藤間秋男のブログ

【後継者が見つからない方へ】最終手段はM&A

2020.12.17 Thu

 

こんにちは、TOMAグループの藤間秋男です。
私の拙著「永続企業の創り方10ヶ条」より、永続企業にしていくため、また、今日から100年続く企業にするためのエッセンスをお話させていただきます。

最後の手段はM&A

いろんなバトンタッチを考えても、それでもできない場合、最後はM&Aかと思います。

私は、基本的にはM&Aは反対です。

M&Aというのは、今まで汗水たらして作った会社を赤の他人に渡してしまうのですから、こんなことでいいのだろうか?当然社員さんもM&Aになった場合、どうなるか分かりません。

こういった理由で反対なんですが、バトンタッチをする後継者がいなかった場合はM&Aしかないということを認識していただきたいです。

M&Aに踏み切る際に気を付けること

様々な方法を試みて、それでも見つからなかった場合は、事業継続のためにはM&Aという選択しかありません。最後の手段です。

しかし、ひとつ注意すべきことがあります。
それは、最後の手段だからといって、売り時のタイミングを間違わないことです。

後継者に譲る、M&Aに踏み切るタイミングを見極める


赤字がどんどん増え、優良な会社がなくなり、商品の競争力が無くなったときに譲ろうと思っても、後継者はそれに対してこの将来のない会社を譲り受けようとしません。

または、M&Aするにしても、買う会社に価値がなければ買いません。
そうなると、引き受ける会社、後継者も当然見つからなくなります。だから、時間をかけて、段階を踏み、いつでも判断ができる態勢を整えておくことが重要です。

M&Aに限らず、後継者を探すときも、会社にある程度余裕があるときに、早めに手当てをするということです。

また、社員の幸せ創りをしてくれる会社を選ぶことも重要だと思います。
とにかく、会社を次の代に譲るときは余裕をもってやることが必要だということです。

元気でいられる寿命を考えると後継者に譲るのは65歳が適任

男性の寿命、元気でいられる寿命というものがあります。元気でいられる寿命を考えたときに一番適任なのは65歳で譲るということです。
65歳で譲って、70歳まで会長で今の社長をフォローするということです。現代は特に、AI 化、働き方改革、RPA、5G、いろんなことがあります。

昔は単純ですから、単純なことで「俺についてこい」でよかったのですが、これからはいろんな社員がいたり、いろんなIT化が進み、AI化、RPAなどたくさんのことをやっていかなけばいけない。そして、働き方改革があります。

そういう中で若い血を入れてやっていかないと、会社は絶対に100年続きません。若い代にどんどん続いていくことが100年続く企業になれるということになると思いますので、ぜひ100年企業を目指していただきたい。

今社長をやっておられる方には、早くバトンタッチをする後継者を見つけていただきたい。バトンタッチするなら65歳が一番いいと思っています。ぜひ、バトンタッチを意識してください。

GEのジャック・ウェルチさんは、40いくつで社長になったとき何を始めたか、売上を上げることを始めていません。彼は次の後継者を探すために、まず行動しているんです。
やっぱり一番重要なのは、次の代を決めることです。

弊社も、社長に必ず次の代を考えておきなさいと言っています。そうしないと、後継者はできないんです。
ぜひ、そんな想いで後継者づくりをやっていただきたいと思います。

まとめ
・M&Aは最後の手段
・M&Aは売り時のタイミングが大事
・M&A、後継者づくりどちらも会社に余裕がある時からの準備が重要
・M&Aするなら社員の幸せづくりをしてくれるところを選ぶ
・会社に若い血を入れないと100年続く企業になれない
・売上よりも後継者づくり、後継者選びが大事

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