100年企業創りレポート

藤間秋男の100年企業創りレポート
vol.253 2019.06月号

2019.06.01 Sat

1.18年間連続でビジョン経営沖縄セミナーに参加しました

初参加時は社員41名、スタッフ(パート)13名で、幹部が退職し、補充で新人を入れ定番に悩む中で参加しました。10年後のビジョンを作るセミナーでした。講義50%自習50%(また、合わなくて徹夜)で、10年後のビジョンを作って、それを持ち帰って5月から9月までの10月からスタートする新年度経営計画の立案会議に役立てました。

また、松下幸之助の経営成功のための三原則 ①経営理念の確立と浸透で50%成功 ②社員がイキイキと働ける環境を作り、信じて任せて30%成功 ③戦略や戦術は社員にまかせれば良い。を実践してTOMAの今の200名体制を作りました。毎年10年後のビジョンを立てるので、毎年新たなものが加わりそれをほとんど達成してきました。

2009年に立てたビジョンでは、2019年には社員スタッフ200名、公認会計士・税理士・社会保険労務士・弁護士・行政書士・司法書士のワンストップ集団になりたいと掲げ、実現しました

その後、TOMAの冠をつけた各資格法人の設立の先駆けとなり、東日本大震災の後で国際化が急務と感じ、シンガポールやロサンゼルスの海外支店がビジョンを立てた結果、実現しました。4年前から後継者の市原理事長と二人で参加して、互いに摺り合わせしています。今回は、TOMAのお客様も二社親子で参加され、互いの考え方を摺り合わせて成長されています。

今回の市原理事長の10年後のビジョンは素晴らしいものでした。

本当に市原理事長を指名して良かったと思います。

私のビジョンは、100年企業創りコンサルと後継者探しコンサルや新規開業コンサル(シニアドリームコンサル、女性の起業支援、ドローン他)などを通じてご相談を受け、TOMAの各種サービスにより課題解決する事を、セミナー・個別相談・HPなどを通じて実行していきます。5年間でその後継者も作り、5年後は自費でTOMAニューヨーク支店を作りニューヨーク支店長になって、5年間ニューヨークに在住し、TOMAのニューヨーク支店の採算を取れるようにして、後継者を作って日本に戻って76歳からライブハウスとカレー屋をやる夢を作りました。夢は実現します。必ず実現します。

来年の沖縄セミナーは、4月11日から4月15日までです。一緒に参加しませんか?紹介しますよ。10年後のビジョンのない会社には夢もなく、優秀な社員も残りませんよ。

10年後のビジョンも、毎年18年作り続けて今のTOMAがあります。

 

2.イチローの引退会見で泣きました

2014年世界中で講演してみたいとのビジョンから、ある方の指導でロサンゼルスとニューヨークで講演する機会があり、TOMAからの同行者はなしで家内と二人でビデオを持って行きました。そして、ニューヨークで講演の翌日、ニューヨークヤンキースの試合のチケットを取り、ライト側の外野スタンドに座ってイチローのユニフォームを着て、イチローの応援をしました。私は声が大きいので、少し大きな声で応援したら、私を見てくれた?ような気がしました。既に40歳を過ぎていて限界説が出ていた中で、先発メンバーで見られたのはラッキーでした。イチローの引退会見では、私も感動で泣いてしまいました。

(以下①~⑦東洋経済オンライン木村隆志さんの記事「イチローの引退会見に学ぶ超一流の確固たる心得」より)

①「人より頑張ってきたとは言えない。」けど「自分なりに頑張ってきた。」「重ねることでしか、後悔を生まないということはできないのではないか。」(他人と比べず自分の仕事に集中)

