100年企業創りレポート

藤間秋男の100年企業創りレポート
vol.228 2017.05月号

2017.05.01 Mon

1.人生の勝負は朝で決まる。(千田琢哉250万部ベストセラー学研プラス刊)

 ①目覚めが不幸な人は、不幸な人生を送っている。目覚めが幸せな人は、幸せな人生を送っている。

 ②目覚めを清々とすることが人生を好転させる要だと気づかされた。

 ③早起きこそが成功の秘訣なら、新聞配達の人たちは全員大富豪?ではなく「自然に早起きしてしまうほど、大好きなことに没頭すれば成功しやすくなるのだ。」

 ④生まれつき朝に強い人はいない。大好きに生きるから朝が早い。

 ⑤出社時間は人生の集大成だ。いかなる理由があろうと遅刻は「やる気がない」ことの証拠だ。

 ⑥3時間残業するより30分早く出社する方がお得。

 ⑦早朝にメールするとエクゼウライブにウケがいい。

 ⑧始業時刻までに「やらなければならないこと」を終わらせる。

 ⑨朝9時から正午までは頭を使う仕事に集中する。

 ⑩早朝からフル回転すると昼過ぎから眠くなるがそれでいい。(昼寝)

 ⑪夜が元気な人より朝が元気な人のほうがカッコいい。

 ⑫「おはようございます。」は100%自分から発言すると決めておく!

私も毎日6時すぎには出社しています。朝いろいろやることがあり決済もほとんど、9時までには済ましています。

すがすがしいです。幸せな人生だと思っています。

今日から朝方人間めざしませんか?幸せになれますよ!

 

2.「幸せな職場づくり」はこれからの最重要テーマです

自分が幸せだと感じている人はそうでない人より10年長生きするというレポートをイリノイ大学エド博士が発表し結論づけています。

すべての事に「あたり前」と思われずに感謝していくと、幸せ感が出てきますが職場での幸福感を高めるためには

 ①健康的な生活習慣を保つ(就業体制の整備、習慣教育)

 ②組織の公平性を担保する。(評価システム、職場環境の整備)

 ③個人のライフプラン(キャリアプラン策定)

 ④相互交流を促し関心度を高め、仲間意識をつくる。

 ⑤減点式でなく、加点式の評価システム

 ⑥全員参画型の経営にシフト(幹部による経営計画策定、提案制度)

 ⑦理念・ビジョン追求型の経営にシフトする。(船井総研 橋本直行)

TOMAグループでも、②④⑥⑦は先行してますが、まだまだです。社員の家族の幸せ創りをもっと実践していきます。外部アンケートでも社員満足度66%ですが、90%にしたいです。

 

3.社名の由来(エヌピー通信社) おもしろいですね!

 ①「イエローハット」通学児童の「黄色い帽子」に交通安全の願いを込めて。

 ②「花王」顔石鹸の顔(かお)から「花王」。

 ③「カルビー」カルシウムとビタミンB1との造語。

 ④「キャノン」観音菩薩の慈悲にあやかりたい。「キャノン」でなく「キヤノン」。

 ⑤「サンスター」昔は自動車メーカーの取引先「星光社」の星光。

 ⑥「資生堂」儒教の基本書籍「易経」に「萬物資生」から。

 ⑦「シャープ」早川式繰出鉛筆を米国で大ヒットし「シャープペンシル」。

 ⑧「DHC」前身の社名「大学番羽訳センター」で部門として残っている。

 ⑨「リンナイ」創業者の内藤、2代目の林社長で(林)(内)となった。

 ⑩「松竹」創業者は双子の兄弟で松次郎、竹次郎。

TOMAグループも、130年続いているTOMAグループ初代藤間秀孝とTOMAコンサルタンツグループ初代藤間秋男で「TOMA」としています。

プライスウォーターハウス、KPMGなど、世界的コンサルタンツファームもほとんど創業者の名で一族がいなくて続いています。

 

