100年企業創りレポート

藤間秋男の100年企業創りレポート
vol.240 2018.05月号

2018.05.01 Tue

1.「第5回100年企業サミット」 5月17日(木)13:30~16:00

皆様の企業目的は。永続企業を創ることだと思います。

TOMAは100年以上の企業を集めてパネルディスカッション(過去登壇企業:にんべん、鈴廣かまぼこ、虎屋、龍角散 他)を4回実施しました。

「あなたの会社は何故100年以上も残っているのですか」「過去の危機はどう乗り越えてきましたか」「どのような事業継承してきましたか」「これから どうしていきますか」などを、パネルディスカッションで4社に質問していきたいと思っています。

次の4社に今回は登壇いただきます。

①豊島屋本店(東京最古の酒店と日本酒の醸造をしている。422年の歴史)

②船橋屋(元祖くず餅、「伝統×革新」の強みを活かし「老舗にして最新の経営」を実施。213年の歴史)

③新生堂(異業種から和菓子の跡継ぎに。切腹最中、義士ようかん、景気上昇最中、出世の階段などの新商品の開発で復活。106年の歴史)

④お菓子のさかい(創業菓子金つばをスタートに、さまざまな商品開発。東日本大震災を乗り越え努力中。)

参加した結果わかることは、

①永続しているから 永続するわけでない。

②伝統と革新、守るものと変えるもの何なのか。

③理念と大切さ

④絶対に「あきらめない」

などです。是非ご参加下さい。

TOMAは、日本一多くの100年企業をつくることがビジョンです。

 

2.中小企業の127万社が後継者不在(日経新聞 2017.10.6  1面)

さらに、

①社長の高齢化(団塊の世代の70歳代へ)

②子供が継がない、45%、子供がいない、32%、社員が継げない

③労働力不足で、売り上げダウン

④2017年 休廃業解散件数  28,142件

倒産件数      8,405件

⇒ 3.35倍 (東京商工リサーチ)

などなどいろいろ問題がありあすが、それは立派な後継者をつくり、育てれば先代と後継者で乗り越えていけます。

他社は①~④のような状況ですが大丈夫です。

そのために、後継者をみつけ、育ててみませんか。

TOMAには、そのためのお手伝いができます。お気軽にご相談下さい。

さらに、後継者を具体的に決めれば親族、親族外でも株式の移転の係る「税負担の全額」が猶予される税制ができました。お気軽にご相談下さい。

ただし相続税の支払い軽減のために経営能力のない人を代表にしたら大変なことになりますので、要注意です。

 

3.キコリのオノの刃(ドラッカー塾の国永講師から聞きました)

あるキコリは朝早くから夕方まで休まずにオノで木を切り続けました。生活のために必死でした。

そこへ通りかかった人が、キコリのオノを見たら刃がボロボロでした。

「キコリさん刃を研いだらどうですか」と言いました。

そうするとキコリは「忙しくて研ぐひまがない」と言いました。

皆様は、いかがでしょうか。効率化できることがあるのに忙しいから効率化を後まわしにしていませんか?

TOMAでも最近「やりきれません」とのコメントが多いような気がします。

IT化、AI化、IoT化、他社の良いところを参考にする、効率化のネタになりそうな会社との面談後回しにしていませんか?

「忙しいから研ぐヒマがない」状態いかがでしょうか?

