藤間秋男のブログ

下請け企業を脱却!ベストタイミングと方法を解説

2021.02.08 Mon

 

みなさんこんにちは!TOMAグループ藤間秋男です。

仕事が面白いから、人も会社も成長できるのです。TOMAでは、毎月「理念と経営」の勉強会を開催しています。2020年には、開催数800回を越えました。継続して学んでいます。

今日はその中で、下請けをずっとやっていた会社が変身した例をお話しします。

大口に頼る経営からの脱却

バネの小口販売をカタログ販売事業を始めました。その動機は、自動車一辺倒の仕事をしていることに、非常に不安を感じたからです。売り上げの8割が大口受注で、しかもその半分くらいは一社に占められていた。これは楽なんです。

言われた通りにやればいいので楽なのですが、そのままですと、価格競争力がなく、新しい商品を作る余裕もなく、結果的には大手の価格で利益が全く出ないような状況に追い込まれる可能性があります。

仕事が全く面白くなくなった、または面白くなかった。不良品とコストダウンの話ばかりだと当然そうですよね。

カタログ販売は社員の反対が大きかったのでサミニという別会社で事業を始めました。別会社でやるというのがすごく重要です。

社内ですると、大手の会社からの仕事がワッと来たら、当然みんなそっちに行かなくてはいけなくなるし、基本的には別会社で、もう戻らないという気持ちでやらせないと難しいと思います。

各会社にfaxが設置され、宅配便が充実し、更にはインターネットが普及して、インフラが整ったことで急激に販路が拡大してきたということもあると思います。タイミングが、通販をやるのにいい時代になってきました。

主体的に考える事が増え、仕事が楽しいと思えるように

小口取引にシフトして、主体的に考える仕事になってきた。いろんな注文がきますけれども、これについて担当者がお客さんと色々と話すことによって、主体的に考えるようになってきました。

大口の受注の場合は、考えないでそのまま言われたことをやるだけでした。今は自分たちで考える仕事になってきて、仕事が楽しい。今までは楽しくなかった。

高度な技術を培って、世界最速工場を目指す。これから世界を対象にしたネジを、色んな形で加工して世界に打って出よう、という話も出ています。

下請80%は、親会社の景気に左右され、コストダウンと不良品で怒られ、面白くありませんし、成長できません。そのために別会社で新規ビジネスをスタートさせました。それが面白い会社に変身したのです。

大手に依存している会社は景気に左右されやすい

皆さんの会社でも、大手の会社30%以上依存している会社は、非常に景気に左右されやすいですし、もしそのお客さんがなくなったら倒産リスクがあります。ですから、そういう会社と取引がある間に、別会社を作って何か新しいビジネスチャンスを見つける。

ただし、急に全く新しいビジネスを始めるのではないのです。今まで入れている販路や、今まで作っている商品、今まで作ってる世界、そういう中に新しいビジネスを、皆さんは入れていかなければいけないとに思います。

今回、紹介した会社はネジを作ることを、大手ではなくて、小さな中小企業にで小ロットで売るということをやってるわけで、まったく違うビジネスをやってるわけではないのです。

新しいことを始めたら、面白い会社に変身した。これは素晴らしいです。

皆さんの会社も、面白い会社に変身しませんか。
皆様のいろんな革新のビジネスにお役たちできればと思っておりますので、是非ご連絡お待ちしています。

まとめ
・大口に頼る経営では不安定
・大手の会社30%以上依存している会社は景気に左右されやすい
・小口取引が増えることで仕事を主体的に考えるようになり仕事が楽しくなった
・全く違うビジネスを始めるのではなく、今やっていることの中から始める

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