TOMA100年企業創りコンサルタンツ株式会社

藤間秋男のブログ

【TOMAグループ『会長×社長対談』】なぜ後継者に選んだのか?

2021.02.04 Thu

 

今回は、TOMAコンサルタンツグループ株式会社代表取締役社長 市原 和洋との対談をお届けします。

経営をバトンタッチ。社長は後継者として90点!

(会長)社長とは、毎週1回、朝30分ぐらい話す時間を作っています。雑談も、重要な話もします。僕から言うより彼がちゃんと報告をしてくれます。

ほかにも「今、こんな風に考えてます」と言ってくれるから、私も言いたいことを言っています。有難い話です。

後悔がありつつも言ってよかったなと思うのは、「最後はお前が決めていいんだから」という言葉です。ですから、こっちが言っても全部無視されたりすることもあります。それはそれでね「自分がやっているんだ」という意識があるからです。

心の中ではちょっと「このやろー」と思うのですが、実際は彼が自分で決めて「自分は責任を全部とる」というつもりでやっているので、良い後継者に恵まれたなと思っています。

「ちくしょー」という面もありますが、完璧な先代の場合、「完璧だ、こいつは最高だ」と思える後継者ってなかなかいないと思います。彼には90点あげていいなと思っています。

この間、社員の前では99点と言ったのだけれど、私の気持ちとしては90点ぐらいをあげられると思っています。非常に良い後継者に恵まれて良かったなと思います。

(社長)他の同業の先生、例えば本郷先生とかと何かお話とかされてますか?本郷先生も事業承継されてますよね?

(会長)あの人ほど大きな事務所を経営する力はちょっと見えないけれども、ある意味では本郷さんも結構アバウトですしね。今、彼は彼でまだ動いていてますからね。

やっぱり止まっちゃうと、俺も死んじゃうし、なんとかTOMA の為に側面からやろうかなという風に思ってて、本郷先生がされているように同じようなことで側面からTOMA には最後に何か1つでっかいものを送って終わりたいなと思っています。

変わりゆく時代を見据えて取り組んでいること

(会長)だから今は、YouTube。再生回数が1000いきました。あれどういう風にしてるのかよくわかんないんだけど。

(社長)あれはそうですね、メルマガを送って、そこからYouTubeに行った人が増えたっていう事なんですよ。

(会長)そういうことなの。ただ、今まではメルマガ送ってても、YouTubeにはほとんど来なかったけれど、1000来たっていうのはやっぱり凄いよね。

(社長)そうですね。

(会長)だからちょっと社長も、YouTubeやったらいいよ。

(社長)YouTube戦略は考えなきゃいけないかなと。

(会長)これから5Gになったら、もっと広がるしね。それともっとすごい話。6Gというのがあるんだって。

(社長)そうですか。

(会長)5Gというのは小さな箱の中で100倍の力なんだけれど、6Gはもう宇宙の衛星放送でやるから、世界中がこう「ワアッ」っと繋がるようなイメージ。そういうのが6Gなんだって。

そうなってくると、YouTubeなどの動画配信というのはバンバン使われる。たぶん、ほんとテレビとか印刷会社なんてのは、吹っ飛んでしまうくらいの話になるのかなと思っています。

(社長)何年後ぐらいですか?

(会長)いや、わからない。5Gが2020年ぐらい。今年(2019年)ちょっと出てきて、来年、再来年でしょう。そのあと5年か10年ぐらいの中で、6Gができるんだっていうのを聞いて「はあ、すごいなー」と思ってね。

(社長)【vision2029】が10年後に向けてということで今年(2019年)からスタートですよね。10年後って、僕らの仕事の仕方とかもガラッと変わりますね。

(会長)変わるよね。

(社長)そういうのを見据えてやっていかないといけないなと思っています。

後継者にバトンタッチし、新しい強みを作っていく

(会長)私と彼は20歳違うんですよ。私ももうこういう歳ですが、YouTubeのようななるべく新しいのを追っかけてるけど、やっぱり若い人とは発想が違うわけです。

そういう意味ではバトンタッチっていうのは、時代の変化に乗り遅れないためにしていかなければいけないと思っています。また今日もちょっと読んだ雑誌からも永遠に強みを持ち続けるというのは無理なんだと思いました。

