100年企業創りレポート
2019.01.01 Tue
Facebookで言葉の力を体感する実験の報告があり、SNSで調べると「ありがとう」の実験がたくさん出てきます。「ごはん」をビンに入れて、「ありがとう」「バカヤロー」「無視して何も言わない」ビンに分けてそれぞれの言葉を一ヶ月毎日言い続けると、
①「ありがとう」―糀のような白いカビが生えて、匂いはほとんどしない。
②「バカヤロー」―白いカビと茶色のカビが半々に生えて、酸っぱい匂い。
③「無視し続けた」―緑色のカビがびっしり生えて、ひどい悪臭がした。
この結果で考えました。
①「ありがとう」と言い続けた方は、自分にも返ってきて体に良い効果、相手にも体に良い効果が出る。
②無視することは、最悪の結果。「愛」の反対は「無関心」(エリ・ヴィーゼル)
③「言葉」が、人生を決めると思いました。
④感じた時に、「ありがとう」という習慣をつけることで良い人間関係ができます。「『ありがとう』と言う方は、何気なくても言われてる方は、嬉しい。『ありがとう』これをもっと率直に言い合おう。」(松下幸之助)
「ありがとう」は、簡単に言えます。
TOMAの行動指針の一つに「地球上で『ありがとう』を一番集める」があります。
藤間秋男の人生理念は、「愛と感謝と笑顔で地球上の人々を明るく・楽しく・元気に・前向き、幸せにし続けて本物の人間になって、『ありがとう』を言い続けます。」
私は、家族・社員・掃除のおじさん・トイレ掃除のおばさん・コンビニ定員・タクシーの運転手・駅員などにありがとうを言い続けています。だから、明るく・楽しく・元気に・前向きにいられるのかもしれません。
皆様「ありがとう」を言い続けませんか。世のため人のために!
松下幸之助ほど、感謝の心で苦境を乗り切った人はいません。
日々の生活の中で、私たちが当たり前だと思っていることにも、感謝を忘れませんでした。「木野君、今日はありがとう。」ことあるごとに松下幸之助は、ありがとうの言葉を使っていました。私にとって最高の励ましであり、生き甲斐になった事は、言うまでもありません。
「ありがとう」の反対は「当たり前」です。あなたの周りの人、上司・同僚・部下・家族・友人・お客様がしてくれる事は当たり前ですか。当たり前と思ったら「感謝」・「ありがとう」は出てきませんね。
私は、当たり前と思っても「ありがとう」を言い続けています。そうすると、その人に感謝する気持ちが出てくるのです。だから「ありがとう」を言い続けませんか。そこから感謝の気持ちが出てきますよ。
長生きすればするほど「態度」というものが、人生に及ぼす影響に益々思い知らされる。
私にとって「態度」は事実よりも重要である。過去や外見・才能・技術よりも、大事である。
態度次第で会社や組織、家庭が作られることもあるし、崩壊することもある。
忘れてはならないのは、私たちは毎日その日に取る態度を選択できるということである。
我々は過去や他人、必然は変えられない。
変えられるものがひとつだけある。それが我々自身の態度である。人生とは10%が自分の身に起こることで、残りの90%はそれに対してどう自分が反応するかで決まる。
あなたにとっても、これは同じ。
我々は、自分の態度を自分で決めることができるのである。
今までとってきた態度の結果が、今の自分ですよね。これからの態度が自分の未来を決めるのですよね。
人間は一日に60,000回以上の選択をして、行動・判断しています。その判断がプラス発想か、マイナス発想かで人生変わってきます。
藤間秋男の判断基準は「明るく・楽しく・元気に・前向き」です。失敗もありましたが今、毎日ワクワク生きています。
自分の態度基準を作りませんか。毎日どう判断・行動していますか?
(プランドハップンスタンス理論)
①キャリアの8割は、予想しない偶発的なことによって決定される。その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこうという考え。イチローや本田圭佑などのように、小さいころから明確な人生設計をたて、実現した人は非常に少なく、スティーブ・ジョブズも偶発的機会を積み重ねました。スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学での伝説の卒業スピーチ
「将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎ合わせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから我々は、今やっている事がいずれ人生のどこかで繋がって、実を結ぶだろうと信じるしかない。」(①スティーブ・ジョブズさんのブログ「B型ドットコム」より)
②偶発的機会をどのように創出していくのか。そして、キャリアを築いていくのか。
そのための5つのキーワード(②『その幸運は偶然ではないんです!』ジョン・Dクランボルツ AS.ロヴァン著)
ⓐ「好奇心」絶えず新しい学習の機会を模索し続けること。
ⓑ「持続性」失敗に屈せず、努力し続けること。
ⓒ「楽観性」新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考える。
ⓓ「柔軟性」こだわりを捨て、信念・概念・態度・行動を変えること。
ⓔ「冒険心」結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと。
③そして、人に出会う機会を増やすことだと思います。
世の中のあらゆるチャンスはすべての人が起点です。
成功者はよく、「運よく○○という転機に巡り合った」と言いますが、その裏には、何百、何千才の出会い、チャンスがあったはずです。確率論を考えるならば、いかに母数を増やすかということ。幸運に出会える確率が1%だとして、週に1づつ機会を作っていても、手にするのに100週間掛かってしまう。それよりは、毎週10の機会を作って10週間で手にした方が良い。
色んなことに積極的に飛び込んで、いずれも真剣に向き合っていたら、いつの間にか色んなことができるようになっていた。気づいたらこんなところまで来ていた。振り返って、そんなことを言える人生こそ魅力的ではないでしょうか。(③uzaki1803のブログ「カルチャ!」より)
藤間秋男は、今でも毎月新規の経営者50人以上と出会い、研修会にも毎月10回以上参加してTOMAの社員・家族とお客様の幸せ作りに役立つことがないか模索し続けています。いつかその点と点が結びつくことを、確認しています。
我々の計画は何か。
我々のゴールは何か。(目標・計画設定の前提となるもの)
TOMAのゴールを考えました。
①社員・家族・お客様・地球を、明るく・楽しく・元気に・前向き・幸せにし続けて100年企業創りに貢献する。
②本物の一流専門家集団になり、お客様の100年企業創りに貢献する。
③結果、TOMAグループは1000年続くコンサルティングファームになります。
皆様も、会社のゴールを考えませんか?
最強のチーム力(帝京大学ラグビー部監督 岩出氏)(「理念と経営」2018年10月号)
①最初の10年は、勝てないチーム。下級生が「負ければいいのに」とつぶやいていた。部員の本数を占める下級生が、面白くないと思っている。それが改革のきっかけ。
②自分で決める自律的な活動は、面白いし、深く考えるし、反応も早い。そこで自分を生かせる自律的な組織を、作ろうと思った。
③勝つことだけを目指すのでなく、未来を幸せにしていける力をつける4年間にしてもらいたい。
④先輩が、掃除などの雑用をし、下級生の余裕をつくり、成長マインドを作る。
⑤1年生には、自分を見つめて自律し、自分を自分でコントロールするような方向性を与えます。下級生の動きに上級生が伴走して、結果も出してあげる。そうすると後輩から、感謝が返ってきて協調関係がより高まっていく。(今はしごきでなく自主性ですね)
⑥やりがいや楽しさを持てるような部分を、組織にどう作っていくかがトップの仕事だと思います。
全国大学ラグビー選手権9連覇―異常です。大学は4年で卒業していきますので、超優秀な選手が続くことはありません。
それが凄いのです。