100年企業創りレポート

藤間秋男の100年企業創りレポート
vol.224 2017.01月号

2017.01.01 Sun

新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。藤間秋男

1.2月20日(月)14:00~16:40私の大好きな坂本光司教授のセミナーを実施しました

①利益を追わなくなるとなぜ会社は儲かるのか?

②中小企業で、長期的に好業績を持続している企業の共通点は、社員とその家族を第一に考えている。

 社員が幸せになり、幸せな社員が顧客を幸せにし、それが好業績につながり会社は長く継続する。

③TOMAグループの人財育成理念「社員・家族の幸せづくり優先がお客様の幸せづくりへの近道」

④坂本先生のお話を受けて藤間秋男が業績アップの近道をお話ししました。

⑤人手不足の中で今在職している社員が、生き生きと働ける環境を作ることが大切です。

 

2.企業の使命は「危機」のときにこそ試される。(すごい!)(理念と経営2016.10月号 法政大学大学院 教授 坂本 光司氏/ 株式会社マルト 代表取締役社長 安島 浩氏)

①すごいです。東日本大震災の時、福島のいわき市のスーパーマルト(36店舗)が自らもズタズタに被災するなか、現場のベテランたちの判断でいち早く店を開き被災地のライフラインを守った。建物はズタズタなので駐車場で販売を開始しました。それも、何倍の値段でも売れたのに通常オン価格で販売した。

②それを可能にしたのは、紛れもなく創立者の経営者の経営理念によって培われた「使命感と誇り」だった。社長が東京にいて帰っていなくても「地域のライフラインを守ることが自分たちの使命であり、誇りである」の実践であった。店もこわれ、各社員の家もこわれているのに、次の日に店をオープンさせる。すべて理念の実践です。

皆様の会社は、あの大震災の時どう動きましたか?TOMAは、「お客様の幸せ」のため、震災のために倒産する会社があってはならないと、次の月曜日の朝礼で発表し、TOMAの業績アップマニュアルの配布とお客様の影響を調べました。

「地球の幸せ」については、TOMAとして何が出来るかを皆で考えようと言い、無料で震災で倒産しないセミナーやそのDVDを売って寄付をしました。社員はフリーマーケットで社員の不用品を売って寄付をしました。

私は3月25日前後に、石巻でヘドロかきをし女川へ物資を届けました。

やはり経営理念が行動の原点でした。その後、岩手や宮城や福島の浜通りの桜の寄付や福島の郡山で無料で業績UPセミナーをし、コンサルタント集めて無料相談会をやりました。

TOMAに経営理念がなかったら、そんな行動はしていなかったでしょう。

 

3.菉竹猗猗たり(りょくちくいいたり)(論語普及会 伊與田 覺)(致知2017年1月号巻頭の言葉)

①論語の大家の伊與田先生が100歳を超えて亡くなりました。毎月社長塾で論語を学ばさせていただいておりました。悲しいです。

②何遍会ってもさっぱり印象に残らない人もいれば、一目見ただけで生涯忘れられないような感化を与えてくれる人物がいる。

③平生の切磋琢磨によって、人間はそこまで人格を高めることができるのです。年齢は問題ではありません。各々が命ある限り、一日一日そのような人間になるべく歩み続けてまいりたいものです。

私も外観でなく、生涯忘れられない感化を与える人物になりたいです。

 

4.会社は経営者の器と能力以上にはならない。(生活の木 重永忠)

①それでよいのか?

②経営者の器以上の理念像を実現していくために「まかせる経営」と「育てる経営」をしていかなければならない。

③「まかせるため」に必要な3つのこと

 ⓐ経営理念への賛同

 ⓑ目指すものの共有(ビジョン、人財育成理念他)

 ⓒ役割の明確化

  ㋐一般社員 

  ㋑管理職 

  ㋒経営陣のやること

④「育てる」ということ

  ㋐心構えを育てる。 

  ㋑意志(腹がすわる。) 

  ㋒意欲

 

5.トップコンサルタント臥龍(角田誠之)の感動経営コンサルタント心得

①トップの必須の資質は「「楽観的思考」で、思考は実現化する。

②棒ほど願って針ほど叶う。針ほどしか願わないと何も残らない。

③時は金ではなく、命である。迷う、悩む、探すは、止まる時間。

④スピード格差が成長格差を生む。

⑤お客様の選択基準。自分が学生だとして「入社したい!」と思える会社創りのお手伝いをする。逆はお手伝いしない。

⑥お金ほどきれいで正直なものはない。お金を払ってくれない人は本音であなたを評価していない。

⑦「人に優しく、事に厳しく、場は楽しく」(その人の可能性に優しい)(数値目標に妥協しない)(お祭り騒ぎの高揚感)

⑧「伝わる」能力を磨け。「伝える」と「伝わる」は違う。

⑨レストラン、ホテル、ミュージカル、ライブ、映画、などで本物を知る。(本物でないものとの違いがわかる)

⑩ストレスを感じ、気力を削ぐ相手とは仕事をしない。お客様を選ぶというわがままを通すために必死に実力を蓄えよ!

 

6.成功者は、頭を上げて徳を積む(宮崎中央新聞編集長 水谷謹人)

「あんな小言を言った私より、その小言を受けとめた人のほうが、人格が高いのです。どんな人間が成功するのかと言い素直であることに尽きます。たとえ理不尽なことを言われてもお客様に頭を下げる。そうやってたくさんの徳を積んできたのです。」

 

7.「理念と経営」の勉強会より(650回以上になりました。)月刊『理念と経営』2016年10月号で学びました。

①「自分の子ども・孫に食べさせたくないものは売らない」というポリシー

②本業以外にはかたくなに手を出さない。

③人が伸びた分だけ会社が伸びる。だから個人を成長させれば集合体として会社が成長するのです。

④売上は、お客様の信頼料、利益は満足料、感謝料

(①~④ 巻頭対談より 法政大学大学院 教授 坂本 光司氏/ 株式会社マルト 代表取締役社長 安島 浩氏)

⑤「世界初オンリーワン」で価格競争から抜け出し「知恵」の競争で勝負せよ。

⑥物を売る前に、考え方を売れ

(⑤⑥有限会社佐賀ダンボール商会 代表取締役社長 石川 慶藏氏)

⑦「やる気」を秘めた人に、活躍の場を才える喜び

⑧規模でなく、「人が育つ会社」を目指す。

⑨アルバイトであっても、「うちの会社で働くことで人間的成長ができる」と噂されるような会社にしたい。

(⑦~⑨株式会社Dreams 代表取締役 宮平 崇氏)

⑩人手不足ではない。社長や会社に魅力がないだけだ。

⑪われわれには、働く人の人生を預かる「重い責任」がある。

⑫志が高い社長に前向きな社員はついてくる。

⑬「社長の足らざるをいかに補うか」を管理力と言う。

⑭人手不足ではなく幹部が、社員を辞めさせているのです。

⑮「うちで働いて良かった」自分の仕事に誇りがもてる会社にしたい。

(⑩~⑮日創研グループ代表 田舞 德太郎氏)