100年企業創りレポート

藤間秋男の100年企業創りレポート
vol.246 2018.11月号

2018.11.01 Thu

1.リーダー格のいないイワシの群れみたいな組織にしたい

「理念と経営」の勉強会、一度は参加しませんか。成功企業が3社以上学べて、社長後継者がたくさん参加しています。TOMAは社員と、12年700回以上続けて業績2倍以上にしました。

(以下①~⑨「理念と経営」2018年8月号 (株)ストライプインターナショナル 及川社長、早稲田大学ビジネススクール 内田教授)

①売上連結、1330憶円、社員6000名(国内外) 30のブランド、直営店200店舗

②今まで3回ほど倒産しかけているが、V字回復の共通点は、「チャンネル変更」

 路面店⇒ファッションビル⇒駅ビル⇒ショッピングセンター(反対意見もあった)

③果敢に新ブランドを作り、拡大路線で出店している。そして毎年主力事業の、利益の3割を新規事業に投資する。

④だが、最終的に決めた赤字の上限を超えたら"廃業"させる。(キャップをつける⇒3憶の赤字)

⑤その厳しさが、うちの積極性に繋がっている。

⑥事業を「0から1にする」「1から0にする」それぞれ得意な人がいる。

⑦口出しのタイミングを計る。ギリギリまで、社員に考えさせる。

⑧ベトナムは、まだ華僑がきていないので、競争相手がいる割にマーケットが大きい。

⑨私はイワシの群れのような組織にしたいです。誰が偉いのかわからない、みんなのバランスで前進んでいるみたいな。

成長する会社は、社員になるべく任せ、失敗も限度を決めて廃業レベルを決めていて、メリハリがきちんとしている。

最終的には「イワシの群れのような会社にしたい」も凄いです。

「理念と経営」一緒に学びませんか。TOMAの担当社員と学びませんか。お待ちしています。

 

2.早稲田で、老舗ラーメン店が続々と閉店する事情

「東洋経済オンライン」(井手隊長:ラーメンライター)

最安で一杯300円~400円台などというお手頃メニューを、揃えてきた老舗ラーメン店が続々と閉店に追い込まれている。

その要因をラーメン評論家の山路力也さんは、

「戦後から高度成長期60~70年前に開いた店は、後継者問題にぶち当たっています。現代の価値観として、『家業』という考え方が薄れてきていて、親の方も子供に継がせたがらなくなっています。」

個人商店は決して、儲からなくなったのではなく、後継者を取らずにそのまま閉店し、その跡地に大手チェーン店が入ってきている図式です。(早稲田周辺で過去5年に閉店したのは22店)

☆萩窪ラーメン「中華三益」も50年続いていたが、後継者不在で閉店(ラーメン好きの私は残念です。)

小さなラーメン店・飲食店などは、後継者難でどんどん閉店していく。結果、個性のない大手チェーン店が進出する。

アメリカへ行くと、ほとんど大手チェーンの飲食店だらけです。

個性のない味けない店ばかりの日本になってしまいます。

私はそのため、ほとんど大手チェーン店には入りません。ささやかな抵抗をしています。皆様はいかがでしょうか。

 

3.藤間秋男は、飲食店の後継者問題に立ち上がります

個性のない味気のない大手チェーン店ばかりの日本にしたくありません。

B級グルメ大好きな藤間秋男は、お役立ちしたいです。ただし、美味い店を続けてくださいね。

①親族の中で継ぎたい人を探します。説得します。

②社員の中から継ぎたい人を探します。説得します。

③飲食店をやりたい人を探します。

当然、開業資産・経営計画・資産計画も相談に乗ります。

「後継者問題解決します。」

ご覧になった方はいますか?10月に地下鉄メトロ24駅に広告も出しました。

飲食店に限らず、ご相談お待ちしています。

アメリカのように、大手チェーン店だらけになったら、日本の食文化はダメになります。

小さな飲食店を大切にしませんか!

 

4.TOMAグループ 市原新理事長の1年目の評価 99点(藤間秋男)

昨年の10月にTOMAグループの市原新理事長がスタートしました。この一年、大問題がいくつもあり、良いこともたくさんありました。それをたんたんとこなしてきました。

又、会議では、徹底して意見を聞きまくり、足りなければ次の会議でも聞きまくり、最後は決めていきました。

皆を巻き込んだ、素晴らしい経営をしています。

私はできなかった、全員経営・衆知の経営をやろうとしています。

売上も目標を達成し、次年度も成長する目標になっています。

会長の私の出番がないくらいで、少し寂しい気もします。

さて、残りの1%ですが、それは行動するまでの時間が掛かり、期限が延ばされてしまう事があるという事です。

私は期限に対して、厳しくしてきました。それは、市原新理事長の優しさだと思いますが、この時代の速さに遅れないようにして欲しいです。

まかせる経営は、必ず社長を成長させます。

 

5.年輪経営『いい会社をつくりましょう』(伊那食品会長 塚越寛)

①私は木の年輪から、確実な低成長を続けることの正しさを学びました。年輪ができない年はありません。年輪の幅は、木が若い頃は広く歳月を重ねて、ある程度の大きさになると狭くなるのが自然の摂理です。狭くなるのですから、成長率は低くなります。しかし、木全体の円周・容積は、年々大きくなっているのですから、成長の絶対量大きいのです。

②売上や利益の数値は、自然体の年輪経営の結果であり、前年を下回らないという歯止めさえあれば、あえて数値目標を掲げる必要はないと思うからです。

③売上高を伸ばすことを目指す代わりに、社員にはできる範囲のベストを尽くすことを求めています。

歯止めは、各部門・各店舗、絶対前年を下回らない。この気持ちは大切ですね。

TOMAグループも37年で、3回前年下回った年がありました。やはりその年は、全てに最悪だった年でした。

そうならないために、良い社員・良い商品・良いブランド・良い社風をつくり続けていけば、絶対に前年割れはない。更に変化が常態の時に、変化の先頭に立ち続けている限り前年割れはありえません。

 

6.ドラッカー塾で学んでいます。(素晴らしい内容です。参加おすすめします)

「我々の成果は何か」

 

 

 

 

 

 

 

ⓑ成果を測る指標を持たないと、①改善なれない ②哀退する ③仕事のやり方がわからなくなる。

ⓒ成果指標は、働く人間の常識や行動を変える。

 TOMAでは、「ニコニコカード」の枚数・お客様アンケート・朝礼発表などによって、周知しています。

ⓓ顧客を通して知る強みと弱み。(上得意に必ず社長が聞いていく)

ドラッカー塾中間を迎えます。10年前に聞いていたらTOMAももっとお客様と社員に喜ばれる会社になってました。残念です。

 

7.「世間から貰った恩を万分の一でも返していきたい。」(尾畠春夫)(作家 中井俊已のメルマガより)

①2018年8月15日山口県で行方不明の2歳児を救出して全国的に有名になった、スーパーボランティア(尾畠春夫 78歳) 7年8か月禁酒 (スゴイ!)

②「朝は必ず来るよ」

③仕方なく「余命」を生きるのではなく、感謝しながら「余命」を生きたい。

④やっぱし夢を持ち続けるっちゅうことじゃないですかね。その夢は、東北の仮設住宅が全てなくなって、皆が元の生活に戻ること。

⑤好きな格言「笑う門には福来る。」

⑥ユーモアがあって、謙虚で前向きで優しくて、パワフル。すごい人です。