100年企業創りレポート
2016.08.01 Mon
先日坪田先生の講演に参加し感動しました。
辞書を引くと「非常に機嫌(きげん)の良いこと。上機嫌とあります。TOMAの経営理念「明るく・楽しく・元気に・前向きな」と「ごきげん」は通じると思いました。
坪田先生は世界の研究事例から話されました。
①「うまくいっている」から「ごきげん」でなく、「ごきげん」にしていくから「うまくいっている」
②「ごきげんな」人は健康、長生き
③「ごきげんな」人は生涯年収が高い
④「ごきげんな」人が成功している
⑤「ごきげんな」人は「にこにこ」「明るく」「元気」にふるまう
そんな気持ちでなくてもふるまうだけでうまくいく
⑥「ごきげん」を選択する決意
ⓐ「ごきげん」とつきあい、ふるまう
ⓑ良く笑う
ⓒ「ごきげんな」仲間とつきあう
ⓓスクワット(屈伸)4分運動
ⓔ「すいみん」をよくとる
ⓕ月曜日を「ごきげん」にする努力(スタート)
ⓖリラックス
舛添前都知事で有名になった「第三者の目」は社長にとって一番重要な事かもしれません。
稲盛和夫さんの「動機善なりや、私心なかりしか」は自分の心が判断するものですが「第三者の目」から見て本当にそうかを問う必要があると思います。
「第三者の目」ステッカーをいつも見える場所に貼っておきましょう。
私は「動機が善であり実行過程が善」であれば結果は問う必要はなく必ず成功すると固く信じています。
逆に「私利私欲」で始めたことはすべて失敗してきました。
松下孝之助も同じようなことを言っています。
賢い人でも成功する人と失敗する人とがあります。失敗する方には「私」というものがあり、成功する人には「私」というものがありません。私心で差が出てきます。
(ビッグウッド社長のアウトレットなブログより一部抜粋)
各部門のリーダーも同様で部下やチームメンバーが「リーダーの言うとおりだ。私たちも協力していこう」と思ってくれるような私心のない「大義」を誇り全員のベクトルを揃えることです。
私も過去の失敗を考えると社員・家族の幸せ・お客様の幸せ・地球の幸せより、私心が強かったことが失敗になっていたようです。
「一人はみんなのために、みんなは一人のために」
「一人はみんなのためにみんなで一つ(勝利)のために」
(平尾誠二説)
ラグビーに関わる人だけでなく自分の一人だけの力ではなく人(社内・取引先・お客様・地域他)と協力した時に得られる大きな力の大切さを実感したいです。
TOMAもこのような考え方で進んでいきたいです。
伝説のマナー講師平林さんは接堤について次のような定義をしています。
「自分のところに来てくれた人に愉しく気持ちよくなってもらい帰るときには笑顔になってもらうこと。相手の仏頂面を自分の笑顔で溶かすこと」
「笑顔」とは声を出さずに歯を見せ「笑う」は「あっはっは」と声を出して笑うこと。笑顔をつくるには「ハッピー」と言い続けることで、何度も「ハッピー」「ハッピー」と言ってみましょう。
「お客様から私たちを頼りにしているのではない。私たちがお客様を頼りにしているのだ。」
つまり給料はお客様からいただいている。せっかく働くのですから楽しく働きましょう。それが「お客様から給与をいただく」ということにつながっていくのです。
2011年2月号「理念と経営」で㈱ダイシン百貨店を学びました。「思いやり」に徹し百貨店を再生させた男。シニアマーケットの成功事例とされた。高齢者に優しい「何でも揃う百貨店」としてマスコミに多く登場していた。しかしシニアに固執しすぎ多額な投資に見合う収益の改善がみられず最後はドン・キホーテグループに売却。
①多額に投資する時は収益改善予測をきちんと立てる。
②大変な状況にもかかわらず社長が講演やマスコミに出すぎた。どんな企業も変革しなければこのままずっとはない。(日本経済新聞出版社ジェフリー・フェファー, ロバート・I.サットン共著)
何をすべきかわかっているのに誰も実行しない。TOMAも最近そんなリーダーが多くなった気がします。
