100年企業創りレポート
2016.10.01 Sat
ガポールフルマラソンのあと、今年8月8回目のフルマラソン、ニューカレドニアマラソン完歩してきました。
天国に一番近い島で、ずっと海沿いのすばらしい景色のマラソンコースでした。
中小企業庁の調査によると社長の年代別を調べると、1995年は47歳の社長の人数がピーク、2015年は66歳の社長の人数がピークでなんと、20年のあいだに社長年令の人数ピークも20歳あがっていることがわかりました。
このまま、14年後2030年になると、社長年令ピークは80歳前後になり、多くの中小企業が消滅してしまうことになってしまいます。
皆様はあと何年でバトンタッチしますか?
後継者つくってますか?
つくらないで80歳まで社長やるのですか?
拍手で送られるトップでありたい。
トップにとって最大の仕事は会社を続けていくこと。
社員、お客様、取引先は永続企業を望んでいます。
そのために早期バトンタッチは絶対に必要です。
経営者の引き際は本来であれば自分で決めるもの。
その際、周囲に拍手で送ってもらえるのであれば、良いリーダーだったということです。
腰を据えて、次の世代に任かせる仕組みをつくりましょう。
私は、55歳の時65歳で社長をゆずると宣言し続けて、すばらしい後継者、後継幹部ができました。
まず、引退時期を社員に宣言することからスタートしましょう!
60%まで大丈夫だと思った時には、その人をその地位につけるようにしてきた。
もちろん70%80%までわかれば、それに越したことはないが、やはり最後はやらせてみなくてはわからない。
しかし、どちらかといえば思い切ってやらせてみて、それでうまくいったという場合が多かったように思われる。
私もバトンタッチしましたが、会長として残るわけで、今年から思い切ってやらせています。
誰でもひとつの分野で1万時間も費やせば、ある程度の専門性を獲得できる。
1万時間というのは、1日3時間だと10年、1日6時間だと5年、1日10時間なら3年です。
そのくらいひとつのことに打ち込めば、感覚的な計算ですが1%(100人に1人)の存在になり、30代でさらに別の仕事で1%の存在になり、40代で少し違う分野で1%の存在になれば、100万人にひとりの希少性に、つまりオンリーワンの立場を勝ち取れる。
まず、何でもやってみる「行」が先で、考えが後。
やりもしないで「難しい」とか「無理だ」「できるわけがない」という人は、自分がそれをやったことないので、できるかどうか分からないにすぎない。
今やるか、一生やらないか、その2つしかありません。
TOMAグループは、それで成長してきました。最近は、そうでなくなってきている気がします。
日本では、江戸時代から職人のことを「お職人様」と尊敬で呼んでいました。
職人一人一人がブランドで、高い人間性が素晴らしい品質を生むのです。
質の良い商品をお客様に希望と期待を持っていただけるように売る力を付けること。
それが、皆さんの企業ブランドになります。
TOMAグループも社員一人一人がブランドです。高い人間性を持つ努力をしていきます。
①天才は生まれつきだからしょうがいない。しかし、秀才は努力すれば誰でもなれる。
②経営の本質は、一人ひとりが他者と向き合い共感。共感し「全員経営」して潜在能力を120%発揮すること。
(①②巻頭対談より関西学院理事長 宮原 明 氏 / 一橋大学名誉教授 野中 郁次郎 氏)
③目指すのは、社員に「月曜日出社するのが楽しみ」と思われる会社。
④稲森和夫さんなら「そんなのは経営理念じゃない!従業員のこと何一つ入ってないじゃないか」
⑤あきらめなければ、失敗しても成功の途中
(③~⑤西精工株式会社 代表取締役社長 西 泰宏 氏)
⑥いきいきと働く社員の姿を見て「ここで働きたい」という人が後を絶たない。
⑦一人ひとりの人間の成長が事業をより地域に求められるものへと発展させる。
⑧かつて家族が恥ずかしいと思っていた会社から、家族が誇れる会社へ変貌
(⑥~⑧真田グループ 代表取締役 五月女 明 氏)
⑨赤字経営の責任はすべて社長のあることを忘れてはいけない。
⑩社長力とは1人当りの生産性をあげること。そのために「変革の知恵」を絞る。
⑪今こそ、社長、幹部、現場は与えられた時間内に「結果をつくる代車」を。
(⑨~⑪日創研グループ代表 田舞 德太郎 氏)