100年企業創りレポート
2025.03.31 Mon

赤文字:藤間のコメント
黒太文字:引用
1. 考えすぎると「些細なことも深刻にとらえてしまいストレスが増える」
全国行動認知脳心理学会理事長の大森篤志氏は、考えすぎる人は、傍から見れば些細なことも深刻に
受け止めてしまいがちだと指摘します。(中略)
これは、ある出来事に遭遇したときにとっさに湧き上がってくる考え方「自動思考」がネガティブな
方向に作用しているからかもしれません。考えすぎな人によく見られる「ストレスや不安が強い人」は、痛みの刺激をキャッチする脳内の扁桃体が過敏に働いてしまうと、医学博士の河合隆志氏はいいます。
扁桃体は本能的に反応して嫌なものをどんどん記憶してしまうため、ネガティブな自動思考に陥りや
すいのです。(中略)
2. 考えすぎると「せっかくのチャンスを逃す」
「自分の能力が足りず、まわりに迷惑をかけたらどうしよう……」「もしかしたら現状を維持したほう
がいいのかもしれない……」など、考えすぎる人は、先々のことを心配しすぎてすぐに決断を下すこ
とができません。そのため、ビジネスチャンスを逃しやすいと、放送作家でコンサルタントの野呂エ
イシロウ氏はいいます。
将来的にうまくいかない可能性はあります。ですがそれは同時に、うまくいくかもしれないというこ
と。そんなことを考えている時間があったら、A プランを実行するために社内でメンバーを募るとか、
各社に働きかけるとか、前に進められることがたくさんあります。(中略)
3. 考えすぎると「失敗を全然活かせない」
東京大学薬学部教授の池谷裕二氏は、7 つの経路がある迷路を14 匹のマウスに解かせる実験をしまし
た。その結果、「エサのない行き止まりの道に入ってしまったり、何度も同じ道を通ってしまったり
というエラーが多かったマウスほど、より早く最短経路を見つけられた」のだそう。
マウスの脳と人間の脳の仕組みはよく似ていることから、同じことが人間にもいえると池谷氏は述べ
ています。「失敗は成功のもと」という言葉は、科学的にも正しかったのです。逆に、いつまでも考
えすぎていては、失敗を恐れて引っ込み思案になったり、失敗して過度に落ち込んだりして、うまく
成功につなげることはできないでしょう。
では、失敗を活かすにはどうすればいいのでしょうか。僧侶の草薙龍瞬氏は、失敗への恐れや落ち込
みといった「ムダな思考」を消して「正しい思考」に変えることが大切だと述べます。(中略)
したがって、仮に失敗を経験したとしても、たとえば「今できることは何か?」などと自分に問いか
ける習慣をつくってみるのがよいのです。(中略)
「失敗は次に活かせるものだ」という考え方が身にしみ込めば、変に考えすぎて行動できないなんて
こともなくなるのではないでしょうか。
かのえ かな『「考えすぎる性格」だと圧倒的に損する3 つの理由。今すぐ “脳の前頭前野” を鍛えなさい。』STUDY HACKER 2019 年9 月6 日
失敗しない人は絶対に成功しません。成功しない人は実行しない人だからです。
世の中の成功者はたくさん失敗しています。藤間秋男もたくさん失敗しています。
失敗して、成功の道すじが見えてくるのです。考えすぎる人は失敗しない、だから成功も
しないのです。松下幸之助や稲盛和夫、ユニクロの柳井氏らもたくさん失敗して学び、成
功した人です。