①問題を話し合っただけで仕事をした気になる。(解決しない錯覚)
→どうすれば目標が達成できるかという問題に設定し直し知恵を絞る。
②過去のやり方にこだわり続ける。(前例は手間が省けて楽である。)
→前例にしばられないまったく新しい組織を作る
③部下を動かすために恐怖をあおる。(プレッシャーをかけすぎる)
→ベストを尽くして失敗したら罰しない。
④重要でないことばかりで評価している。(評価項目が多すぎる)
→人間関係を重視する。
⑤業績を上げるために競争させる。(情報の共有しなくなる)
→共通の目標・共通の外敵からの脅威を植えつける
(この責任は藤間秋男にあるような気がします。反省。)
⇒まず動く。そうすれば何かが変わり何かが始まる。
藤間秋男の今までの成長行動
☆まず動いてから考えながら修正していき完成させる。
フジテレビ「クイズやさしいね」。いろいろなものに「やさしさ」に気付くと自然と「ありがとう」の気持ちが生まれる。
①スーパーでパン売場がレジ近くにあるのは?⇒パンが潰れないため
②温泉旅館のお菓子が用意⇒長旅で空腹で温泉に入ると気分悪くなる
③東京タワーが月に1度上半分のライトを消す⇒満月の美しさを際立たせる
④手ぬぐいの端がぬわれていない⇢昔キズの手当てのため裂いて包帯このクイズ番組の優勝者は政界の多い人でなく一番やさしい回答した人
「やさしさ」に気づくと「ありがとう」の気持ちが出てきますね。
●「天住生」を実現する病院をつくった男(医療法人社団慶成会 会長 大塚 宣夫 氏 ×慶應義塾大学 名誉教授 嶋口 充輝 氏 巻頭対談より )
①「医療はサービス業である」と捉えて顧客満足を達成し千客万来門前市をなす老人病院
②介護の職場では幸せな職員が患者様に良きサービスをします
③サービス業では「100-1=0」ですから一人でもいい加減だと全てムダ
④職員や利用してくれるご家族と理念共有の難しさがある●「できる思考」と「できない思考」(田舞 徳太郎 氏)
①うまくいかない企業は「できない」思考が蔓延している。
②企業成長の最大の敵は働く人たちの「できない思考」
③中小企業の伸びる原因は社長・幹部・社員さんの「できる思考」
④できない思考の幹部が会社を伸ばさない。●「お客様でさえ気づかなかったニーズに応えたとき感動が生まれる。」(島根電工株式会社 代表取締役社長 荒木 恭司 氏)
①40~50%いけるのかとおもっていたらいく。危なかったらすぐに引き返せばよい。
②人が悲しんでいたらいっしょに泣くことがでる社員を育てたい。●「捨てる」ところから新しい発想が生まれてくる(株式会社冒険王 代表取締役 堀岡 洋行氏)
会社がつぶれるのはお金で損失でなく精神が萎えたとき
大貞治の名言に見る「結果を出すプロの心構え」
①努力しても報われないことがあるだろうか
たとえ結果に結びつかなくても、努力したということが必ず生きてくるのではないだろうか。
それでも報われないとしたら、それはまだ、努力とはいえないのではないだろうか。②よく「人間だからミスはするもんだよ」と言う人がいますが、初めからそう思ってやる人は、必ずミスをするんです。
基本的にプロというのは、ミスをしてはいけないんですよ。プロは自分のことを、人間だなんて思っちゃいけないんです。
百回やっても、千回やっても絶対俺はちゃんとできる。という強い気持ちを持って臨んで初めてプロと言えるんです。
真剣で斬り合いの勝負をしていた昔の武士が「時にはミスもある」なんて思っていたら、自らの命にかかわってしまう。
だから彼らは、絶対にそういう思いは、持っていなかったはずです。時代は違えど、命懸けの勝負をしているかどうかですよ。③最高のものを求める強い気持ちがないと、結果は出ないものなんだよ。
④僕は人生は円だと思ってきました。
朝があれば。昼があり、夜があって、朝がくる。季節で言えば冬がくれば、春、夏、秋がきて。これはもう止めようがありません。
人間もサイクルみたいなものがあって、調子がいいときもあれば、悪いときもある。