100年企業創りレポート
2026.03.31 Tue

赤文字:藤間のコメント
黒太文字:引用
原則 1 「 5%社員」の 98%が「目的」のことだけを考える
「5% 社員」に対してアンケートやヒヤリングを行い、その結果を4 社のAI サービスを使って分析しま
した。すると、高い頻度で出現する名詞は「結果」や「目標」でした。そして「達成する」「成し遂げる」「認められる」という動詞が多く使用されていました。
これらの言葉は、95% の一般社員よりも3 倍以上使用されていたのです。(中略)
原則2 「5% 社員」の87% が「弱み」を見せる
「5% 社員」は、仕事に対しての知識を十分保有しており、しっかりと考えて動くことができます。
しかし、知識があるからと言って、それをひけらかしたり、他の人を下に見たりということを決して
しません。先輩だったり、上司の立場にあると、後輩や部下たちに対して偉そうな態度を取ってしま
いがちです。過去の武勇伝を何度も話すダメ上司はこの部類です。
しかし、「5% 社員」はそういったことはせず、むしろ謙虚で、さらに質の高い知識を習得しようと貪
欲です。つまり、「5% 社員」は、「自分がわからないことがある」「まだ学べていないことがある」という前提に立っており、他者から自分が持っていない知見を獲得しようとしています。「5% 社員」は、自分がわからないことに当たった時は、質問をし、わからないところをそのままにはしておきません。問題に対して真摯に学び、新たな知識を得ようとします。(中略)
原則3 「5% 社員」の85% が「挑戦」を「実験」と捉える
「5% 社員」は、自発的に行動して、結果として自分の活躍できるフィールドを見つけます。
天性の能力や運を否定はしません。しかし、成果を出し続けてトップ5% の評価を得る人材は、共通
して行動の量が多いことが特徴的です。95% の一般社員よりも「5% 社員」の方が、会話やチャットで
接する人数が多く、会議での発言頻度は一般社員より32%多く、社内での移動距離も22% 長かったの
です。一方、評価が良くない社員の口癖は「どうせ」や「だけど」です。(中略)
原則4 「5% 社員」の73% が「意識変革」はしない
「行動を変えるためには意識を変えないとダメだ!」という主張の自己啓発本が多々あります。
しかし、「意識が変わらないと行動を変えられない」というのは間違いです。
意識を変えることは必要です。ただ、それをじっと待っていても何も起こらないことを「5% 社員」は
理解しています。意識を変えて行動するのでなく、行動を変えることによって意識が変わるのです。
行動をしてみたら変化が起きたことを自覚し「行動を起こすことに価値がある」という意識に変わる
のです。(中略)
原則5 「5% 社員」の68% が常に「ギャップ」から考える
彼ら「5% 社員」は、目的を達成することを山登りのように捉えています。
はじめに山の頂上を意識し、今自分がどの位置にいてどれぐらいの時間とコストをかけて頂上に到達
するかを逆算し、そこに対して行動を起こしていきます。
95% の一般社員もそのような逆算を意識して山を登る人たちもいますが、彼らは準備に多くの時間を
要してしまい、スタートが遅れて、頂上に立って取り付くリードタイムが長くなってしまいます。
「5% 社員」は、まず最低限の計画、つまり旅のしおりを作ってから動きはじめます。
頂上を意識してコンパスを見ながら正しい方向に向かっていても、途中で振り返って間違いだと思え
ばすぐに戻ります。そして途中で内省することで行動を修正していき、最終的に最短距離で頂上に到
達することを目指します。
越川 慎司 『AI 分析でわかった トップ5% 社員の習慣』 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2020 年9 月25 日
本書の中で私が特に共感したのは、「挑戦を実験と捉える」という考え方です。
多くの人は、挑戦して成功すれば喜び、失敗すれば落ち込んでしまいます。しか
し挑戦を「実験」と考えれば、結果はすべて次につながる学びになります。成功
も失敗もデータであり、そこから次の一手を考えることができるのです。
私自身もこれまで数多くの挑戦をして、失敗も経験してきましたが、その一つひ
とつが次へのより良い結果を生むための大切な経験になっています。仕事でも人
生でも、挑戦を恐れず「実験」として行動を続けることが、成長につながるので
はないでしょうか。