②「自分の限界をちょっと超える」「それを地道に続ける」

③「『50歳まで現役』と公言してきたからここまでできた」

④「やってみたいなら、挑戦すればいい。どんな結果が出ようとも後悔はない。」

⑤"成功"という言葉に振り回されるのではなく「挑戦するかしないか」「後悔するかしないか」という観点で行動してきた。

⑥「あるときまでは『自分のためにプレーすることが、チームのためになるし見ている人も喜んでくれる』と思っていましたが、ヤンキースに行った後ぐらいから『人に喜んでもらうことが、一番の喜び』に変わりました。『ファンの方々の存在なくしては、自分のエネルギーが全く生まれない。』と言っていいと思います。」

⑦「僕は、ゆっくりする気はないです。」

イチローのようにはなれないけれど、野球を愛したように、私も仕事を愛し、人と比べず自分なりの納得感と社員・家族やお客様から喜んでもらう存在になりたいと思いました。

 

3.2005年9月2日 昔のTOMAの「明るく元気前向き通信」がブログで出てきました。(藤間秋男の元気が出るブログ)14年前です。「成功する人とは」(第二号)!

今日、朝6時30分からセミナーに参加し、明るく元気な人は、みんな成功しているなと感じました。

超繁盛店「てっぺん」31歳の社長の話を聞いて、感動し、明るく元気だと楽しくなって、更に自分を成長させることができる。明るく元気でない朝礼の会社は、必ずうまくいかなくなると言われ、危機感を覚えました。この会社の朝礼は、NHKで放映され、毎月500人見学に来るそうです。

昨日お客様と飲みましたが、幹部(TOMAの)が「暗い」とお叱りを受けました。会計事務所は「暗い」のは仕方ないのかと言っていましたが、それで良いのでしょうか。反論できない自分が情けなかった。

TOMAの理念の確立と浸透ができる前でした。今はそんなことないと思いますが、お客様いかがでしょうか?今の「100年企業創りレポート」とはどうでしょうか?あまり文才ないので変わりませんか?

 

4.『日本人の勝算』(大変革時代の生存戦略)デービッド・アトキンソン著(東洋経済新報社刊)

①人口減少×高齢化×資本主義

 

 

G7では人口増

G7で減るのは、ドイツ△12.8%、イタリア△8.5%と少し。

日本はなんと、△32.1%。人口が減って経済は成長?

③労働者の生産性(労働者一人当たりのGDP)(単位:ドル)

 

 

日本の低生産性の原因は、小規模企業に努める労働者の多さ

⇒本当に高くしないと

④各国の輸出状況(日本の輸出率の低さ・チャレンジ心の欠如)

 

 

 

先進国で10%代は、中国・アメリカ・日本のみ

資源のない国で、これで良いのですか。

⑤OECD諸国の「人財の質」ランキング

 

 

 

ⓐ高い質の日本人は、生産性をもっと高めなければならない。

⒤社会保障の維持 (ⅱ)国の借金の解消 (ⅲ)経済成長のため

ⓑ輸出の拡大(中小企業も国際化)

ⓒ女性の活用(多様な働き方)

ⓓ最低賃金の引き上げ(生産性向上)

このままいくと、日本は相当レベルダウンしていまいます。

 

5. なぜ、人間は「先延ばし」をするのか。「理念と経営」(2019年3月号)社長力・管理力・現場力・三位一体論

①問題を先送りし、経営課題に着手しないで、先延ばしにする会社が増えています。大局を着眼して小局に素早く着手できない企業は、もう生き残れない時代です。時代の変化を悔ってはなりません。(①~⑥ 田舞徳太郎)

②"先延ばし"の企業文化は、全てトップが作りだしている。

③社長の第一条件は「正しい意思決定」です。場合によっては、走りながら変えなければいけません(略)。

④スピードが求められる時代です。キャッチャーのミットにボールが入ってからでは遅い。

⑤「情報の共有」がなければ、社長は正しい判断ができない。

⑥現場力とは、すぐやる習慣を身に付け、先延ばしを打破する力のことです。

先延ばしは、本人も会社も成長させません。