100年企業創りレポート

藤間秋男の100年企業創りレポート vol.296 2023.1月号

2022.12.30 Fri

赤文字:藤間のコメント

黒太文字:引用

あけましておめでとうございます 本年もよろしくお願い申し上げます

1.人生を楽しむ

『社長日記』株式会社タニサケ代表取締役社長 清水勝己

  (社内報「フレッシュタニサケ」 2022年10月号 No.397)

 後いつも肩に力が入っていなくて、人生を心から楽しんでいるように見える所ジョージさん。そんな所さんの独特な言い回しの名言を紹介したいと思います。

「お金がないから遊べないんじゃなくて、遊ぼうとしないから遊べないんだ」

できない理由を言い出せば限りがありません。「やる気」の問題だということです。言い訳をしなければ、もっといろんな知恵が出るように思います。

「人間は頭がいいから、明日のこととか、来年のことを、考えちゃうでしょ。そうじゃなくて、もうちょっと馬鹿になって、今日のことしか考えられないと、幸せになりやすいのにね」。

私もすぐに先のことを考えてしまいます。先のことを考えるのは、大切なことであるとは思いますが、今をもっともっと大切にしていくと、もう少しワクワクしながら生きていけるのではないかと感じました。

「面倒くさいことが嫌なら、ずっと寝ているのが一番。でも、ずっと寝ているだけじゃ、幸せも生きている時間も分かりっこない。面倒くさいことがいっぱいあるから生きてるんだって実感が持てる」

 面倒なこと、嫌なことがあって初めて生きることを楽しむことができるのであり、悪いこともまんざらでもないと日頃から思えるようにしたいと思います。

 昔の文献に、「すべて願いが叶うことができたら人間気が狂ってしまう」ということが書いてありました。すべての願いが叶って何もかも思い通りに生きることが出来たとしたら、いずれ気が狂ってしまう。夢や願望が無くなった人生は、虚無で苦痛です。

 TOMAの経営理念も何年か前に「楽しく」という言葉を入れさせてもらいました。「明るく・楽しく・元気に・前向き」になりました。

 毎日人生を楽しむことができるのは幸せですね。それは自分の考え方次第です。

2.今日から一流の人になる心構え

『一流とは天賦の才でも聖人君子でもない。今日から一流の人になる心構え。』

(ENGINEER.CLUB編集長 福井克明)

ENGINEER.CLUB:ボールド社員によるエンジニア向け情報サイト:2019/12/26 掲載より

① 一流とは、天賦の才でも聖人君子でもない

② 一流・二流とは生き方の問題であり結果ではない

  誰よりも研鑽し努力したから一流だと言われるわけです。

③ 自分に与えられた才能を全力で開花させる

  自分にできる最善の努力をし続けている人は輝いていますし、周囲に感動や共感を与えることが多いです。その周囲の人にプラスの力を与えることの出来る生き方をしている人を一流と呼ぶのではないかなと思います。

④ 頑張らなければならないか

  そもそも一流か二流かを決めるのは本人ではなく他人です。誰のためというのでもなく、自分の人生を悔いの少ないものにする一番の方法は、頑張り続けてみることです。

⑤ まとめ

  自分の持った能力を少しでも開花させ、そのプロセスの努力で人にプラスの感情を与え、もし結果も伴った際には組織や社会に直接的に貢献できる。100%常にそうでなくとも、できる限りそういう姿勢で生きている人は本当に素敵な人が多く、そういう人を一流と呼べばよいのではないでしょうか。

 TOMAグループの経営理念には、「本物の一流専門家集団として」とあり、全メンバーが一流専門家になることを目指しています。

 その為には、あり方(人間力、倫理観、他)やり方(守破離、リーダーシップ、他)を高めるべく頑張り続けていく必要があると思っています。

3.ハーバード大学の図書館の壁に書かれている言葉

『一語一会』学校法人今治明徳学園 今治明徳高等学校矢田分校 ホームページ  2020年7月15日より

 ハーバード大学の図書館の壁に書かれている言葉として有名になった27の言葉というものがあります。

1. 今寝れば、あなたは夢を見るだろう。‎今勉強すれば、あなたは夢をつかむだろう。

2. 今日あなたが無駄にした日は、死んだ人が必死に生きたいと願った未来である。

3. 物事に取りかかるべき一番早い時は、あなたが「遅かった」と感じた瞬間である。

4. 今日やるほうが、明日やるよりも何倍も良い。

5. 勉強の苦しみは一瞬であるが、勉強しなかった後悔は一生続く。

6. 勉強において「時間がなかった」は、できない言い訳でなく、努力が足りないのである。

7. 幸せと学績は関係ないが、成功と学績は関係がある。

8. 学業は人生のすべてではないが、すべてのベースである。

9. 苦しみが避けられないのであれば、むしろそれを楽しもう!

