藤間秋男のブログ

【事業承継社長が語る】経営理念を社員に浸透させる方法

2021.01.28 Thu

 

こんにちは、TOMAグループ藤間です。

藤間秋男の100年起業創りレポート、永続企業にしていくためのエッセンスをレポートに書いています。1998年から書き始め、20年以上書いているレポートです。

目先の目標よりも理念や目的を共有できるかどうか

経営理念を社員に浸透させるにはどうしたらよいか。これは皆さんの悩みごとの一つだと思います。経営理念を社員に浸透させようとしても根付かないんです。この悩みに対して、日本一の2軍監督の白井一幸監督が回答している記事からお話をさせていただきます。

ファイターズで、若手とベテランがうまくいったのは、目的を共有することができたからです。日本一を目指すため、そのために皆が日本一の練習をするということを目的にしました。最終的に何を目指してプレーするのか、チームの目的が選手全員に浸透するよう取り組みました。監督とヘッドコーチの私は、日々選手に声をかけ続けたのです。

白井監督が経験したように、売上目標達成はできそうかとか、目先の目標ばかりを社員に言いがちですが、理念や目的に触れる時間を増やすことは有効ということです。

先日、あのファイターズの栗山監督にお話を聞きました。彼はチームが優勝するより、その社員が幸せになること、これが一番だということを、社員に伝えていたそうです。とても素晴らしい考え方だと思います。

売上達成とかいうことではなく、理念や目標に焦点を当てて、社員に言い続けることが重要であると思います。

様々な人がいる組織をまとめるには経営理念とビジョンが重要

古参社員や新卒社員、中途入社組など、さまざまな立場の人が働く組織をまとめ上げるのには、経営理念が絶対に欠かせません。経営理念があることによって、社員がその理念に共感すれば、その範囲で動きます。我々はよく「経営理念はブレーキだ」といいます。

ブレーキがあって、この理念の枠内だったら何をしてもいいという、自由度を与えられるものです。

「ビジョンとはアクセルだ」と思っています。ビジョンと理念を社内にうまく浸透したら社員はそれに合った行動をしていくということだと思っています。

理念の唱和は絶対必要!

朝礼で経営理念を全員で唱和したり、額縁に掲げたりする。あるいは、「会社の理念を実現できたらあなたの価値が生まれ、自己実現も成功する」と確認することが必要です。

理念の唱和は絶対必要です。
理念の唱和が絶対必要です。

TOMAグループでは「クレド」というものをやっています。「クレド」を毎回朝礼ごとに、15ぐらいあるものを一つずつ読み合わせをします。理念の実践のための「クレド」です。

この「クレド」を作ることによって、会社は皆さんの経営に役立つ、そういう社員がそれに対して理念の浸透を納得できる、そういうことをやっています。

今日もパートさんの朝礼で、うちの社員がこういうことだぞということをみんなで読み合わせをしてお話をしていきました。そういうことが必要です。

経営成功の要因の50%は経営理念の確立と浸透にある

経営理念の浸透は、根付くまで全てリーダーの姿勢にかかっています。
松下幸之助の「経営成功の要因の50%は経営理念の確立と浸透にある」を聞いて、20年前に2年間「経営理念塾」に通い、経営理念をつくりました。

TOMAの経営理念を作り、実際に業績を数倍に上げました。
社員数も数倍に上げました。
幹部もできました。
後継者もできました。

経営理念を語らずしてTOMAグループはありませんし、お客様の経営理念もたくさん作っています。TOMAグループは経営理念を作り、経営のお手伝いをしています。ぜひ経営理念を作りましょう。

TOMAの経営理念は、

「明るく・楽しく・元気に・前向き」なTOMAコンサルタンツグループは、本物の一流専門家集団として、社員・家族とお客様と共に成長・発展し、共に幸せになり、共に地球に貢献します。

こういうことです。

1番目明るく・楽しく・元気に・前向き

「明るく・楽しく・元気に・前向」とは、社員・お客様が幸せになる考え方だと思っています。明るい人に明るい人が集まり、楽しい人に楽しい人が集まり、元気な人には元気の人が集まる、前向きな人には前向きな人が集まる、そういう集団をつくったらみんな幸せになるはずです。

ただ、うちの社員の中にも、お客さんの中にも、そうでない人もいます。そういう人にも「明るく・楽しく・元気に・前向き」を目指していただきたい。

我々と付き合う事になって、そういうことを一つでも目指していただけたら、みんな幸せになるなと思い、理念として掲げました。

またこれは、私の個性でもあるわけです。私は前にもお話ししたように、勉強もできる方ではないし、頭もいい方ではないのだけど、この考え方で、今とても幸せですし、いろんなたくさんの人に集まって頂いている。ですので、幸せになる方法だと思っています。

2番目:本物の一流専門家集団

本物の一流専門家集団、これは社員の願いです。本物の一流専門家になりたい、この一流専門家が集まった集団になる、これがみんなの願いです。

ワンストップで会計士や税理士や社会保険労務士、行政書士、司法書士等々に相談が出来る。それからITの専門家もいます。このような専門家集団がワンストップでお客様のお手伝いする。1つの場所で全てが解決する。お客さんが望んでいることです。これも理念に掲げました。

3番目:社員・家族とお客さまと共に成長発展し、共に幸せになります

社員・家族、社員一人では幸せになりません。家族も幸せでないと、社員は幸せになれません。ですから、社員・家族と謳いました。

社員・家族とお客様。
先にお客様がくるのは当たり前だろういう考え方もありますが、私どもはこう考えました。幸せになった社員でなくてなくては、お客様を幸せにできないだろう、と。

私どもの人材育成理念は、社員・家族の幸せつくり優先が、お客様の幸せへの近道。これを、我々は徹底して社員に伝えています。社員・家族が幸せであったら、お客様を幸せにするでしょう、ということです。

4番目:共に地球に貢献

社会貢献、社会のためにつくす。お客様に尽くす、社会のために尽くす、そういうことをすることによってみんなが幸せになっていく。TOMAは、そういう考え方を心の中で謳っています。

経営理念とは枠組み

理念では、この理念にあっていることだったら、何をやってもいいよ、と言うことを、我々は社員に伝えています。理念はブレーキの役割ですから、理念という枠を作って、その中であればいいよということです。

ぜひ、皆様にも経営理念を作っていただきたいと思います。我々もお手伝いしますので一緒に作りましょう。経営理念を作れば、今後も会社は残ります。

すでに理念がある会社は社員に共感される理念か見直しましょう。我々から見ると、本当に社長の身勝手な理念が多過ぎます。社員が共感する理念を作ってください。その手伝いもTOMAはさせていただきますのでぜひご相談ください。

まとめ
・目先の目標よりも理念や目的に触れる時間を増やすことは有効
・経営理念はブレーキ、ビジョンはアクセル
・理念の唱和は絶対に必要
・経営成功の要因の50%は経営理念の確立と浸透にある
・経営理念とはその中であれば、何をやってもよいという枠組み

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