100年企業創りレポート
2022.02.01 Tue
『 小さな人生論 』 藤尾秀昭 (致知出版社)
森信三氏は、「人はこの世に生まれ落ちた瞬間、全員が天から封書をもって生まれてくる」と言っている。
「その封書を開いたら、あなたはこういう生き方をしなさいと書いてある。しかし、せっかく天からもらった封書を一回も開かないままで死んでいく人が多い」
この道を行くとは、天からの封書を開くということである。あなたは天からの封書に気づいただろうか。封書を開いた人生を歩んでいるだろうか。
天職とは、英語で「コーリング(CALLING)」と言い、天から授かるものです。私は39年前にまったくお客様「0」社員「0」でTOMAグループをスタートした時は、天職と思えませんでした。封書を開けていませんでした。それでも何とかしなければならない。祖父の願いであった全ての資格者を有するワンストップコンサルグループをつくる使命感を持って、死に物狂いで働いているうちに天職発想が出てきました。封書を開けられました。
さらに、天職発想が出てくると、仕事が喜んでできるようになりました。倫理法人会で言うと「喜働」です。孔子は「汝の愛するものを仕事に選べ。そうすれば生涯一日たりとも働かなくてすむであろう。」と説いていますが、私は逆で、死に物狂いで今の仕事をやっていくとだんだんうまくいき、成長して、喜んで仕事をして、天職(コーリング)になるのではないかと思います。
だから今は、仕事が楽しくてしょうがありません。天からの手紙を開けていますか?開けてない方は、また、開けているかわからない方は、今の仕事をもっと掘り下げ、喜働で、死に物狂いで努力することだと思います。必ず開けられます。
『創見』2021 其ノ弐 (日経BP総合研究所)
増収増益企業の共通点を探る
1215人のビジネスパーソンから回答を得た調査結果からは、増収増益を達成するカギとして、ビジョンの設定と社会課題への挑戦の重要性、そして、テクノロジーの活用が必要だという方向性が見えてきました。
(1)ビジョン
① 将来像(ビジョンなど)を持つ企業の4割が好業績。
② ビジョンなどを設定している企業における社員の理解度、共感度は高く、いずれも9割以上が理解、共感を示している。
(2)「社業に貢献」できると強い
① 伸びる企業と伸びない企業を分けるものとして社会課題への取り組みがある。
② SDGs(持続可能な開発目標)を目指すという企業が増えているが、本来なら事業の中で目標を達成していくことが望ましい。
③ 社会課題の解決を収益事業につなげることに積極的に取り組み、かつ「収益面でも社業に大きく貢献」する状態に持っていくのは簡単ではない。実際そうした企業は10.3%にとどまる。だが、その中における増収増益企業の割合は66.1%と群を抜いて高かった。
(3)テクノロジー
① エネルギーと医療・健康に期待
展望:増収増益への3つのカギ 〈まとめ〉
ビジョン
・「こうありたい」という将来像を掲げる
・多くの理解と共感を得る努力を続ける
・将来像の有無と業績には関係がある
社会課題
・本業においてもSDGsを意識する
・課題達成を収益事業にできれば強い
・働きがい、働き方に注目する
テクノロジー
・環境問題を解く
・健康問題を解く
・組み合わせで解く
私が提案している、成長発展する三種の神器「経営理念・ビジョン・経営計画」に上記を入れ込むと、増収増益になりますね。そして、この3つの相乗効果を出すことですね。
また、社内にとどまらず、社外のパートナーと多様なコラボレーションが重要になってきますね。
過去無量の先祖の中で一人でも欠けると、私という人間はいなくなってしまうんですね。先祖から無限のつながりを経て、今、自分のバトンを与えられている。そのバトンは、次の人に渡すまでしっかり持って、どんなに苦しいなかでも落としてはいけないのです。そして、自分のこの命が大事なんだっていうことが骨身にしみてわかったときに人の命を大切にすると思うのです。
