100年企業創りレポート

藤間秋男の100年企業創りレポート
vol.249 2019.02月号

2019.02.01 Fri

1.人生に不安は付き物だけど、めげない技術「思考法」(「世間の学校」396号より(株)プロス 浅沼邦夫 取締役会長)

さだまさしさんは、35憶円の借金を30年かけて完済しました。自己破産なんて考えもしませんでした。(28歳のとき映画の失敗で28憶円の借金を作りました。)

さださんは、1年にコンサートを100回以上行い、ひたすら借金返済に当て、利子も含めて30年掛かって完済しました。ちなみに今までのコンサート回数は、現時点で日本一。その数は4300回を超える。

「走った。とにかくがむしゃらに走り続けてきた。もし今、何かしら人生に困難を感じてる方がいるのであれば、僕ができる提案は『開き直ること』です。開き直って、まずは、人生には苦しい事があって当たり前なんです。それを前提に生きていかないと、何か問題に直面した時にすぐめげてしまいますよ。でも何があっても、自分が不幸せだなんて思わない事。不幸せは、自分が不幸せだと思い始めたところから始まるんですから。」

さださんは、若い頃借金を背負ったからコンサート4300回の日本一になりました。当然歌手人生として最高の経験をされたと思います。よく言われる言葉「あんな問題があったから今の素晴らしい人生がある。」ではないでしょうか。

藤間秋男も、当初はお客様・社員もおらず、セミナーをたくさんやり、私を信じてくれた方からお客様になっていただきました。今1800回以上になりました。税理士・会計士で、講演を専門としないでやってる人の中で私は、日本一の回数かもしれませんね。いつも順風満帆の人生なんてないと思います。

 

2.成功者の共通点は「圧倒的な努力」(メルマガ「ロード・トゥ・絶対達成」菅沙絵 Vol.139より)

成功者は、「もってるな」と思う部分もあるのですが、普通に圧倒的な努力をしているんですよね。

自分に才能がないとか、あの人は天才だから、なんて言って逃げるのはとっても簡単、けれど、本気で成功したいと思うなら努力あるのみ。努力をしたら大抵の願望は、叶うんだって事も知った。

でも逆に、その努力ができないから、本当にやりたことじゃないんだなという事も最近痛感しています。

王貞治の名言が好きです。

「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるならば、それはまだ努力と呼べない。」

私は、36年間TOMAグループの成長・発展のため、1年365日24時間考え続け、努力し続けてきましたが、まだ社員・家族の幸せを作れていないので更に努力し続けます。

 

3.お金に恵まれない人は、何故お金に恵まれないか?(「進化論」5558号より 魚付谷周史)

①時間でお金を買っている人⇒経済的に豊かになりません。

本を買うお金がもったいないから、自分で試行錯誤して方法論を編み出そう。⇒試行錯誤の時間が掛かりタイミングやスピードが遅れてしまう。

②お金で時間を買っている人

「既に先人が先に、七転八起、四苦八苦しながら構築してくれた方程式」があるのであれば、それに乗る方が100倍合理的。先人の知恵を買う方が有利。

社長や、社員が本来やるべき業務が遅くなったりできなくなる。

TOMAのノウハウも、指導を受けた方が効率的ですよ。

 

4.実践 経営哲学入門講座(日創研 日舞徳太郎)

①自分自身が無知であることを知っている人間は、自分自身が無知である事を知らない人間より賢い。(ソクラテス)

②商売をする人は、まず利益を得るための心遣いをすべきである。そのためには、利益を得ようと思う心をしばし休める事が肝心。(鈴木正三)

③コロンブスが幸せだったのは

ⓐアメリカ大陸を発見した時  

ⓑアメリカ大陸を探している時 

⇒向かっている時の方が幸せ(ドストエフスキー)

松下経営哲学 鈴木正三の考え
人の不幸の上に

自分の幸福を築いてはならない。

社会的責任を果たすことは

専念していれば天道の宛行として

利潤が生ずるのである。

金(私心)を追うな

志(公)を追え

利潤獲得(私心)を

目的にしてはならない。

 

⑤商人は、人から正直だと思われ、互いに「善い人」と感じて心を許し合える間柄にまで発展するのが望ましい。その醍醐味は、学問の力なくしてはわからないだろう。それなのに「商人に学問はいらない」といって学問を嫌いし、近づこうとしないのは愚かなことである。(石田梅岩)

⑥働く事は信仰であり、自分を磨く徳業なのだ。(鈴木正三)

⑦できるだけ多くの人に、できるだけ多くの幸福を与えるように行動するのが我々の義務である。(渋沢栄一)

⑧世のため、人のためにならなければ生きている甲斐がないじゃないか。(豊田佐吉)

⑨順境について悲観し、逆境において楽観せよ。(出光佐三)

⑩何事も行き詰った時に、自分よりも世間が正しいと考えた方が解決の道は早い。(松下幸之助)

⑪苦しい状況にある人たちが、それでも前へ向かって進もうとする時、その痛みを少しでも和らげたいと、ふとこぼれ出る言葉が「希望」なのです。(田舞徳太郎)

 

5.「働く」の種類⇒皆様はどれですか。(みやざき中央新聞 編集長 水谷もりひと)

①ライスワーク―食べるために、頑張って必死に働く。

 そこそこお金は貯まるけど限界がある。

②ライクワーク―自分の仕事が大好きです。

 イキイキしています。

③ライフワーク―仕事に人生を賭けていいと思ってる人

 責任ある立場に立つ。

④ライトワーク―仕事を通して世の中を明るくしたい

 運気上昇の人生。

TOMAの経営理念は、世の中を「明るく・楽しく・元気に・前向き」にすることです。TOMAはライトワークの人が多いはずです。私はまさに、ライトワークです。

 

6.我々は何を廃棄すべきか。(ドラッカー塾第七回)

①イノベーションには、2つの決定が必要(本当に学びませんか)

 ⓐ古いものを廃棄する決定

 ⓑ新しいことを行う決定

②経営者の仕事とは

 ⓐマーケティングとイノベーションによって顧客を創造する。

 ⓑ昨日を陣腐化させ、明日を創り上げる。

 ⓒ組織の資源と労力を最大の機会、最大の成果の上がる分野に適切に配分することである。

③自分の仕事を見直す視点(各人考えてみましょう)

 ⓐやめてしまっても良い仕事は何か

 ⓑ自分ではなく、他の人でもやれる仕事は何か。

 ⓒやり方を改善すべき仕事は何か。

 ⓓ自分が他人の時間を浪費させている。

 

7.指導者は逆境の中でしか育たない。(「理念と経営」2018年11月号より 「理念と経営」の勉強会が750回を超えました)

(日本ケンタッキー・フライド・チキン創業メンバー大河原毅、田坂塾 田坂広志)

①結局、人生を拓いていった友人は、勉強ができるタイプではありませんでした。やはり人間力のあるタイプで、人が悲しんでいる時に共に涙する心を持っている。モチーフは常に光を見つめて歩むタイプです。

②本当は逆境しか人を育てないのです。順境から生まれません。

③人生を拓いていくためには、「五つの優秀さ」が求められる。

 ⓐ基礎的能力(精神的な集中力、持続力) 

 ⓑ学歴的能力

 ⓒ職業的能力(智恵) 

 ⓓ対人的能力(コミュニケーション力、ホスピタリティ力)

 ⓔ組織的能力(リーダーシップ力や、マネージメント力)

 ⓒⓓⓔ重要

④職場とは、一人一人社員が人生を賭けている場である。

⑤日本に長寿企業が多いのは、社員一人一人を大切にする深い思想を持った経営だからです。