毎回毎回何か、新しい強みを作り続けていかないとダメだっていう話です。

うちもワンストップというのをやっているけれど、それも多分、他にもやっているところがどんどん出てくるから、次の強みを作る必要があると思います。そういう意味ではSNS戦略とかも必要です。ただやっぱり私は、「10人の経営チームを作った」こと。これはもうね、最高ですよ。私は本当にそう思います。

ドラッカーで勉強したそのものを今やっているのですが、市原社長は本当にすごいと思う。ドラッカーの勉強に行かないで、やっているんだからやっぱり凄い。

(社長)いやいや、自分なりには、一応セミナーじゃないですけど勉強してます。

(会長)いやいや本当に、ドラッカーのいう経営チームが出来ているのは凄いと思います。「TOMAだより」にも書きましたが、丁寧に説明してるじゃない。私にはできない。やっぱりそれがあなたの凄さだなと思います。

本当に90点あげられる。90点あげられるというのは、本当は99点って社員には言っているんだけれども、色々とつらいものもあるんです。社員みんなのっているし、良いことなんですが、意外と私が孤独なんですよ。

本当に誰も相手にしてくれないから。一人だけ私の番頭だったタジマ君だけが相手してくれた。あとは誰も私の味方がいないというね、非常につらい立場です。

いつまでも私に頼るようなことではいけないですから、経営的にはそれが一番最高だと思ってます。

(社長)孤独にするつもりはないです。

(会長)孤独になってるよ、もう、本当に。寂しいんだよ、本当にね。

組織のチカラを強め挑戦、革新していく会社へ

(社長)僕はですね、会長が10年前におっしゃった「自分は65歳になったら引退するんだ。」「これからはもうみんなの会社なんだ。」というのに共感して、独立の道を選ばずにここに残って、それを実現したいと思ってるんですよ。

だからこれからは、会長が作ってくれた会社ですけど、会長とか誰か個人に頼るんではなくて、「組織の力」それを強めていきたいなと思っています。

(会長)それはもう重々わかっているんだけれど、わかっているんだけれど何かこう、突破口っていうのはそれではできないんだよ。実際はね。

革新、超革新っていうのは、やっぱり誰かが引っ張っていかないと、みんなの総意でやったらなかなか難しいですよね。

そこは、なにかいいものができたらみんなに、渡していくような形をとりたいなと思ってるんだけれど、本当にこれからのTOMAの強みを作っていくということは、あなたたちの課題だと思うし、良い組織ができたから、後は挑戦。

何を挑戦していくのか、私は経営会議で必ず言おうと思ってるんだけれど、これをだからちょっと私は言いたいなと思っているんだよ。

挑戦をね。

何を今挑戦しているんだっていうのをね、意識してほしい。この間もちょっと言ったけどね、そういうのをしないとだんだん慣れてきてしまうと、それでよくなってきてしまうからさ。

ある程度までの規模にきたけど、それを急に「ワァー」と伸ばす必要はないけども、毎年着実にこの会社が伸びてるっていう実感がないと優秀な社員は辞めていってしまうよね。

(社長)そうですね。

(会長)そういうのがある気がします。前も辞めていった社員がいるけど、ある程度毎年同じような仕事になって閉塞感が出てくるから辞めるんだろうと思うんだよ。

だから、ポジションも部署も変えたりと、いろんな形にして、常に挑戦するようなステージを持ってないと、それなりに優秀な能力のある社員は、やっぱり独立してしまう気もするから、毎年同じではない革新を確保していかないと、去年と同じだなと思ったら、やっぱり辞めてしまう。

