100年企業創りレポート

藤間秋男の100年企業創りレポート
vol.247 2018.12月号

2018.12.01 Sat

1.1000年後のTOMAグループの関係者に読んでもらいたく「35年記念誌」を作りました。35年間皆様のおかげでここまできました。本当にありがとうございます。

①あっという間の35年でした。祖父の言葉「藤間には、司法書士しかいないのか。弁護士とか会計士がいないのか。」を受けて公認会計士合格。

②夢はでっかく、公認会計士・弁護士・税理士・社会保険労務士・行政書士・司法書士などの、ワンストップ有資格集団を作る思いでスタートするも、1年目はお客様「0」(前の事務所のお客様から、TOMAに移りたいとの話しがありましたが、人の道に外れると思いを断り、1年お客様0)

それが幸いし、ヒマなので、営業の勉強・講演・執筆などが充分にできて、今のTOMAの原点ができました。人の道に外れたら成長できませんね。

③その間、土下座4回(B/Kの貸しはがしで、支店長にお客様のクレーム、社長の不祥事で社員に、など)詐欺(研修ソフトCFO育成)裁判(B/Kのセミナーでバブルの時。値下がりがありますよと、言い続けていたが、値下がりして損したら聞いていないと訴え。当然無罪。)社員同時大量退職(副所長、部長、次長、課長。30人くらいの時で大変でした。)

けど、色々な問題があったけど、常にそれを乗り越えてきて、あの問題があったから今のTOMAがあったと言えるのだと思います。ただ以下の顔を見ると苦労のあとが見えませんね?

④私の顔の遍歴

あまり変わってない?

苦労が足りないのかもしれませんね。

 

TOMAグループ「明るく・楽しく・元気に・前向きな35年」記念誌発刊あいさつ文

 

あっという間の35年でした。

藤間司法書士事務所4代目の長男でありながら、祖父の言葉「藤間には司法書士しかいないのか、弁護士とか会計士がいないのか」を受けて、公認会計士を目指し合格。

35年前に公認会計士、弁護士、税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士などのワンストップ有資格者グループをつくる思いでスタートするも1年目はお客様「0」。

「最初にあったのは夢とそして根拠のない自信だけ。そこからすべてが始まった」(孫正義)

「夢を描き続ける私は自分を、"夢見る夢夫"と呼んでいます。途方もなく夢を描く癖があるからです」(稲盛和夫)

普通の会計事務所になりたくないと、今までやった事がない分野、事業承継、医療経営、経営計画、人事労務などの部門を立ち上げ、海外にも支店を作りました。

この間、経営理念の大切さに気付き、世の中、お客様、社員を「明るく・楽しく・元気に・前向き」にして幸せにする理念を掲げ実践しています。

結果、200名のワンストップコンサルティンググループをつくりました。

2017(平成29)年10月に、お客様の見本となるべく65歳で会長となり、親族外の市原和洋に理事長職を譲りました。これからは会長として市原理事長の応援団長となり、現経営陣ではできないところでビジネスチャンスをつくって社会貢献をしようと思っています。

今回、創業から事業承継までの35年を記念誌としてまとめました。創生期にいろいろな社員がガンバってくれたことや失敗したこと、ベンチャー精神で一度もやったことがないことにトライしたことなどを1000年後のTOMAグループに知ってもらいたいという思いから記念誌に着手しました。

この記念誌は社員、社員の家族、新入社員、TOMAに面接に来てくれた人、TOMAのお客様、これからTOMAとお付き合いするお客様、お付き合いしているお取引先の方、私の家族に読んでいただきたいと思っています。創業当初は、お客様の見本となる経営はできずに行き当たりばったりの経営をしていって、だんだんとお客様の見本となる経営になっていった過程を読んでもらいたいです。

35年間、家族、社員・家族、OB社員、お客様、お取引先様、友人、本当にありがとうございました。

 

☆素晴らしい編集者との出会いで作りました。「50年たって作ると、当初の人はいなくなります。」の一言で作りました。お客様でご希望の方には、差し上げます。社員に一言言って下さい。(編集者は紹介しますよ)

 

