100年企業創りレポート

藤間秋男の100年企業創りレポート
vol.222 2016.11月号

2016.11.01 Tue

1.TOMAグループは、2015年10月から2016年9月までの35期は「最高」の経営計画達成状況でした

「最高」とは、2016年9月の最終週に目標達成できたからです。

9月の第一週には、いかないかもしれないというムードも少しでましたが、全員が一丸、全部門が一丸となって、毎日毎日積み上げていきました。本当に、社員全員の力で達成した結果なのです。

10月3日、社員全員が集まった経営計画発表会でも「やった。」「やった。」と喜びあい、少し涙ぐんだ者もいて本当に達成してよかったなという気持ちです。

松下幸之助も、経営計画の数字は未達でもいけないし、いきすぎてもいけないと言われています。

TOMAグループは27年間で16勝11敗となりました。

会社によっては、0勝27敗、27勝0敗の会社があると思いますが、両方ともきちんと経営計画がたてられていないと思います。

TOMAグループも14勝13敗がベストだと思います。

今回の結果で、TOMAグループの社員には「最後の最後まであきらめなければ達成できる」という気持ちができたと思います。

皆様もTOMAの経営計画を学びませんか。TOMAコンサル部でご指導します。

「いつやってもダメ」と「いつもやればできる」ではちがいますよ。

 

2.幸せな人こそが成功をつかむ。栗原志功(生見経済9月号より)

①成功したから幸せなのではない。幸せだから成功したのだ。(ある研究結果)

②幸せの条件 ⓐ夢や希望を持っていること。 ⓑつながりを大切にし、感謝の気持ちを持っていること。ⓒポジティブ、楽観的であること。ⓓ人の目を気にしないマイペースであること。

③つまり、幸せな人とは「つながりを大切にして感謝の気持ちを持ち、自分らしさを出して、なんとかなるさ!とチャレンジしている人」である。成功しそうですね。不幸せな人はこれの逆です。

④「今は、不幸だけど、成功したら幸せになる。」は成功しない。

⑤会社経営にあてはめてみるならば、「会社の業績が良いから社員が幸せなのではない。社員が幸せだから、業績が良いのだ。」

⑥幸せな人は不幸せな人に比べて7年~10年長生き。

⑦幸せは、自分のまわりに伝染する。

 

3.闘魂(致知2016年11月号)巻頭の言葉より

闘魂とは、自分との闘いに勝つことである。この世に生きるすべての人に不可欠な資質である。事実一道を極めた人は一様に闘魂の大事さを説いている。

 ①人生は、自分との闘いである。(曻地三郎107歳没)

  自分の怠け心に打ち勝って自分の目標に向かわなくては、生きがいなんて見出せません。試練に打ち勝って常に前進していくことが、人生哲学。

 ②人生とは、自己との対決。自分との勝負(平澤興京大元総長)

  本当にひとりの人間として、自分と競争をして、自分との勝負に勝てる人が、人間として立派な人間、人間として一番立派な生き方ではないか。

 ③三笠山にのぼるか、富士山にのぼるか。(後藤静香)

  どこまで行き、どこまで登るか、目標の高低が闘魂の度を決める。

 

4.創業の魂がない組織は、成長力が失われる (日経ビジネス2016.5.16)

①外食チェーンは大企業になっていく中で、創業者の熱い思いとそこから生まれる店の個性も失った。繁盛店は経営者のこだわりが顧客を呼び込むパワーになる。創業者の精神が組織に息づいている間は、勢いは保たれるが、官僚的な組織になった途端に成長力は失われる。

②大手チェーンの新業態がうまくいかないのは、「創業の魂」がない組織には魅力的な店は生みだせない。

 

5.皆様の会社はどこにいますか?(SCOPE 182号)

①常用雇用者数(経済産業省)    ②全申告法人所得内容(国税庁)

  0人~4人  58%       欠損法人  70%

  5人~9人  17%        ~500万円 18%

  10人~19人 11%        ~1000万円 4%

   20人~49人  8%          ~5000万円 5%

   50人~99人  3%           ~1億円   1%

  100人以上   2%          ~1億円超 0.4%                                      

上を見ても、下を見てもきりがありません。私は100年企業になるためには、前年より1%でも上回ることが、必要だと思います。

皆様の会社は成長企業ですか?衰退企業ですか?

 

6.21世紀のホワイト企業 (COURRIER 2015.8)

①なぜ、ゴールドマンサックスに働きがいがあるのか?

 フォーチュンの最も働きがいのある米国企業毎年40位前後に入っている。高給だけではない。社員の条件 

― 最も切れる人間の必要はなく

  ⓐ頭が良く ⓑ人から興味を持たれ ⓒ世界に興味がある人

 チームプレーの意識が高い会社である。自分が持っている情報、ノウハウ、人脈など独占せず「利チーム主義」に徹する人が昇進する傾向があります。優秀な人たちと切磋琢磨して得られる刺激、学び、プライド。それが、ゴールド・マンサックスで働くことの喜び。

②ネットフリックス(動画のストリーミング配信)

 「優れた人材を集めること」こそが、社員に対する最高の福利厚生だという哲学がある。

 

7.理念と経営(2016年8月号勉強会より)

Ⓐ明日があるぞ。絶対に諦めてはいかん。(巻頭対談 歴史家・作家 加来 耕三 氏 /  ANAホールディングス株式会社 相談役 大橋 洋治 氏)

 ①理念は会社にとって憲法でその上ビジョンという夢があり、その夢を実現するための物語つくるのが経営者の仕事。

 ②若い人たちが、仕事で失敗しても怒りません。むしろ、失敗しない人は信用できません。何もしていないのだから。

Ⓑ夢を持つ社員の笑顔が顧客に愛される会社をつくる。

 ①事故やミスの原因はすべて会社にある(四国管財株式会社 お客様係&代表取締役 中澤 清一 氏)

 ②夢を持っている人はモチベーションも高い。

ⓒ開発に特化した提案型OEMで「お菓子のお役立ち業」を貫く(平塚製菓株式会社 代表取締役 平塚 正幸 氏)

 ①平塚製菓ならなんとかしてくれる。 

 ②うちは、社員の皆さんがブランドです。

Ⓓ人生にも経営にも「濡れ手で栗」や「一攫千金」はない。(日創研グループ代表 田舞 徳太郎 氏)

 ①リーダーは人間力経営力を磨き、周囲の人たちに尊敬されて、リーダーシップは初めて発揮できる。

 ②学ばない人には、辛い未来が待っている。

Ⓔ若い時、流さなかった汗は、年老いて涙となって流れる。(元早稲田大学 駅伝監督 中村清 氏)