藤間秋男のブログ

【稲盛和夫】京セラ・JALを復活させた経営の神様から学ぶ高収益企業

2021.02.24 Wed

 

みなさんこんにちは、藤間秋男の100年企業創りレポートです。
今日からみなさんの会社を100年企業にする、そのためのエッセンスを、今日お話をさせていただきます。

何があっても大丈夫と言える高収益な企業を目指す

なぜ企業は高収益でなければならないのか?コロナでみなさん非常に痛めつけられたけど、もっと高収益にしとけばよかったと思ったことないですか?もっと財務体質をよくしておけばよかった。そういう想いを、ぜひ掲げていただきたいです。

コロナで自社を見つめ直した企業は、やはりいつの時代でも高収益にならなければならないと思ったのではないでしょうか?コロナ後また何が来るかわかりません。地震が来るなんていうことを言う人がいますし、コロナとまた違った、コロナが変異したものがまた出てくるんじゃないかとも言われています。

コロナ後また何が来るかわかりません。その時のためにいつも高収益体制を目指さないといけません。

意識を向けなければ高収益体質にはなれない

「念ずれば花ひらく」絶対に思わないとそこへ行けません。以下、稲盛和夫氏の講演録から紹介します。稲盛さんが何で高収益を目指さなきゃいけないかということをちゃんと伝えていますし、それから思わなければ、そこへ行けないということです。うちは無理だと思ったら、もうそういうところに行けないということです。だから永遠に高収益体質になることを思い続けること、これが重要だということです。

稲盛氏のいう高収益体質とは

稲盛和夫氏の「なぜ企業は高収益でなければならないのか」についてお話をさせていただきます。

企業経営の目的である、従業員の物心両面の幸福を追求するにあたり、収益を確保するということは必須条件であり、経営者としての使命を再認識することにつながる。

従業員の物心両面の幸福というのは、みなさんの会社すべてに必要なことですけれども、コロナなんかがあると、企業の業績が悪くなったり、財務体質が悪くなったりして、基本的には社員にいろんな負荷がかかるようなことになります。そうならないようにするためには、常に高収益ビジネス、高収益体質を目指すということが必要です。

財務体質を強化することが企業の安定成長をもたらす

借入金返済を可能にし、無借金経営を実現していく。内部留保を増やし自己資本比率を高めていく。これを50%以上にできる高収益企業になるとそうなるということです。

キャッシュフローが高まり、設備などへの投資資金を豊かなものにしていく。今この時期にキャッシュフロー、財務体質の良い会社は色々な将来の投資ができます。ところがそうじゃない会社は投資ができないわけです。そういう意味では常に高収益体質で財務体質を良くする。これが必要だと思います。

近未来の経営を安定させる

高収益は将来上昇していくであろう人件費や、これからのいろんな費用、つまり、近未来のコストの上昇に対して保証ができるということです。

アップアップの経営だったらできないです。若干の景気変動があっても、簡単に赤字転落をしない、コロナ、災害を含め、過去オイルショックや円高不況、さらには近年のリーマンショックなど、急激に売り上げが減少した時でも、京セラは通期で赤字決算に陥ることがなく、不況を乗り越えることができました。

これはやはり高収益体質を持っているからだと思います。だから、そういう体質を作っていれば非常に良いということ。これから何が起こっても、それに対して対応はできるということです。

どのくらいの利益率を目指すのか

最低10%ぐらいの利益を上げていこう」と言えば、「そんなことは自分の業界では難しい」と、異を唱える人が必ず出てきます。それは自分で自分の可能性に蓋をしているのです。ダメだと思ったらいかないんです。みなさんの業界で、実は10%の会社はたくさんあるんです。「いやうちは何なに業だからできない」「うちはないのよ」という人もいますが、違います。あるんです。ですからそうやって収益率を10%ぐらいの利益率にしていくということ。これが重要だと思います。

高収益の世界へ「住む世界」を変える

高収益の世界へ「すむ世界」を変える業績に関係なく、事業を営む以上は最低でも10%以上の利益率を上げられないようでは、企業経営のうちに入りません、と稲盛さんは言っています。

そのような私の言葉に感化され、無意識のうちに10%に近づけようと努力するようになります。それほど人間の心理というのは、経営に大きな影響を与えているのです。

高収益とは10%以上と思い続ける。思い続けなければ絶対に達成できません。ダメと思ったらダメだし、まあ何とかなるかなぐらいではダメで、やっぱり10%以上にするんだという思い。これをしていくことが必要です。
高収益経営を続けることで得た利益は、企業の経営基盤を築き、株主に貢献し、事業を伸ばすためのベースとなります。そして何よりも従業員の物心両面を実践するために高収益は不可欠なのです。そう思ってやっていかないといけないと思います。

高収益企業を目指すと宣言する

コロナ後、高収益企業を目指すと宣言をしませんか?5年内、10年内に必ず売上高、税引前利益率を10%にすると宣言しませんか?「念ずれば花ひらく」です。コロナなどにビクともしない会社づくりをしませんか?不可能と思ったら、絶対にできません。永遠に目指し続けるのです。

TOMAでは高収益企業になるお手伝いをさせて頂きますので、お気軽にご相談ください。高収益企業になるためには三方良し経営です。三方良し、社員よし、お客様よし、それから地域よし。この3つ。これが徹底している。

それからやっぱり商品開発だったり、売り方改革だったり、経営を合理化する。そういういろんなことをやることによって、高収益企業になれると思います。

打つ手は無限です。なおかつ高収益になるためにやると、社員は安心して働けます。安心していろんな失敗ができます。安心してその失敗を成功に結びつけることができます。そういう企業が、成長しているのです。今のGAFAはまさにそうです。そんな企業を作りませんか?

まとめ
・常に高収益体質を目指す
・高収益企業なら近未来のコストの上昇にも対応できる
・利益率10%を目指す
・10%を達成したければ、目指すと宣言する
・高収益企業になるには三方良し経営

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