2.受身の姿勢の部下を作る人の特徴(日本経営心理協会 代表理事 藤田耕司)

今経営心理学を学んでいます。人材と業績に効果がでます。TOMAのお客様でも、受身の社員で困るとよく言われます。

その理由は、「社長や上司にあること」がわかりました。

その社長や上司の特徴

①成功体験が豊富な人   

②頭の回転が速い人   

③能力が高い人

は、自分の考えに強い自信を持っていることが多いため、部下に次のような態度を取る傾向がある。

①部下の話しをまともに聞かない 

②部下の意見を否定し、自分の意見を押し付ける 

③部下の仕事に対して「素晴らしい」と心から思えることが少なく、めったに褒める事もない。

⇒部下は自信も、モチベーションも、当事者意識も持つことができず受身の姿勢で仕事をするようになる。

大問題:組織として「市場の変化」に迅速に対応できなくなる。

実は、藤間秋男も伸び悩んだ20年前にこれでした。怒鳴ってばかり、ちゃぶ台返しばかり。

15年前に経営理念の大切さに出会いを信じて、任せて、褒め、ありがとうを言うようになってから伸びたのです。

優秀な後継者も出てきました。

まず

①社長が変わること

②経営理念を見直し、確率と浸透する。

③社員を信じて、任せ、褒めてありがとうを言い続ける。

ことではないでしょうか!

 

3.山本五十六・アンドリュー・カーネギーの言葉

Ⓐ山本五十六 ひとを育てるには

①やってみせ、言って、聞かせて、させてみて、褒めてやらねば 人は動かじ。

②話し合い、耳を傾け承認し 任せてやらねば 人は育たじ。

③やっている姿を 感謝で見守って 信頼せねば 人は実らず。

 

Ⓑアンドリュー・カーネギーの言葉

①「己より賢き者を近づける術知りたる者、ここに眠る」

 自分が一番すごいのではなく、自分より賢き者達のお陰。

②「人間は優れた仕事をするためには、自分一人でやるよりも他人の助けを借りる方が良いものだと悟ったとき、偉大なる成長を遂げるのである。」

やはり一人でなく、たくさんの仲間を信じて、感謝してやる方が、成長しますね。

松下幸之助の衆知の経営ですね。

 

4.「致知」読んでますか?創刊40周年キャンペーン

社長や幹部で一番大切なのは、人間力や人徳です。その学びで是非おすすめなのが、「致知」と「理念と経営」です。

「この道を行く。」(致知編集長 藤尾秀昭)「致知」2002年3月号 

道を究めた人の共通点(森信三、坂村真民、平澤興、その他)

①楽天的―誰もが絶望する中でも、1㎜の穴から光が見えたら、進んでいく強い精神。

②感謝の念が強い―マイナスな出来事も、自分を成長させるために天が与えたと感謝。

③感動する―80歳、90歳になっても、感動する心を失っていない。その姿勢は人に感動を与える。

④神を信じている―特定の神でなく、大いなるものに畏敬の念を生涯持ち続けている。

「人はこの世に生まれ落ちた瞬間、全員が天から封書をもらって生まれてくる。その封書には、あなたはこういう生き方をしなさいと、書いてある。しかし、せっかく天からもらった封書を、一回も開かないまま死んでいく人が多い。」この道を行くとは、天からの封書を開くという事ですね。(森信三)

是非お読み下さい。TOMAがいただく特典は、購読された方にお返しします。

社長・幹部の皆様「致知」「理念と経営」読んでみませんか?

 

5.「理念と経営」の勉強会(もうすぐ750回になります。一回参加してみませんか?)

「トップは常に夢を描き、夢を語れ!」(「理念と経営」2018年9月号)

①「貧しさ」という逆境の中で、高校の成績は220人中200番、牧場主の夢のために高卒で渡米し、途中から政治学でハーバード大学大学院を卒業し、東大教授になり、現在は熊本の県政を担う浦島知事。(すごい人です。)

②300憶円の赤字という逆境と屈辱からスタートしたJR九州を、常に夢を示すことで黒字化と株式上場を果たした唐池JR九州会長

この二人は常に夢を描き、夢を語って実現してきた。すごい!