藤間秋男のブログ
2021.01.06 Wed
みなさんこんにちは。TOMAグループ藤間です。
今日は後継者を探し育成する大切さを失敗事例を交えてお伝えします。
経営者はなぜ事業承継者の育成に力を入れないのでしょうか?
私は、本当に思うのです 。
後継者を作らなかったら、会社は続かないのです。それなのに、なぜ育成しないのかなと思います。
私はよく「死生観」という言葉を言いますが、事業承継しない人というのは、自分は「永遠 に不滅だ」と思っている方が多いのかなと思います。やはり後継者を育成しないと次の代はできません。
TOMAでは、毎月「理念と経営」の勉強会を開催しており、もうすぐ800回を迎えます。2019年10月の勉強会で学んだことを紹介させて頂きます。
「戦う事業承継者」が日本にはたくさん存在します。
日本ではないですが、GEのCEOであったジャック・ウェルチ氏は、CEOに就任した際、すぐに着手したのは、売上を上げることでも、利益を増やすことでもなく、後継者を探し出し立派なCEOを育てることでした。
昔、IBMの椎名氏が、日本のIBMの社長だった時、たしか47歳だったと思うのですが、アメリカのIBMがヒアリングに来た時にも、アメリカのIBMの人が言ったのは「次の後継者は誰なんだ」ということだったそうです。
経営者が決まった時点で次の後継者をつくっていく、そういう意識がないと会社は続かないということです。後継者育成は、事業を成長させるより難しい話です。
私はそう思います。
後継者育成は、企業の栄枯盛衰を決定するものであります。台湾企業に買収されたシャープは、後継者選び失敗した一番大きな例だと思います。あんな素晴らしいシャープという会社がダメになってしまった。
これは、後継者がダメだった、後継者選びに失敗した結果、内紛がいろいろあったり、本当に醜い争いがあり、結果的には台湾企業に買収されてしまった例です。
鹿児島に、小正醸造(株)という会社があります。4代目の小正芳嗣現社長は、焼酎を海外に売り込もうとして苦戦をしていました。
「世界の共通言語」に例えるウィスキーを通じて、蒸留酒メーカーとして存在感を高めることが、海外市場開拓の近道と考えて、2代目である祖父の夢であった蒸留所の建設地に、「日本ウイスキーを造ろう」、「焼酎の蒸留設備を活用して日本のジンを造ろう」と決断し完成させました。
2代目の夢を4代目である社長が形にしたのです。
私の祖父は、「藤間には司法書士しかいないのか、弁護士とか会計士はいないのか」と言っていたそうです。
おそらく、資格者をいろいろ集めて、ワンストップグループをつくりたかったのでしょう。それで、藤間司法書士事務所4代目の父が私に、本当ならば司法書士を継ぐべきなのに、「会計士をやれ」と言い、私はTOMAコンサルタンツグループというワンストップグループをつくりました。
私の祖父は、将来ワンストップチームが必要だというふうに考えていました。それも昭和の初期にです。
そんな時代に考えていた祖父の想いを、受け継いで私はTOMAグループをつくりました。TOMAグループは、ワンストップコンサルタントグループでありワンストップでお客様にサービスしています。
お客様がいらした時には、そのお客様に対して、いろんな角度からアドバイスができる、そういうグループをつくったということです。そういう意味では、TOMAグループというのはいろいろなお客様の悩みをフォローできる体制が整っています。
TOMAグループにご相談いただければ、必ずお役に立てると思います。TOMAグループでの1回目のご相談はすべて無料でやらせていただいております。
まず、この無料でお話をいただいて、そこでなにか得るものを得ていただけたらそれで結構でございますし、なにか続けてお役に立てることがあれば、ご提案をさせてただきます。ご提案をさせて頂いた後、納得していただけたら、契約書を結んできちんとした形で仕事をさせていただいております。
初回の面談で皆様からお金を貰うとか、初回の面談で営業するといった事はございませんので、お気軽にご相談いただけたらと思います。必ず、みなさんの会社にお役に立てる対応ができると思っておりますので、ぜひご連絡頂ければと思います。