10. 成功をするためには、早めに行動し、勤勉でなくてはならない。

11. 成功は誰にでも来るものではないが、自分を律し、一生懸命に頑張ったもののところに来る。

12. 時間は、一瞬で過ぎていく。

13. あなたが今日歩かないなら、明日は走ることになるだろう。

14. 明日に活かせる人間というのは、今日を自信を持って過ごせる者のみだ。

15. 学業の仲間は、それ自体が宝だ。

16. 今日すべきことは絶対に明日やることはできない。

17. この瞬間にもあなたのライバルはひたすら勉強している。

18. 痛みがなければ、得るものはない。

19. あなたの夢は今目の前にある。なぜ手を伸ばさないの?

20. 今に目をつむるということは、将来の可能性にも目をつむることだ。

21. 寝るときは寝ろ。

22. 学績というのは自分がやった絶対量に比例する。

23. すばらしい業績というのは、ほかの人が寝ているときに達成される。

24. 試験の直前になると、どれだけ今を無駄にしているかを感じるだろう。

25. 不可能というのは怠惰の結果による言い訳である。

26. やった努力は自分に絶対帰ってくる。

27. もう1時間勉強が、あなたによりいい妻(夫)をあたえる。

この言葉のうち、その通りだと思うものを選んで、あなた自身の「信条」としてみてはいかがですか。

 素晴らしい名言だらけです。

私は、” 5.勉強の苦しみは一瞬であるが、勉強しなかった後悔は一生続く。”とても心に響きました。皆さんはいかがでしょうか?

 この言葉には諸説あり、実際には、ハーバード大学の図書館に書いてあるというのは事実ではないらしいのですが、いい内容なのでご紹介いたします。

4.松翁論語(経営編)

WEBセミナー『松下幸之助に学ぶ経営の神髄と実践』(江口克彦先生)2022年7月13日

(マネジメント協会東京江口会 主催)レジメより

① 経営者の要件

  a 好奇心(先見性)    b 情報力     c 行動力(実行力、実践力)

  d 判断力(Compliance→Humaliance)   e 度胸

 a  これがないと商品開発できませんね。

 b  経営者がいつも社内に居て、外に出ていかないと活きた情報は入ってきませんね。

 c 気付いたら、すぐ実行・すぐ実践する。

 d  人間性に照らし合わせてどうか。「人間大事」にそっているか。これは人々の為に

   なるか。世の中の為になるか。という基準で判断する能力が重要。

 e   経営者に必要な究極の要件は度胸です。未知の世界へ飛び込む度胸が必要。

  以上を常に自問自答していくことが必要。

② 組織崩壊の4要因(すべて内部要因)

  ・成功経験を繰り返すこと ➡好奇心、先見力の欠如

  ・現状に甘んじること   ➡変化関心の欠如

  ・馴れ合いになること   ➡緊張感の欠如

  ・虚栄に走ること     ➡自己認識の欠如

                          すべて内部要因!

③ 経営は、順風満帆なことはありえない!

  ・経営(人生)は、壁の連続。落とし穴の連続。壁・落とし穴は、当たり前。一寸先は闇だから。

  ・人間いくらでも知恵を出し、壁を乗り越え、落とし穴から脱する工夫をすることが出来る。

  ・行き詰っても、行き詰っていない。なにか工夫がある、道があると、強く心に思い、考える。

  ・もうダメだと思い、へたり込んだら、勇気も知恵も工夫も生まれてこない。

 内向きな経営者ですか?外向きな経営者ですか?

 リーダーは外向きでなければなりません。年間何枚の名刺交換をしていますか。

 私は40年間毎年、1000件以上の名刺交換をしています。

 今でも、若い人に頭を下げて、名刺をいただき、いろいろお話をしています。