藤間秋男のブログ

【事業承継を我が子へ】自分の子供に後継する際の注意点

2021.01.20 Wed

 

こんにちは!、藤間秋男です。
私の拙著「永続企業の創り方10ケ条」より、永続企業にしていくため、今日から100年続く企業にしていくためのエッセンスをお届けします。

自分の子どもに会社を継がせたい

会社の後継者探しで、まず誰しも考えることは、自分の子どもでしょう。
ほとんどの社長は、本人に言うか言わないかは別として、自分の子どもに継がせたいと思っているようです。しかし、なかなか面と向かって継いでほしいと言えないケースは少なくありません。

現実には、すでに他の仕事に何年も、いや十何年も携わっている場合など、なおさら、それをやめて継いでほしいと言いにくいものです。また、言うべきではないという考え方もあります。

これまで5回開催した「100年企業サミット」( 100年を超える企業様4社を招いたパネルディスカッション)の登壇者でも、他の業種で10年以上勤務し、実績を上げていた息子さんが、職を辞し親の会社を継いだケースは少なからずありました。

まずは自分の子供が継げるか検討する

息子さんには継ぐ意思があっても、厳しいいくつかの条件をクリアしないと継がせないという社長さんもいらっしゃいましたが、まずは、自分の子どもに継がせることが可能かどうかを検討することが第一です。

私の経験したことで、お医者さんになって仕事をしているのに、後継者がいないから戻って来いと言って、長女の方が戻った例があります。

今、立派に経営をし、非常に良い結果を生んでいますが、やっぱり医者に就かせたところで、本当は諦めるべきだったと思います。後からそうやってやるのは、本人にとってもかわいそうだし、会社にとってもちょっと回り道だったと思います。

やはり、まずは会社を継いでもらうのは子どもという風に考えるべきだと思います。

子どもに継いでもらう場合に解決すべき問題

ただ子どもがいいかというと、継ぐ気持ちがない、それから、継ぐ力がない、そういうこともありますので、必ずしも子どもに継がせるということが良いかどうか見極める必要があります。または長男と次男がいた時に、どっちに継がせるかという問題もあります。

両方に継がせるというのはケンカの元です。もし、両方に継がせるのであれば、どっちをトップにするのか。

私どものお客様であった例は、次男に継がせて、長男は子会社の社長にしているという例もありましたが、このような形で同じ職を持たせると、非常に問題があります。

このような場合は、必ずどちらかに株を片寄せないといけない、という問題もあります。また、継がせる子どもには子どもがいなかったり、次男の子どもは男の子だったりすると、そこはまた非常に微妙なところなんです。

こういった問題も、種類株を使い、議決権を持たせないで、役員になった時に議決権を持たせるようなやり方もあります。このあたりの話は専門家に相談する方が良いでしょう。

TOMAグループも相談に乗っていますから、お気軽にご相談ください。

最後に。経営権については、株の持ち分なんです。株の持ち分がすごく重要ですから、それを維持するためにはいろんなことを考えないといけません。

税制もそれを応援してますから、うまく使うこともお考えいただきたいです。

後継者が決まっている場合も、長男や次男、どっちにするか迷っている場合もいろんな形でお手伝いさせていただきますので、ぜひご相談ください。

まとめ
・ほとんどの社長は子どもに継いでほしいと考えている
・自分の子どもが継げるかを確認する
・子どもが2人以上いるときは誰に継がせるか見極める
・経営権、株の持ち株については専門家に相談

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