TOMA100年企業創りコンサルタンツ株式会社

100年企業創りレポート

藤間秋男の100年企業創りレポート vol.302 2023.7月号

2023.06.30 Fri

赤文字:藤間のコメント

黒太文字:引用

1.「これでいい」と思ったら、そこで成長が止まる 

(東海バネ工業株式会社 顧問 渡辺良機 トップインタビュー『理念と経営』2023年4月号/2023年3月21日発行 コスモ教育出版より)              

 自社の何を伸ばし、何を捨てるのかをしっかりと見極めて、自社が進むべき方向性を明確に指し示すことだと思います。私はヨーロッパから帰ってきて、創業者が築いてきたオーダーメイドの単品手作りバネというビジネスモデルの火を消したくないと思いました。そのために技術力を磨き、言い値で商売をしていくことに徹したのです。もちろん、逆にコストで勝負してもいいと思います。そう決めたのなら、徹底的に価格を抑えてどこにも負けないコスト競争力をつければいいんです。

 34年間の社長在任中、「これでいいのだろうか」と悩みの連続でした。「これでいい」と思ったら、私自身の成長も止まりますし、会社の成長も止まると考えています。

 まさに、「今のままでよい」「現状維持でよい」と思ったら会社は成長しないだけではなく、停滞することになります。停滞は後退の始まりです。

2.人生の法則

(特集 人生の法則 藤尾秀昭 『致知』2018年9月1日発行/10月号 致知出版社より)

①桃栗三年柿八年、柚子は九年で実を結ぶ。梅は酸いとて十三年。蜜柑大バカ二十年 ー円覚寺横田南
嶺管長から教わった言葉である。修行時代、師匠からよく言われた言葉だという。二十年大バカにならないと、即ちこの一道にバカの如く脇目も振らずに打ち込まないとモノにならない、ということだろう。

②十年で得たそれは、人間の花は十年後に咲くということである。人間の花はすぐには咲かない。五年、六年でも咲かない。こんなに努力しているのに、と中途で投げ出す人がいるが、それでは永遠に花は咲かない。十年の歳月が教えてくれた法則である。

③二十年で得たのは、人生は投じたものしか返ってこない、ということである。人生に何を投じたか。投じたものが自分に返ってくる。人前では健気に努力しているふりをしているが、人目がないところでは手を抜く。それも人生に投じたものである。そういう姿勢はその時はさほど意識されないが、数年、あるいは数十年後に必ず自分の人生に返ってくる。恐るべきことである。

④三十年で得た気づきは、人生は何をキャッチするか、キャッチするものの中身が人生を決める、ということである。同じ話を聞いても同じ体験をしても、キャッチするものの中身は千差万別である。つまり人生は受け手の姿勢が常に問われる、ということである。そして、キャッチするものの質と量は、その人の真剣度に比例する。

⑤四十年のいま抱いている思いは、道は無窮ということだ。道に限りはない。人生、これでいいということはない。
この思いを示す道元の言葉がある。
「学道の人、もし悟りを得るも、今は至極と思うて行道を罷むことなかれ。道は無窮なり。悟りてもなお行道すべし」
道を学ぶ人は、悟りを得てもこれでいいと思って修行をやめてはいけない。悟っても修行を続けなければならない、というのである。『葉隠』にもこうある。
「修行に於ては、これまで成就ということはなし。成就と思う所、そのまま道に背くなり。一生の間、不足不足と思いて、思い死するところ、後より見て、成就の人なり」
修行に完成はない。死ぬまでまだまだと思って修行する。そういう人こそ死んだ後に見ると、成就の人だと分かるの意である。

⑥最近、人間学の究極はこの言葉に尽きるのではないか、と思うようになった。それを釈迦が端的に表現している。
「上求菩提 下化衆生」である。どこまでも自分という人間を向上させていくこと。それが「上求菩提」である。「下化衆生」とはその自分をもって人のために尽くしていくこと。

TOMAも創業して40年たちます。この書かれた10年ごとの話は本当に納得いたします。

①10年までは今の仕事を続けなさい。あきらめてはいけない。

②20年で投じたものしか返ってこない。手を抜いたらその分返ってこない。

③30年でキャッチする力があるかないか。

④40年で道に限りはない。人生これでいいということはない。修行をやめてはいけない。

3.「未来への投資」は数字の外にある

 (「繁栄への着眼点」2023年5月の視点 日本経営合理化協会 理事長牟田太陽 会員企業宛てコラムより)

社長は自分自身の生活に付加価値をつけなくてはいけない。

商売の原則は、「売上=値段×数量」「利益=売上ー原価」である。

売上を上げる一方で原価を下げることでしか利益は上がらない。利益を上げなければ経営を続けることは難しい。もちろんこれは大前提である。

 しかし、「これだけをずっとやり続けている社長は良い社長か?」と訊かれたら「良い社長です」とは言い切れない。「未来への投資」をしていないからである。会社の5年後、10年後を救ってくれるような新事業を血眼になって探さなければいけない。新事業というものは常に目的意識を持っていなければ見つけることはできない。

 新事業を考えるのであれば、自社の弱点をカバーするものを考えてほしい。または、自社の閑散期をカバーするものでなくてはいけない。安易にカッコイイもの、流行りのものに手を出すべきではない。 

先日ある話を聞きました。「1を10にする商品開発」「0を1にする商品開発」。「0を1にする商品開発」に全力を尽くしている。これが未来への投資ではないでしょうか?

3.人々に理念と目標と理想を提示できない指導者は、指導者を名のる資格はない。

(松翁論語(経営編) 2022.7.13 WEBセミナー:江口克彦先生による「松下幸之助に学ぶ経営の神髄と実践」(マネジメント協会東京江口会 主催)レジメより)

a 方針=理念+具体的目標+最終目的・・+理想
       理念 ①・なぜ経営、仕事をするのか
           ・なんのために会社は存在するのか
          ②どのような考え方で経営、仕事をするのか

b 「人々(社員)に、「走る方向」と「走る心得」を教えずして、思い通りに成果をあげないという経営者は、経営者たる資格はない。」➡「一生懸命走れ!」だけではダメということ。

c 人間は、希望・目標を持たなければ、存在することができない存在である。

いっさいは人間のために!
人間からの出発!
人間誰でも偉大!
人間大事
(松下幸之助)

松下幸之助の考え方です。

5.「かっこいい」大人の定義

(無料メルマガ「社長のビタミン・一日一語」5741 「社内に『かっこいい大人』はいるか?」 臥龍 https://e-garyu.info/mag/vitamin0471.htmlより)

「かっこいい大人」定義は、以下の通りです。

「よく学び、よく働き、よく稼ぎ、しかも美学を持って!プラスよく社会貢献し、 残った時間で濃密に遊ぶ!」

私の知っている本当の成功者は、まさにこれの実践者ですね。私はよく稼ぎはできませんでしたが、美学も持てませんでしたが、それ以外はできていると思います。
もっとしたいのは、「残った時間で濃密に遊ぶ!」。そんな上司がたくさんいる会社が成長するのでしょうね。