100年企業創りレポート

藤間秋男の100年企業創りレポート vol.305 2023.10月号

2023.09.30 Sat

赤文字:藤間のコメント

黒太文字:引用

1.「後継者難」で2023年4月倒産43件 過去最多 

要因別は、代表者の「死亡」が19件(構成比44.1%)、「体調不良」が17件(同39.5%)で、
この2要因で「後継者難」倒産の8割超(同83.7%)を占めた。
産業別は、最多が建設業の15件(前年同月比150.0%増)。
次いで、サービス業他11件(同175.0%増)、製造業6件(同45.4%減)の順。
2022年の経営者の平均年齢は63.02歳(前年62.77歳)で、上昇が続いている。
一方で、2022年の「後継者不在率」調査(約17万社対象)では約6割(59.9%)の企業で
後継者が未定だった。
こうした状況を背景に、2022年に休廃業・解散した企業の経営者の年齢は
60代以上が86.4%に達している。
後継者の有無は、企業の将来性に重要な意味を持つ。ただ、多くの中小企業は代表者の高齢化が進み、後継者の育成や事業承継の準備が遅れているケースは少なくない。
さらに、後継者不在による企業の倒産や廃業は、一企業の問題だけでなく
地域経済にも影響を及ぼしかねない。
自治体や金融機関も事業承継に動き出しているが、
まず代表者自身が先を見据えた経営方針を決定することが必要だろう。

「2023年4月の「後継者難」倒産43件 4月では、調査開始以降で最多を記録」
株式会社東京商工リサーチ https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1197664_1527.htmlより

日本人男性の平均健康年齢は、72歳と言われています。
日本人の死因の半数を占める三大疾病(がん、脳血管疾患、心疾患)、脳溢血、脳梗塞、心筋梗塞など、突然の発病も多く、それによる年間死亡は約70万人、三大疾病患者数845万人になります。そうなってからでは後継者がいなければ手遅れになりますよ!
遺言も書いておかないと突然死は間に合いません。
さらに、65歳以上の約16%が認知症であると推定されています。
早く後継者を作る努力をしなければなりません。
TOMAはそのお手伝いをさせていただきます

2.ビッグモーターの経営理念

経営理念
1.常にお客様のニーズにあったクオリティの高い商品、サービス、情報を提供する
2.目標利益を確保して会社を存続発展させる
3.社員の生活安定向上を図る

株式会社ビッグモーター POLiCY https://globalpolicynetwork.org/detail/9250001011590 より

最近噂の㈱ビッグモーターの経営理念は毎日唱和していたらしい。
それであんな問題がおきてしまったのはなぜでしょうか?
経営理念に、お客様のニーズにあった提供、会社存続利益を確保して存続発展させる、
社員の生活安定向上を図るとあります。
社会貢献や地域貢献はありませんでした。
また、お客様のニーズにあったクオリティーの高い商品・サービス・情報提供を唱和しながら
色々な問題をおこしています。理念の唱和がお題目になっていたのでしょうね。
「 目標利益を確保して、会社を存続発展させる」「社員の生活安定向上を図る」は、
達成されているのでしょう。
私は、経営理念が間違っていたし、お題目になっていたし、
常に経営理念どおりの経営をしているか確認すべきだったと思います。
もし前社長が知らなかったとすれば、本当に「裸の王様」であったと思います。
もう一度経営理念を見直してみませんか? TOMAがお手伝いいたします。三方良し経営です。
①社員の幸せ作り
②お客様の幸せ作り
③地域・社会の幸せ作り
が入っていますか?

3.幸せの4つの因子 前野隆司

① 「やってみよう」因子 (自己実現と成長の因子)
・私は有能である
・私は社会の要請に応えている
・私のこれまでの人生は変化・学習・成長に満ちていた
・今の自分は「本当になりたかった自分」である
② 「ありがとう」因子 (つながりと感謝の因子)
・人の喜ぶ顔が見たい
・私のことを大切に思ってくれる人たちがいる
・私は人生において感謝することがたくさんある
・私は他者に親切にし、手助けしたいと思っている
③ 「なんとかなる」因子 (前向きと楽観の因子)
・私は物事が思い通りにいくと思う
・私は失敗や不安な感情をあまり引きずらない
・私は他者との近しい関係を維持することができる
・私は人生で多くのことを達成してきた

④ 「ありのままに」因子 (独立と自分らしさの因子)
・自分と他人をあまり比較しない
・私に何ができて何ができないかは外部の制約のせいではない
・自分自身についての信念はあまり変化しない
・テレビを見るときはあまり頻繁にチャンネルを変えない

「月刊三方よし経営」モラロジー道徳教育財団 令和5年6月号 より

幸せ経営(ウェルビーイング経営)は、「やりがい」と「つながり」です。
経営者自身が幸せになる必要があります。
そしてその幸せ感を社員・お客様・社会に伝えていくのです。
経営者が幸せになっていますか。理念・ビジョンの実現に向けてワクワクしていますか。
TOMAがお手伝いさせていただきます