藤間は、刃を研ぐより、刃を改革できないかいつも考えています。

 

4.会計は、経営の羅針盤(稲盛和夫の会計学)

会計の数値は飛行機のコクピットにある計器盤の数値にたとえることができる。

パイロットが計器盤を見ながら飛行機を操縦するように、経営者は会計数字を見ることで会社の舵取りを行います。

会計数字がいい加減であれば会社が誤った方向へ進んでしまいます。

つまり会社とは企業経営において、羅針盤の役割を果たすものであり「経営の中枢」と呼べるほど重要である。

TOMAではかつてお客様の試算表の完成速度のアンケートとりました。

月末から5日以内試算表が出ている会社は100%黒字、月末から1ヶ月たっても試算表が出ていない会社50%赤字という結果がでました。

試算表を早くだして反省する会社が黒字になるのですね。

TOMAでは試算表を早く出すお手伝いをしています。お気軽にご相談下さい。

 

5.経営計画には、大きくて2種類あるようです。(臥龍メルマガ「社長のビタミン1日1語」)

①昨年対比や競合と比べて現状から実現できそうな数字を予想して計画する。(過去の延長線上で考える)

②理念やビジョンを実現するために必要なことをゼロベースで、これから社会に求められる会社を創るとしたらという発送で計画する。(得たい未来から逆算で半歩先を考える)

伸びている会社、従業員がイキイキしている会社や部門は、②の発想が大きなウエイトを占めています。

計画とは予想するものでなく、未来の意思決定をするものである。

意思決定して正しく計画し、残能全開でやり切れば計画=結果になります。

TOMAグループでは「お客様の見本」となる経営をめざしています。

TOMAグループの各部門の経営計画が②になっているかもう一度考えるべきだと思います。

 

6.プラスオーラの「3S」(小島敦子のメルマガ「ファンづくりの秘密」)

あなたの「口ぐせ」ありますか?気づいていないだけで発していますよ。

①マイナスオーラの「3D」の口ぐせが多い人(頭で考えてしまう)

 「でも」「だって」「どうせ」

  後ろ向きな考え方、いつも文句ばかり、結局は人のせい、笑顔がなく暗い表情、頭はうつむき加減で姿勢は猫背気味。

②プラスオーラの「3S」

 ⓐ「そうだね」「そだねー!」オリンピックのカーリング選手たちも使っている。

  あなたの言うことを受けとめました。あなた考えを理解しました。

     あなたの思いに共感しました。⇒とても気持ち良くなる。

 ⓑ「それいいね」共感や賞賛してくれる。

 ⓒ「それやってみる」すぐに実行してくれる。

   使っている側は、考え方や行動も前向きになり、明るい表情と声で姿勢もピシっとして行動もきびきびするはずです。

      あなたのファンが増えます。

    言われた相手は明るく元気な笑顔になりエネルギーチャージができることでしょう。

TOMAでも、マイナスのオーラ3Dをよく使う人、プラスのオーラ3Sを使う人がいて後者の人が好かれています。

 

7.「理念と経営の勉強会」(2018年2月号)700回超えました。一緒に学びませんか?

  ①自分が作ったお菓子をお客さんに喜んで食べていただいて笑顔になってもらう。

    こんな仕事はない。 お菓子は人を楽しく笑顔にします。

  ②兄弟仲の良いのが家族の一番の財産。   

  ③正直であれば会社はそうそう潰れることはない。

  ④健康だから仕事ができるわけでなくて仕事をするから健康なんだ。

  ⑤経営者の責任は社員の「やる気」をどう引き出すか。

  (①~⑤『理念と経営』2018年2月号巻頭対談より 株式会社ローランド・ベルガー 日本法人会長 遠藤 功氏 × 合資会社ホリホールディングス 代表社員 堀安 規良氏) 

  ⑥コインランドリーで日本発の世界基準を作る。

 (⑥WASHハウス株式会社 代表取締役社長 児玉 康孝氏)

  ⑦「一日一生 一生青春」 

  ⑧街づくりに貢献しているという誇りが生まれた。

 (⑦⑧株式会社高栄ホーム 代表取締役 北井 博氏)

  ⑨明確なビジョンがあるリーダーには有能な人材が集まる。

  ⑩部下は皆成長して「人の役に立ちたい」と思っている。

  ⑪社長や幹部の人柄にほれ込んでこそ、社員は奮起してくれる。

 (⑨⑩⑪日創研グループ代表 田舞徳太郎氏)