4.「松下幸之助」経営百話(10巻)を使い、肉声で語りかけてくれる珠玉の経営哲学を月1回1巻ずつ朝8時から1時間TOMAの有志で学んでいます

有志は15人くらいの若手が多く幹部やコンサル系社員が少ないのが残念です。

主婦パートも参加しています。

稲森和夫さんもこのDVDは松下幸之助の経営哲学の集城であり、松下幸之助の経営・人生の真髄が語られていて経営を担われている方が必見のDVDと言っています。

第一巻経営の基本理念十語

①「企業は誰のものか。」全国民のもので、共有のものだ。便宜上われわれが選ばれてそれをやっている。

②「税金で悩んだ話。」企業は「公」のものだから、税金はガラスばり。

③「真使命を悟る。」基本理念を重視する松下幸之助の姿勢がある。

④「生産人の使命。」水道哲学であらゆる物資が水道の水のごとく安くなったらこの世に貧というものがなくなるだろう。

⑤「利益とは」利益は企業活動の目的ではなく、社会へ奉仕貢献したことに対する報酬だと考えています。

⑥「利益確保は義務」天下の金を使い、天下の人を集めて赤字になるのは、非常に大きな罪悪。経営者も遠征でないから引き下がれ。

⑦「適正利益の根拠」自己資本を蓄積して発展するための利益。

⑧「世間は正しい」世間は正しい判断を下す。世間を信頼してその声に素直に耳を傾け、なすべきをなしていけばよい。

⑨「中小企業は弱くない」中小企業だからこそ、従業員の力を100%あるいは、それ以上に発揮させられる。大企業は従業員の力を70%しか発揮しない。

⑩「共存共栄を目指して」経営の基本理念が究極のよりどころ。経営者はみずからの人生観、社会観、世界観を正しく確率することが大切。

目からウロコです。

経営の神様をもっともっと学んで、社員・家族の幸せ創り、お客様の幸せ創り、地域の幸せ創りします。

 

5.「感動経営コンサルタント」になって学んだこと (その1)

 ①「感動経営」と収益性。新規顧客の獲得費用は顧客維持コストの役5倍。お客様を感動させることが大切。

 ②レストラン「カシータ」はお客様のリピーター率が98%で広告宣伝費「0」で新規は感動したお客様からの紹介で拡大し続けています。(都内4店舗)

 ③「ヘビーユーザー」は増えていますか。価値客と価値観を同じにするお客様と長く付き合う。現場の社員もやり甲斐が高いはず。価格客は、値段で逃げていきます。

 

6.成功する経営者は水を汲みに行くのが速い。成功し続ける経営者は井戸を掘るのが速い。

この2人の決定的な差は「仕組化」の発想だ。

前者は一担成功するが、自分で仕事ができるこからこそ「仕組化」を軽視する。だから、安定的な経営、効率的な経営が出来なくなる。

あなたは毎日、水を汲みに行くか?井戸を掘るか?どちらですか?

「藤間はいつも、社長がやらなくてもできる仕組化を考えています。

結果、社員が育っていき、まかされた社員のモチベーションが上がります。

(プレジデントアカデミー経営の定期点検)

 

7.「理念と経営」の勉強会700回になります (TOMAは10年で業績2倍になりました。)

 ①2017年2月号にTOMAの「理念と経営の勉強会」紹介されました。

 ②経営者は夢を抱き、いかに社員やお客様に伝えるかがトップの仕事。

 ③人と人が「2m以内」でコミュニケーションをとるのが、ひょっとすると最高のサービスかもしれません。

 ④物語を掘り越しながら、ネーミングは徹底的に教えました。

 (①~④巻頭対談より 一橋大学名誉教授 野中 郁次郎 氏 × 九州旅客鉄道株式会社  代表取締役会長 唐池 恒二 氏)

 ⑤「2割のメニュー」「2割の顧客」に特化し「地域ダントツ店」をつくる。

 ⑥サーカス団員制度。30,000人、準団員(一般)、正団員、スター団員 (スーパースター団員)のおむかえの詩、6ヶ年会、試食会。

 ⑦クレーム対応こそ一転、ファンになってくださる。お怒り度合を四段階に分けて対応している。

 ⑧利益追求だけ熱心な企業は例外なく長続きしません。心の研鑚、そこから生まれる哲学が経営者には不可欠です。

 (⑤~⑧有限会社ラッキーピエログループ 代表取締役 王 一郎 氏)

 ⑨お客様は親友

 (⑨有限会社エスタシオ 代表取締役 舟木 なみ)

 ⑩若者が心に火を点け「高い理想」に挑むには職場教育しかない。

 ⑪真の従業員満足とは、一人前の立派な人間として育てること。

 ⑫最後は、高い理想をもって実力を磨いた人が勝利する。

 (⑩~⑫日創研グループ代表 田舞徳太郎 氏)