に取り組むことにつながります。また、顧客や取引先に対しても良い印象を与えることができるでしょう。経営者がポジティブで明るいということは何より大切なことです。

2.勤勉さ

学び続ける姿勢も経営者として重要な資質のひとつです。学んで終わりということではなく、学び続けるということが大切です。学んで終わる人が成功するのであれば、優秀な大学を出身した人は皆、成功者となります。実際はそうではなく、社会に出てからも学び続ける人こそ成功します。

会社のトップである以上、財務や経理、法律などのあらゆる知識が必要です。知識がなければさまざまなことを判断できません。新しい知識を吸収し続けることはとても重要です。

3.先見性

業績を好調に保つには、時代の先を読む力が必要です。言っていることが毎回同じであったり、何年も前と同じことを言ったりしているのは、経営者として変化に乏しく時代についていけていないことのあらわれです。

常にアンテナを高く張っていて、これからの時代を先読みし、新しいビジネスを探すことができる人こそ優秀な経営者であるといえます。先見性は生まれ持ったものもありますが、経験を積むことによって磨くことも可能です。

4.柔軟性

経営者には、世の中の流れにうまく対応する力が求められます。ビジネスは時代の流れによって変化しているため、企業が変化に対応するには、経営者が柔軟でいることが重要です。

普段から情報をインプットし続け、必要な場面で柔軟に決断を行うのがトップの仕事といえます。リリースしたサービスの内容に固執せず、必要があれば方向転換を行う。これができるのは経営者として大きな強みになるでしょう。

5.論理的思考力

論理的に考え、状況を冷静に分析することは課題解決に役立ちます。論理的思考力は経営者に限らずビジネスパーソンには不可欠な能力であると考えられていますが、経営者であればなおさら高いレベルが求められるでしょう。

経営判断をするうえで、直感が必要な場面もあるかもしれませんが、直感ばかりに頼った経営はリスクが大きすぎます。論理的に現状を分析し、筋道立てて経営方針を示せる経営者こそ優秀といえるでしょう。

6.判断力

会社経営において、経営者は常に意思決定を求められます。スピーディーに正しい判断を下すことは非常に重要です。判断が遅い、あるいは誤った判断を下してしまうことで、経営に大きな支障をきたすこともあるでしょう。

論理的思考力を持ち合わせていることはもちろん、物事を俯瞰的に見て大局を判断し、会社を正しい方向に導いていくことも大切です。

7.コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、従業員を動かし、顧客と関わるうえで必須の能力です。従業員へ指示を言い渡す際は、具体的かつ正確に伝えなければなりません。顧客へ自社の製品などをプレゼンテーションする場面においてもコミュニケーション能力は非常に重要です。

また、従業員との円滑なコミュニケーションを取ることで、目標達成へのモチベーション向上につながります。経営者のビジョンと従業員のビジョンを一致させることは、社員が一丸となって課題に取り組むのに役に立つでしょう。

8.明確な経営理念やビジョン

経営理念とは、会社の目指す方向を言葉で示したものです。経営理念がなければ、従業員は何を指針にして行動すべきか分からなくなります。経営者が明確な経営理念やビジョンをもち、それを従業員に浸透させることは非常に重要です。

日々の業務の中で判断に迷ったときに、はっきりとした経営理念やビジョンがあれば、やるべきことも自ずと見えてくるはずです。逆に経営理念やビジョンがぼやけていると、誤った判断をしてしまう可能性があります。

9.財務や会計の知識

経営を行うにあたって、常にお金のことを考える必要があります。会社のお金の流れが分かっていなければ、何にどれだけ投資すべきかを判断できないからです。損益計算書や貸借対照表の理解は、最低限必要です。

業界の動向を把握するうえでも、同業他社の会計情報や世界経済の状況には日頃から気を配っておいた方が良いでしょう。財務、会計に関する知識は、必要があればセミナーや通信講座などを使って身につけましょう。

10.資金調達力

開発費や人件費など経営には資金力が必要です。必要な資金を調達できなければ、会社が倒産してしまうおそれもあります。銀行からの融資や国や自治体からの助成金など、資金調達も経営者の重要な仕事のひとつです。

融資を受けやすくするには、入念に事業計画を立てる必要があるでしょう。一度、融資を受けることができれば、長く取引を続けられるよう付き合っていくことも大切です。

経営者に必要な資質が足りない場合

ここまで、経営者に必要な10の資質について説明してきました。では、これらの資質が足りない場合、どうすれば良いのでしょう。経営者に必要な資質が足りない場合の解決策を紹介します。

足りない部分を補える人材を探す

これまでに紹介した資質を経営者ひとりがすべて備わっている必要はありません。自分でどうにかすることが難しい場合は、足りない資質を補える人材を探すというのもひとつの選択肢です。

たとえば、社内のなかから必要な資質を持つ優秀な人材を集めることなどが考えられます。社内に該当する人材が見当たらなければ、新しく募集したり、知り合いに声をかけたりすることを検討してみると良いでしょう。

経営について学び続ける

経営者としての資質を身につけるには、常に学び続ける姿勢を持つことが大切です。社員はもちろん、外部の専門家など、さまざまな意見に耳を傾けることは、会社の永続発展において非常に重要です。

TOMA100年企業創りコンサルタンツ株式会社なら、経営に関するあらゆる悩みごとをワンストップで解決します。経験豊富な専門家によって、経営者に必要な資質を身に着けるサポートを行います。経営者に必要な資質についてお悩みの場合は、ぜひご相談ください。

まとめ

経営者として必要な資質には、明るさや勤勉さといった性格的なものに加えて、コミュニケーション能力や財務、会計の知識などテクニカルなものも数えられます。何よりこれらのことを学び続ける姿勢が問われます。

どうしても身に付けることが難しい資質については、その資質を身に付けている人材を探すということも考える必要があるでしょう。

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