藤間秋男のブログ

永続企業を支える考え方とは?書籍『永続企業の創り方10ヶ条』より

2021.02.12 Fri

 

こんにちは!藤間秋男です。

私の拙著「永続企業の作り方10ヶ条」より、永続企業にしていくための、エッセンスをお届けします。

急な成長より安定した成長を目指す

設立10年後、残っている企業は何パーセントあるでしょうか。低成長が続く今日の日本。中小企業の多くは、売上や利益を上げ成長することに腐心されていることと思います。

しかし、企業にとって一番大切なことは何でしょうか。私は、それは売上や利益を上げることではなく、永続することだと考えます。企業が永続しないと、家族はもちろん従業員の雇用も守れません。

それまでのお客様や、取引先に迷惑をかけることにもなりかねません。企業の永続のためには売上や利益を上げ成長することは不可欠ですが、急成長は必要ありません。急成長には様々なリスクを伴い、むしろ危険です。

無理のない安定した成長を図ることが大切なのです。それが永続につながります。しかし、現実に目を向けると永続できず、倒産や休廃業・解散する企業がなんと多いことでしょう。

20年後の企業存続率はたったの0.025%


少し具体的にデータを見てみたいと思います。

日本経済新聞社が、1996年に新設法人8万社を対象に存続率を調査したデータでは、設立1年後に存続している企業は60%、3年後は38%、5年後は15%、10年後は6.3%、20年後は0.025%という驚くべき数字があります。

さらに問題なのは、黒字であっても後継者が不在で、廃業の危機に陥っている企業が多いことです。帝国データバンクが「後継者問題に関する企業の実態調査」を行っていますが、その2017年のデータでは、66.5%が後継者不在で、前年調査より0.44%上がっています。

しかも、後継者不在の会社は、社長の年齢が70歳以上の会社では42,3%、80歳以上の会社でも34,2%とのことですから、ますます企業の存続が危うくなっている実情が実感できます。80歳以上で34.2%後継者がいない、どうなるのでしょうか。

 

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まとめ
・企業にとって一番大切なことは永続すること
・企業の急成長はリスクを伴い危険
・20年後の企業存続率はたったの0.025%
・存続している企業も黒字であっても後継者不在で廃業の危機に陥っている

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