TOMA100年企業創りコンサルタンツ株式会社

100年企業創りレポート

藤間秋男の100年企業創りレポート vol.340 2026.10月号

2026.10.01 Thu

赤文字:藤間のコメント
黒太文字:引用

敬天愛人(人を憎まず、人を愛すべき)

「敬天愛人」
どんなに真面目に一生懸命努力しても、人生では思いもよらない災難に繰り返し遭遇することもある。
それでも、天を恨まず、人を憎まず、天を敬い、人を愛すべきだ。
稲盛さんの言葉
心がよくなると、よい人間になれる。よい人間が集まれば、よい会社になれる。
よい会社になると業績もよくなる。だから、心をよくできる人間がリーダーになるべきだ。

① 企業の発展プロセス
創業者が一人もしくは数人でがむしゃらに頑張って事業を始め、軌道に乗せる
知人・友人に加わってもらい、目標やメリットを共有し事業を伸ばす
さらに事業を伸ばすために、全く知らない赤の他人の採用を始め規模を拡大する

② 赤の他人の集団の問題点
赤の他人を採用すると、赤の他人の集団の属性から生じる問題は次々と起こり、停滞し始める。
一体感がなくなる、指示命令がつかなくなる。経営数字が分からなくなる。
現場実態が分からなくなる、経営判断のスピードが落ちる。不正が出てくる。

③ 京セラも同じ経験(稲盛氏の創業時の悩み)
仲間とともに「自分の技術を世に問う」ため京セラを創業し初年度から黒字。しかし、創業3 年目に
初めて定期採用した高卒社員の反乱に合う。赤の他人のために必死で働くことに矛盾を感じたものの、
そうしなければ社員は協力してくれず、会社も成長できず、自分の夢も実現できない。
↓
一人では何もできない。全社員の心からの協力が必要!

④ 集団をまとめるための一般的な組織論
(どうしても会社を発展させたいという持続した熱意が前提)
●事業の夢と意義を常に語る
京セラは零細企業だが、原町一、中京一、京都一、日本一、世界一を目指す。
3K 職場で単純作業かもしれないが、世界のエレクトロニクス産業の発展に貢献する。
●信じ合える仲間を作る。
「社員を疑うのは簡単だが、社員を信じるしかなかった」
(騙されても社員を疑ったら会社は機能しない)

⑤ 稲盛氏が考えた解決法
●利他的な経営理念が必要
京セラの経営理念制定「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に人類社会の進歩発展に貢献す
ること」
●人格を高める
リーダーは、人格を高め、誰から見ても心から納得できる考え方、生き方、フィロソフィを語り、そ
れを実践することが重要。それで心の絆が生まれ、信頼され、尊敬されるようになる。
微塵でも利己的なことがあれば誰もついてこない。

稲盛和夫氏に学ぶ「社長の哲学」第1 回「稲盛哲学とリーダーの役割」
(致知出版社主催 小林製薬株式会社取締役会長 大田嘉仁氏 2026 年6 月24 日講演)

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