倫理法人会の「万人幸福の栞」にも「最も大切なわが命の根元は両親である。世の中にただ一人の私の親であるからである。私の命の根源であり、むしろ私自身の命である親だからである」とあります。両親がいなかったら、私はいないのです。親子の仲が悪い方がいますが、お互いに認めて、受け入れてあげると絶対に幸せになります。また、両親がもういない方はお墓参りをすべきです。それも幸せになる法則だと思います。
事業承継も同じ考え方だと思います。先代がいて必ず後継者がいるわけです。後継者がまた次の代をつくっていく。いのちのバトンタッチ、経営のバトンタッチをすることが重要かと思います。
『生き残る会社をつくる「守り」の経営』 浜口隆則(かんき出版)
① 私の身近な経営者でも、とっくに引退してもいいような年齢になっても、成長し続けている人がいます。(略)そういう年齢になっていても新しいことに挑戦する人たちというのは、やはり成長し続けています。
② 「成長し続けている人たち」の特徴はいくつかありますが、最も大切だなと思わされている特徴を挙げると、それは「第一歩が早い」ということです。
③ 多くの成功し続けている社長を見てきて、成功している人たちは本当にすぐやる人が多かったですし、第一歩を早く踏み出している人が多かったです。
④ 「72時間ルール」は「自分がやらないといけない」とか「やりたい」と思ったことは「72時間以内に第一歩を踏み出す」というルールです。
A)たとえば「富士山に登りたい」と思ったとします。72時間以内に富士山に登らないといけないというわけではありません。登らなくてもいいですが、72時間以内に「地図を買う」とか「登った人の話を聞く」などの具体的なアクションを起こしていくということです。
B)トライアスロンに挑戦してみようと思ったときは、誘われたその場でスイムのゴーグルを買いました。そして72時間以内に自転車を買いました。そうしたらもう、やらざるを得なくなります。即時行動が苦手な人は、それくらいやったほうがいいと考えています。
私は、なにかいい情報ややりたいことがあると、72時間以内に会議にすぐあげたり、会いたい人にアポ取りして面談したり、資料請求したり、スマホで情報を集めます。やるかやらないかわからなくても、情報を集めることが必要だと思います。あとは、その人に会ってみる。やっぱり、会わないとわかりません。私は、たくさんの人と会います。それは、目先の仕事ではなくて、将来役に立つかと思いながら、いろんな面談をさせていただいております。これもまた重要なことかと思います。みなさんはどうでしょうか。72時間以内に第一歩を踏み出していますか。それが成功の秘訣ですよ。
① 私は、ドリカムファンクラブに入っていて、毎回ライブに行って、明るく・楽しく・元気に・前向きになって帰ってきます。あの吉田美和さんのシャウトの声のすばらしさと歌詞が最高です。
② 第一曲目が、なんと私の一番好きな「何度でも」。この歌詞には「10,000回だめで、ヘとへとになっても、10,001回目は何か変わるかもしれない」「何度でも、何度でも、何度でも、立ち上がり呼ぶよ」「10,000回だめで、かっこ悪くても、10,001回目は何か変わるかもしれない」「10,000回だめで、望みなくなっても、10,001回目は来る」「きみを呼ぶ声、力にしていくよ、何度も 明日が、その10,001回目かもしれない」などがあります。
「何度でもあきらめずにやり続けて10,000回ダメでも、10,001回目は変わるかもしれない」人生の極意ですね。私は、この曲をカラオケで歌うとき涙しています。いつも、あきらめないで何度でも何度でもやり続けているからです。そして「10,000回目ダメでも、10,001回目は変わるかもしれない」はしびれます。
③ なんと、最後の曲が「うれしい!たのしい!大好き!」私の2番目に好きな曲で、皆でカラオケで歌うときに、必ず歌います。人生で、この三つの単語が元気づける最高の言葉だと聞いたことがあります。
TOMAグループでは、昔からいろいろなイベントをやるのに、「うれしい、たのしい、だいすき」の頭を略し「うただ」として、いろんなイベントをやってきました。
④ ドリカムの曲は、歌詞と吉田美和の歌で大好きです。みなさんも、よろしければ行ってみませんか。