100年企業創りレポート

藤間秋男の100年企業創りレポート
vol.227 2017.04月号

2017.04.01 Sat

1.お客様から大変うれしいメールと色紙をいただきました

「TOMAのIさん始め皆様のおかげで、10年ぶりに決算賞与を支給することが出来ました。本当に感謝しております。」とメールをいただき、大きな色紙に

①おかげ様で大きく成長できました。TOMAのIさんのサポートのおかげです。私がやりきれない部分をIさんが笑顔でサポートしてくれた事は、一生忘れません。(会社代表)

②Iさん、Iさん!!いつも優しい笑顔で接してくれ、かけていただく言葉のほとんどが褒め言葉で手本にします。

③だいぶ長いお付き合いです。会社の変化を感じて下さっていると思います。これからも、優しい眼差しで見守って頂けたら幸いです。

他たくさんのお言葉。涙が出るほどうれしいです。

会社の業績が良くなって褒めてくださる。TOMA社員の最高の喜びです。本当にありがとうございます。

TOMAのIさんは、TOMAの誇りであり宝です。

 

2.挫折の真価 (救う力―古岡秀人著 寅済堂出版)

①良い経験とともに、悪い経験も味わった人でないとわからない人生の豊かさ。 

②失敗や挫折のない人生は、豊かではない。

人は、「人生を豊かにしたい」「幸せに生きたい」と願うが起伏のない安定した人生に豊かさは宿らない。真の豊かさとは、良い経験と思い悪い経験の落差のことだ。

落差を何度も味わってこそ、人生は豊かさを増していく。行動することに臆病であってはならない。失敗を恐れてはいけない。行動しなければ、プラスもマイナスもない。一生、ゼロのままだ。

 

3.人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力 (稲森和夫)

 ①この公式は、平均的な能力しか持たない人間が偉大なことをなしうる方法はないだろうかという問いに私が自らの体験を通じて答えたものである。

 ②「能力」は、多分に先天的なもの。(0~100)

 ③「熱意」は、自分の意思で決められます。(0~100)

 ④「考え方」は、人間として生きる姿勢(-100~100)

  それらのかけ算になるので、考え方がマイナスの人はいつまでもマイナス、能力が普通でも熱意と考え方がプラスであれば、はるかに素晴しい結果を残すことができる。

 

4.七十にして、心の欲する所に従えども矩(のり)を踰(こ)えず。(先日100際を超えてお亡くなりになった伊興田覚先生より学んだ論語の一句)孔子様の言葉

  ①15で学を志し、30になって一つの信念を以て世に立った。

  ②40になって物の道理がわかるにつれて迷わなくなった。

  ③50になって自分が天のはたらきによって生まれ、また何者にもかえられない尊い使命を授けられていることを悟った。

  ④60になって人の話や天の声が素直に聞けるようになった。

  ⑤70を過ぎる頃から、自分の思うままに行動しても決して道理を踏み外すことがなくなった。

藤間は孔子様とは違い、迷い、天命を完全に見つけられず、素直になれていません。

しかし、これからも学び、実行し、悩み続けて迷わず天命を知り、素直になって最後は自分の思うままに行動しても、決して道理を踏み外さないような人間になりたいです。

そのために努力し続けます。

 

5.松下幸之助が示した重役心構え6ヶ条 (木野親之)

①会長、社長は真に一体となって会社業務全般を統御していくこと。会長、社長は重要問題についてお互いが、すべてを知り合っておくように努めること。

②会長、社長は確固たる経営の基本方針を遵守することに精励し、同時に広く社会から寄せられる当社への要望を期待に正しく答えていくことに努力する。

③現業は、専務または常務どまりとする。会長社長は経営に関しては、重要かつ基本的な問題について指摘し、指示するものとし、個々の業務に関する具体的指示をする必要のなくなることが望ましい。

④会長、社長はじめ現業重役諸氏は、社会のすべての人々を師匠と仰ぎ、常に礼節を重んじ、謙虚な態度で接すること。率先垂範すると同時に、全従業員にこの重要性を徹底すること。(80歳の時、会長辞任の際に示したもの)

私も、10月には会長となりました。社長と二人三脚で、互いの足りないところ、できないところをフォローしながらやっていきたいと思います。私は、市原訢社長の応援団長になります。

 

6.感動経営コンサルタントになりました。(次号から少しずつ紹介していきます。)

感動経営コンサルタント協会の代表の臥龍が30年かけて開発したコンサルティング手法を学びました。

「クライアントの社長と従業員が輝き、クライアントのお客様が感動し増収増益軌道に乗る「感動企業」を毎年10社以上生み出し「高度幸福化社会」創造の一隅照となることを使命としています。

①事業とは、個客の創造と個客の離脱阻止である。

感動経営では顧客ではなく、個客とし、一人ひとりのお客様の顔の見えるお付き合いを志向しています。そして、市場減少の時代、お客様の離脱防止も重要です。

②伸びる会社、儲かる社長のたった一つの特徴は「重要だけど、緊急でない仕事」をやり切る。

逆に、社長や幹部の「忙しい」の中身が納期仕事やクレーム仕事などの「重要で緊急な仕事」で占められている会社で成長・発展し続けることは絶対にない。

「重要だけど緊急でない仕事」とは、

ⓐ経営理念の確立と浸透 

ⓑ夢ビジョンの作成、確率、浸透 

ⓒ働きがいのある会社作り 

ⓓ社員を巻き込んだ毎月の行動計画作り 

ⓔ毎月月初の反省会議(幹部、社員)

ⓕ行動計画の実行度合による人事制度構築 

ⓖ新商品開発 

ⓗ社員教育 

ⓘ新市場開拓 

ⓙ営業戦略 

ⓚ価格政策 

ⓛ新卒採用

など、いろいろあります。これらをやり切らないと成長・発展はありません。

けれども、後まわしやできなくてあきらめている会社があります。結論はすべて、経営計画の中に入れ込むことです。

TOMAで経営計画竩、実施状況チェックなどお手伝いさせていただきます。

 

7.「理念と経営」の勉強会 月刊「理念と経営」1月号より

10年間藤間と社員とお客様で学び続けてTOMAは売上2倍になりました。

①努力とストレスは苦ではなく、ストレス食べて活力にしています。

②信頼できるとは、言われたことをきちんとやる。新入社員の第一の鉄則。

③人間は死ぬまで努力。考えもしないような幸運が舞い込むのは努力しているから。

(①~③巻頭対談より 棋士 羽生 善治 氏/ 前伊藤忠商事株式会社 取締役会長 丹羽 宇一郎 氏)

④お客様に喜ばれる革新を重ね、新しい酒文化を創造する。

⑤社長業は決めること。社員からの提案も先送りでなく決めることです。

⑥改革できるのは、「よそ者・ばか者・若者」よそ者は養子他。

⑦いい時こそ次に向けての手を打たなければなりません。

(④~⑦梅乃宿酒造株式会社 代表取締役 吉田 佳代 氏)

⑧経営者が止まると会社の成長もそこで止まる。

⑨理念を浸透させるには、経営者が志の高さとか使命感を内省する。

(⑧~⑨株式会社おぐら 代表取締役 甲斐 輝貴 氏)

⑩「切磋琢磨」してこそ、初めて天賊の才能に気づく。

⑪社長力とは人格向上と経営能力に的を絞って努力を継続すること。

⑫自分に甘え、人に甘える生き方だけは改めて、努力は必ず報われる。

(⑩~⑫日創研グループ代表 田舞徳太郎 氏)