「組織のための個人」から「個人のための組織」へ

(社長)そうですね。僕のイメージは、「組織のための個人」というよりは、「個人のための組織」なんですよ。僕ら専門家って、とにかくもう自分のスキルを高めたり、経験を積むことというのを一所懸命やるじゃないですか。あとは自分がその仕事をしている会社に対して、思い入れを持てるかどうか。それで独立するか他に行くか、ここに残るかだと思うんですよ。

思い入れを持てるかどうかというのは、この会社が良くなっていく、成長していくというところに、自分が投影されているかどうかだと思うので、そういう意味では、いろいろな人の意見を聞いて、反映して、大変だけどGO! GO! って押していくことをしていくしかないんじゃないかなと。

(会長)それはそれでいいんだよ。いいんだよ。いいんだけどその中で、幹部の人たちが、みんなが成長心をもって「去年と同じでいいんだよ」って思わないようにしていかないといけない。

(社長)もちろんです。

(会長)そこはだから革新がないとやっぱりね。あとは部署替えもちょっと考えた方がいいかもしれないね。

(社長)今後は、支店間とかはフレキシブルにできるような組織を考えています。

(会長)飽きてきちゃうというのはあるよね。

(社長)あると思います。

(会長)ただそうするとまたね、ある部署に固まっってしまうと、みんながそこに行くとなんかいいから、みんなそっちに移ってしまってもダメだから難しいね。本当にこれからの運営は難しいなと。

マインドが繋がっている人へバトンを繋げる

(会長)昨日ある事務所の人と一緒だったんだけれど、初代はカリスマって言われた社長だった。二代目の人が昨日会った人で、時々いろんなところで会うんだけど、その人は今71歳で、まだ後継者ができているような、できていないような事を昨日話していた中で、すごく興味深かったのは、血は繋がってないけれどマインドが繋がっている人にバトンを繋いでいくということ。

だから先代がカリスマで二代目はそうじゃないけれど、先代の意識をもって繋ぎ、その次の代もやっぱり血は繋がっていないんだけど、マインドが繋がっている人に繋いでいくということ。

あなたもだからね、これからいつバトンタッチするのか、自分で今から探していかなければいけないんだけど、次の代もTOMAの良いムードを引き継いでくれるような人に繋いでいかないといけないのかなと思います。

(社長)そうですね。僕は会長から指名を受けたときに、「お前、理念を継いでほしい」と言われたのは守ろうと思ってます。僕が次にバトンタッチするときもやっぱりTOMAの理念を引き継いでくれる人を選びたいなと。

(会長)まあだからそういう意味では、昨日の人も、まだ見つかっていないような感じがしたね。

(社長)71歳で見つかってないのはちょっと。

(会長)いや、見つかっているのかもしれないけど、ただ代表取締役社長になってたからたぶんバトンタッチまだしていない。昨日連れてきた人がいて、その人なのかなと思うけども、ちょっとわからないな。

そういう意味ではやっぱり、早くバトンタッチしてよかったなと思うし、今のいろんな働き方改革とIT化と、本当にいろんなことをこれから進めていくのに、あなたみたいな素直に受け止める人が、これから必要なんだろうね。

みんなの意見を聞き、みんなが参加する会社が残る

(会長)昨日の朝行った会社なんかは、社長がキレすぎてね。キレてなかなか部下が付いてい来れないというところもあるよね。だからトップにも問題があることもある。

これからは社員の意見を聞いたり、みんなの意見を聞いて、みんなでやっていくのが、本当の形だと思うよ。

(社長)いろんな人と話すと、だいたいみんなこうなりたい、こういう会社になって欲しいとか、こういう風にお客さんに接したいとかですね、一緒なんですよね。

(会長)そうだよね。

(社長)それを形にしてあげるということを丁寧にやっていけばいいんじゃないかなと思うんですけどね。

(会長)20年前、30年前って「俺についてこい」で大丈夫な時代だったんだよ。
「右向け右」って言ったらよかった。

だけど今はそうじゃない。本当に人もそれぞれ、働き方改革、教育も全然違ってるし、時代がIT化とかいろんなものがあって、複雑な時代になっていて、やっぱりみんなの総意、松下幸之助が言う「衆知の経営」っていうのかな、みんなの意見を集めながらやっていって、みんながそこに参加する意識を持てたら勝ちだと思います。

