藤間秋男のブログ

【実話】創業者が後継者にバトンタッチ出来て良かった事とは?

2020.12.28 Mon

 

コロナがうつってしまうかもしれない。そのような事態になったとき、会社はどうなるか。明日社長が亡くなっても、会社が続きますか?

今日は、創業者として後継者へバトンタッチ出来て何が良かったか、私の実体験を交えてお伝えします。

社長が亡くなっても残る会社とは

私は、TOMAコンサルタンツグループの社長として、私より20歳下の一族外の人間を後継者に選びました。彼を指名する前から、私が死んでも残るような体制は作っていました。社員みんなで会社のことを考えさせるという体制を作っていました。

反対に、社長が全部一からなんでもやってる会社は残らないです。なぜなら、社員は会社のことなんて考えていません。社長の言う通りやるだけです。それでは会社は残らないです。

「死ぬ」ことの3つの真実

「死ぬ」ということについて、田坂広志さんという方がおっしゃっている「3つの真実」があります。これは、誰も疑いようがない、違うと言えないことです。

一つ目は、「人は必ず死ぬ」
二つ目は、「人生は一度しかない」
三つ目は、「人はいつ死ぬかわからない」

実は私は、去年10月にガンの手術をしました。食道ガンで初期のガンですしたので、内視鏡でガンを取りました。甲状腺にもガンがあるということも聞いたのですが、これは大丈夫ということでした。

ガンがあると言われて、手術をした時に、「ああ、俺はいつか終わるんだな」ということをすごく自覚をしました。今は、毎日いろんな勉強をして、人を作りたい、人徳になりたいと思ってやっています。
やはり、「死ぬことは100%約束されている」ということを自覚し、覚悟をすることは必要です。

死生観を持ち、先ほど言ったようにこんな想いを持って、後継者を育てていただきたい、後継者を作っていただきたいです。
それはなぜか。

社員の幸せのためです。
お客さんの幸せのためです。
仕入先の幸せのためです。
地域の幸せのためです。

そのために次の代を作らなければなりません。「いつか」でいいかではなく、今日作る覚悟をしてやっていただきたいのです。これが皆さんにまずやっていただきたいことです。

社長は死ぬんです。
いつ死ぬか分からない、明日かもしれない。
だから、準備を必ずするということ。これが重要だということです。

30年続く企業は1%未満、30年残ったら立派

今日から100年、これから3代の後継者創りをしましょう。2020年に創業100年となる企業は、35,018社あるそうです。

「10年偉大なり。20年恐るべし。30年にして歴史になる」と言われています。皆さんの会社は、30年残っていれば、それは立派なことなのです。実は30年続く企業というのは1%を割っているのです。

皆さんは残って当たり前と思うかもしれませんが、そうではないのです。ですから、30年残ったら立派です。ですが、次の代を作らないと残りません。

今日から100年どうやって目指すかということを考えて、次の代をちゃんと作りましょう。次の代をちゃんと作ったら、その作った後継者はまた先代と同じようなやり方で後継者を作ります。だから100年までいくんです。

社長が4代いないと100年企業にならない。
任せないと後継者が育たない。
社長は一人で50年もできないです。

俺は100年社長やるっていう、18歳で創業して、118歳まで生きるんだという人がいますけど、118歳で経営していたらおかしいですよね。

だいたい65歳とか70歳で譲って、次の代をつくるということになると、4代の社長が必要です。

まとめ
・社員が会社のことを考える体制をつくる
・社長が一から全部やる会社は残らない
・人は必ず死ぬ、自分も死ぬと自覚する
・会社は残す努力をしないと残らない
・100年企業になるには4代必要

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