事業承継マッチングサービスとは?後継者不足に悩む経営者におすすめ

後継者不足の問題は、深刻です。たとえ堅実に黒字を続けてきた企業でも、後継者がいないという理由で、廃業に至る企業も増加しています。 業績が良い企業の廃業を防ぐためには、後継者が欠かせません。しかし後継者は誰でもいい訳ではなく、企業文化やノウハウを受け継ぎ、会社が保有する資産を更なる発展に活かしてくれる適任者が必要です。 そこで今回は、親族外から後継者を見つける手段として有効であるマッチングサービスを紹介していきます。


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【後継者不足の解決策】事業承継のマッチングサービスについて

事業承継のマッチングサービスは、基本的には譲渡を希望する企業と、企業を譲り受けたいと考える後継者(もしくは譲受企業)をマッチングできるようサポートしてくれる場です。

では、経営者の視点から、事業承継のマッチングサービスを上手く活用するには、どのようにしたら良いのでしょうか?

事業承継のマッチングサービスとは?

事業承継のマッチングサービスは「マッチングプラットフォーム」とも呼ばれています。会社を譲渡したい企業と、会社を譲り受けたい後継者をマッチングさせるサービスを指した総称です。

近年、日本の中小企業の多くが深刻な後継者不足を抱えているのが現状です。そのような実態に伴い、事業承継のマッチングサービスも増加傾向にあります。

跡継ぎがいない経営者は事業承継マッチングサービスを利用することで、適切な人材を見つけられます。その後、話し合いを経て、後継者となった人材に、現事業を引き継ぐことができるのです。

事業承継マッチングサービスでは、現経営者の理念を軸に後継者を探すことが可能であるため、理想的な事業承継が実行できる確率を高めてくれるでしょう。

マッチングサービスの特徴

事業承継に関するマッチングサービスの特徴は、顧客の希望条件に寄り添ってくれる点です。主に譲渡側である企業は、ネット上で譲渡希望の条件をサービスに掲載します。(一部情報が、非公開である場合も)

対して、後継者となる譲受側は、自らの希望条件に合った企業を検索する形になります。

マッチングサービス最大のメリットは、双方の希望条件がピタリと合致すれば、スピーディーな事業承継を実現できる点にあります。

マッチングサービスにはどんな種類があるのか?主な3つを紹介

事業承継のマッチングサービスにはどのような種類があるでしょうか?
大きくマッチングサービスでは、3つの種類に分けられます。

1. 後継者人材バンク
2. 事業承継マッチング支援
3. M&A仲介会社のマッチングサービス

公的なサービスから民間のサービスまで、各サービスの特徴を詳しく見ていきます。

1. 後継者人材バンク

まずご紹介するサービスが、「後継者人材バンク」です。事業引継ぎ支援センターが行っている取り組みのひとつである後継者人材バンクは、公的機関である中小企業基盤整備機構が中心となり運営されています。

後継者人材バンクでは全国を対象に後継者候補の募集を行っています。そのため多くの人材を本サービスからピックアップがすることができます。

後継者人材バンクは、常に全国で後継者候補を募集しているので、広い情報網を活かした人材情報を確認できるというメリットがあります。
そうして最適な人材を発見した際には、登録された人材への直接的なアプローチをすることができるでしょう。

2. 事業承継マッチング支援

次にご紹介するサービスは、「事業承継マッチング支援」です。事業承継マッチング支援は、日本政策金融公庫が実施している独自の支援サービスになります。

後継者がいないことなどを理由に「事業を譲り渡したい」と考えている人と、創業や新分野進出等を目的に「事業を譲り受けたい」と考えている人をつなぐ、無料のマッチングサービスです。

3. M&A仲介会社のマッチングサービス

最後に「M&A仲介会社のマッチングサービス」をご紹介します。M&Aによる事業承継を行う場合、 M&A仲介会社のマッチングサービスも選択肢のひとつに挙がるでしょう。

しかし、M&A仲介会社はあくまで企業買収の専門家です。事業承継後の会社の成長まで考えられていない可能性には、留意しておきましょう。

「TOMA100年企業創りコンサルタンツ」の事業承継サービス

TOMA100年企業創りコンサルタンツでは「相続・事業承継サービス」を行っています。数多くの事業承継をサポートしてきた豊富な実績がございますので、様々な悩みのサポートが可能です。

後継者マッチングサービスを利用しようと考えておられるような経営者の方は、親族外承継を念頭におかれているのだとは思いますが、実は親族外承継だけが解決策とは限りません。

親族外承継は最後の手段なので、まだ親族への承継や社内の人間による承継についてもまだ考える余地がある可能性もあります。

TOMA100年企業創りコンサルタンツでは、まずは親族、社内の人へ承継を行えるように全面的にサポートいたします。人選から始まり、選んだ後継者候補の育成まで行います。諦めていた親族、社内の人への承継ができる可能性がまだあります!

もちろん、親族外承継を選択する場合でも、TOMAなら最適なプランを提案可能です。

親族外承継を「株式は親族が持ったまま経営だけを親族外に任せる」「株式も経営も親族外の後継者に任せる」という2つのケースに大別したうえで、自社株対策や会社内の内部統制など、さまざまなサポートを行います。

担当コンサルタントは、外部から後継者を選ぶ際のポイントについても熟知しているため、スムーズな親族外承継を実現することができるでしょう。

TOMAにお任せいただければ、今日から100年企業の未来を実現することが可能です。ぜひ、一度弊社へご相談ください。

まとめ

本記事では、後継者不足を解消するマッチングサービスを紹介しました。

理想的な事業承継を実現するためには、後継者探しや候補者の育成など、多くの手間と時間が必要です。
現在30~40代くらいの若手経営者であれば、「まだ自分は元気なので事業承継について考える必要はない」と思うかもしれません。しかし、自社を100年続く企業として末永く存続させたいのであれば、早い段階から事業承継の準備を行うことが大切です。

公的サービスやM&A仲介会社など様々な選択肢がありますが、「TOMA100年企業創りコンサルタンツ」の事業承継サービスは、より経営者により沿ったサポートを展開していきます。理想的な事業承継に至る手段として、弊社のサービスを利用してみてはいかがでしょうか?
現在後継者を探している方はもちろん、将来的に事業承継を考えている若手経営者の方も、TOMAまでお気軽にご相談ください。