100年企業創りレポート
2017.12.01 Fri
今日は、「譲る者の心得38」の中で重要な心得をまとめます。
①明日、社長が亡くなったら会社は残りますか?
②事業承継を進めなくても、誰からも叱られません。皆が遠慮して言わないからです。けど、進めないと後継者は出てきません。
③事業承継の最大のリスクは、後継者に「やめた」と言われること。
④社長は社内、社外に譲る時期を宣言し、自らを追い込むべき。
⑤社長は譲る宣言を5年で広め、5年で引き継ぎ、5年でフォロー。
⑥後継者は、
ⓐ経営理念の確立と浸透ができる人
ⓑ人間力、人格のある人を選ぶべき。能力があっても、人格に劣る人は選ばないこと。
⑦後継者には外で3年~5年経験、中で1年ずつ一通り経験させること。特に経理部を必ず経験させること。
⑧株や財産のトラブルがないように必ず遺言を書くこと。
⑨妻をはじめとした一族や自分と苦労を共にしてくれた社員の処遇も考えておく。
⑩週に一回は後継者と2人だけで話す機会を設けること。
⑪会長派、社長派という言葉が聞こえたら、社員を諫め自分の行動を見直す。
⑫会長になった後は、後継社長の応援団長となり、全力でバックアップする。社長の座に未練は残さない。
以上、まとめてみました。
私は実行しています。又、実行しつつあります。
次号は「継ぐ者の心得35」まとめます。
100年企業になるためには、3回の事業承継が必要です。
さすが、文春砲、見出しがどぎついですね。
TOMAも200名中、40名くらいの人間が相続税、事業承継を専門にし、国税局のOBも10名近くいる中で、3名の方が相続税の専門です。
最近は、ロサンゼルス、シアトル、シンガポール、ハワイなどで国際相続セミナーをさせていただいております。
その記事の中、我々プロには常識ですがポイントをまとめます。
①モメるのは「妻名義の口座」。生活費の一部の貯金は夫の相続財産とみなされる可能性あり。
②一次相続、二次相続まで考えて分配しないと相続税が高くなることがある。
③専門の税理士を探せ。税理士の数は2016年3月末で75.000人、相続税の申告件数は2015年100,000件。平均すると1人1.3件と少ない。
TOMAは年間200件以上の申告や相続を受けています。
相続専門の国税局OBもいます。弁護士、司法書士もいます。
④相続税の申告の20%に調査が入り、その80%が修正申告させられています。
TOMAでは、申告には必ず書面添付といって、税務署に対してTOMA税理士法人が責任を持ってチェックしましたよという書面を出すので、調査率が低く、まず税務署からの問い合わせはTOMAにきます。修正率も低いです。
⑤税務調査ではまず、本人の過去の情報(申告状況、法人情報、不動産の売買、海外への送金記録など)を蓄積したKSKシステム(国税総合管理システム)を活用します。
TOMAでは、お客様へのヒアリング、過去の申告状況、預金通帳などでいろいろと確認させていただきます。
⑥毎年コツコツ贈与した預金も贈与契約がなかったり、印鑑が相続人毎の通帳で同じなどの不備で名義預金とされてしまう。
TOMAで名義預金にされない方法をご指導いたします。
⑦故人はどのくらい入院していましたかの質問。長いと何かやったかと疑いをする。
TOMAは30年以上前から相続専門チームを持っていました。それが強みで成長してきました。
ある弟子が師の道元禅師にきいた(「致知」2007年6月号)
①成功する人は努力する。成功しない人は努力しない。その差だ。「努力する人としない人がいるのでしょうか?」
②努力する人間には志がある。しない人間には志がない。その差だ。「志がある人とない人がいるのでしょうか?」
③志のある人は、人間は必ず死ぬということを知っている。志のない人は、人間が必ず死ぬということを本当の意味で知らない。その差だ。
要するに「人生は一度きり」日々努力して志を持って生きていくことが、成功する人なのでしょうね。
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
①幸せな人生に導いてくれるたった一つの鍵は、「考え方」
どのような「考え方」を選択するかによって、自分の人生を素晴らしいものにつくりあげることもできれば、壊すことにもなると考えています
②「能力」0点~100点、多くは生まれつき備わっているもの。
③「熱意」0点~100点、努力と言い換えてもいい。能力とは異なり、自分の意志で決めることができます。頭がいいからと努力しない人よりは、自分に能力がないことを自覚して誰よりも情熱を持って努力した人の方が、はるかに素晴らしい結果を残すことになるはずと考えたのです。(今日から変えられます。)
④「考え方」-100点~100点、思想、哲学、理念、信念、人生観、人間性、人間として生きる姿勢といってもいいかもしれません。この「考え方」こそが最も大事な要素であり、方程式の結果を大きく左右することになります。なぜならば、考え方には悪い考え方(マイナス100点)から良い考え方(プラス100点)まで大きな振れ幅があるからです。(今日から変えられます。)
⑤プラスの「考え方」(正義、公正、公平、努力、謙虚、正直、博愛などの言葉で表現される普遍的なものばかり) 常に前向きで肯定的、建設的、協調性、足るを知り感謝の心を持ち、善意に満ち、思いやりがあって優しい。
⑥マイナスの「考え方」後ろ向きで否定的、非協力的、暗く、悪意、意地が悪く、傲慢で怠け者、不平不満ばかり、自分の非を棚にあげて人を恨み、人を妬む。
⑦ほれぼれするような人になれ。
⑧もともと生まれながらに立派な人格を持った人はいません。人間は一生を生きていくなかで、自らの意志と努力で高邁な「考え方」を持った人格を身につけていきます。
TOMAの理念「明るく・楽しく・元気に・前向き」も幸せな人生を導いてくれる考え方だと思います。
成功している人は、継続性があります。負けてばかりの人は、継続性がありません。
ちょっと実践し、結果が出ないと「こんなの時間のムダだ」とすぐ諦めてしまいます。
結果を出すために同じことを続けていることがとても有意義です。
TOMA明るく楽しく元気に前向き通信も235号(20年間)、社員へ毎日送っている明るく楽しく元気に前向きメルマガ2947号(15年間)、続けることが成功の秘訣ですね。
正しい考え方で信念持って。
①私が言い続けてきた「商売の常道」とは“本業に徹することに他ならない。
②商売は「人に報いよう」とする気持ちが伴って初めて前に進む。
③もうけようとばかり考えて追いかけるとお金もお客様も逃げてしまいます。
(①~③巻頭対談より 外交評論家 加瀬 英明 氏 × 株式会社ライフコーポレーション 代表取締役会長兼CEO 清水 信次 氏)
④最高のサービスは、社員一人ひとりの幸せから生まれる。
(④株式会社美容室桜井 代表取締役会長 三澤 龍子 氏)
⑤人の役に立った分だけ信頼が返ってくる。
(⑤株式会社オームラ 常務取締役 大村 洋子)
⑥社長は
ⓐ真にふさわしい志を持っているか。
ⓑ時間やお金の使い方は、華美に流されていないか
ⓒ先人が築いた過去の遺産に安易にあぐらをかいていないか。働く人たちに感謝の気持ちを持っているか。
(⑥日創研グループ代表 田舞徳太郎 氏)