そうするとまたね、次の後継者も出てくる。だから昔のような形の経営ってのは、どんどん淘汰されていくんだろうな。

(社長)あと人数も増えましたよね。

(会長)そうだよな。

(社長)僕が入ったときはたぶん、今の1/3ぐらいじゃないですかね。

(会長)そうだよな。なんとなく増えていっちゃったよね。

(社長)事業も増えたし、人数も増えた。

失敗したものをもう一度再興したい

(会長)ただね、やっぱり私がやったやつで失敗してるのもあるから、もう一回再興していかなきゃいけないと思っています。これはもうだから自分がね、TOMAを去る前に、何か格好はつけたいなという風に思ってはいるんだよね。

(社長)もう十分格好ついてるんじゃないですか。

(会長)いやいや、失敗してるところもあるじゃない。成功したということは、いっぱい失敗したから。その中で成功してるので、失敗したやつは格好つけたいなという風に思うんだけどね。

海外の面もそうだし、いろんな意味でまだまだ。みんなも頑張ってくれているけど、支店もそうだし。なかなか難しいね。

(社長)海外もそうだし、支店もそうだし、僕らの商売は人がいないとどうにもならない。

(会長)やはり人を育てて、人を出していかなきゃいけないし、それはあるよね。

(社長)そういう意味では、退職、独立、雇用をいかに減らしていくかですね。

成長を出来る、働く価値を感じる会社へ

(会長)「まだここにいると成長できるな」と思えるような機会を与えて、今辞めたらもったいないなみたいなね、そういう気持ちにして巻き込んでいきながら、最後はそれなりのポジションで「俺はここでやっていくんだ」っていうような、固めてもらうようなことをしていったらいいよな

ただみんなの会社にしているつもりなんだけど、やっぱりなんかまだまだそういう気持ちはないのかな。よくわからないんだけど。

(社長)すぐにはないと思うんですよね。今は目の前の仕事にいっぱいいっぱいなんで。

自分がちょっと投げた意見が取り上げられたとか、それで会社が変わったとか、そういうことの積み上げが、なんとなく自分がこの会社で役に立っている、みたいな感じになっていくんじゃないかなと思います。

(会長)そうだな。

(社長)もっとみんながTOMAの会社とか、将来とかそういうことに対して語るムードになっていくといいかなと思ってます。

(会長)不満や愚痴の飲み会じゃなくて、「この会社、こうしようぜ」みたいな話が出るような。今の10人が飲み会に出たら愚痴を言うんじゃなくて「TOMAはこうしていくんだよ」みたいな夢を語っていく。

そうすると、また部長がそれを受けて下の者と何か話したときに、夢を語っていくような、そういう組織にするといいな。今、徐々になってはいると思うんだけどね。

(社長)徐々になっているじゃないかなと思いますし、人がいればもっともっとできることはたくさんあるんじゃないかなと思うんです。

(会長)新卒が来年10人入ってきて、やっぱりなんか新卒だらけでいいよ。新しい今までの垢のついてない若い人たちがさ、理念と経営の勉強会も出てくれているけれど、発言が生き生きしてるよ。

それはすごい感じるし、斜に構えた発言じゃなくて、本当にこう「学んでる」っていう発言が結構あるよね。それはもう羨ましいなと思います。

まとめ
・「自分は責任を全部取る」と言い切る良い後継者に恵まれた
・時代の変化に乗り遅れないためにバトンタッチは必要
・会社の新しい強みを作り続けていくことで成長し続けられる
・常に挑戦を意識する
・「組織のための個人」から「個人のための組織」への変化が重要
・血のつながりではなく、マインドがつながっている人に次のバトンを渡す
・社員が自分たちの会社だと参加する意識が持てたら勝ち
・成長を感じることが出来、働く価値を感じられる会社へ

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