藤間秋男のブログ

【長寿企業の秘訣】後継者問題の解決に婿養子を?

2021.01.19 Tue

 

こんにちは!藤間秋男です。
私の拙著「永続企業の創り方10ケ条」より、永続企業にしていくための、今日から皆さんの会社を100年続かせる企業にするためのエッセンスをお届けします。

後継者候補として有効な婿養子という選択

後継者候補として検討・説得に値するのが、娘さんのご主人です。直接の血のつながりはないとはいえ、もはや他人ではありませんし、もし社長を引き受けてくれたら、娘さんはそれを家庭からサポートすることで、会社を支えてくれます。

娘さんのご主人に後を継いでもらう場合、よくある話は、継ぐことを前提に結婚時に婿養子になってもらったり、継ぐ段階で、婿養子になったりするケースです。

結婚したときに、妻の姓を選択する場合もありますが、これだけでは、夫が婿養子になったことにはなりません。

会社の経営者として後を継ぐだけならば、必ずしも婿養子になってもらう必要はありませんが、相続の問題などを考えると、婿養子という形が一番ベターです。

世界でも珍しい婿養子制度

日本は、世界一長寿企業が多い国ですが、その理由のひとつに、婿養子という婿という血のつながってない者に社長を譲ってきました。この感覚が、海外ではあまりありません。婿養子というのは、日本の非常に珍しい制度だと思います。

恐らく、200年続く長寿企業で、婿養子なくして続けてきた企業はまずないと思います。ですからそういう意味では婿養子は重要だと思います。

私ども130年続いているTOMAグループも、初代は子どもがいなかったので、長野から出てきた、小学校で飛び級をしたという一番秀才の社員を養子にし、2代目を継いでいます。弊社も優秀な人間を養子に入れて続いていますので、養子という選択も1つあるということを知っていただきたいです。

私どもの会社は、長女が結婚した時は考えていなかったのですが、娘の旦那に継いでもらいたいと思ったときに、彼に婿養子に来てもらいました。勤めている先を辞めてもらって、藤間という名前に変えて、藤間司法書士法人の副所長として、頑張っていただいています。

このように、後継者がいない場合は、娘さんの夫にも打診をしてみる。そうすると、婿養子として後継者候補になるという可能性もあると思います。

一族の中で実際に継げる方という可能性を、一つ一つ検証するのは重要ですし、またそのお手伝いもさせていただきたいと思いますので、お気軽にご相談いただきたいと思います。

まとめ
・婿養子という選択肢は後継者づくりでは有効
・日本に長寿企業が多いのも婿養子制度があるから
・後継者がいない場合は娘婿に婿養子を打診する
・一族の中で後継者を探す

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