100年企業創りレポート

藤間秋男の100年企業創りレポート
vol.216 2016.05月号

2016.05.01 Sun

1.ジャパネットたかた 創業者 高田明様から自社の事業継承の話をしていただきました

ジャパネットたかた 創業者 高田明様から自社の事業継承の話をしていただきました。
私も永続発展をもたらす上手な「継がせ方10ヶ条」をやらさせていただきました。

京都の200年企業の本田味噌本田社長の言葉、「経営は成功して50点、次にきちんと引き継いで100点」
高田明様は、次にきちんと引き継いで100点をとられました。

私、藤間秋男も1次の社長にきちんと引き継いで会長になりました。
お客様の見本となる事業継承をしていきます。

どう継ぎますか。どう受け継ぎますか。

 

2.絶対不変の真理(人生の大則 藤尾秀昭)

①「人は必ず死ぬ」

②「自分の人生は自分しか生きられない」
  幼子が病気で苦しんでいても親は代わることはできない。

③「人生は一回限り」
  リハーサルや再演はない

④「この悠久の宇宙において、自分という存在はたった1人しかいない」

この事実を真に受け止める時、深い感動がわき上がってくる。
私たちは図らずして奇跡のような命を今生きているのだ。
このかけがえのない命をどう生きるか。
そこに人生の道標(みちしるべ)が要るのである。

それを我々は知りたくて、生き、仕事し、学んでいるのではないでしょうか。

 

3.今日を境にあなたは人生から「不幸」はなくなります

(ひすいこたろう氏 『絶望は神さまからの贈りもの』SBクリエイティブ)

今日を境にあなたは人生から「不幸」はなくなりますというのは「不幸」は「幸せ」の前触れだからです。
あらゆる「ピンチ」は「チャンス」に変わります。(略)

偉人ほど不幸に見舞われ、ピンチの連続だったことがわかります。
天に見込まれた人ほどいろいろ起きるんです。
なぜならば、その方が成長するからです。
心は「喜び」「安定」を求めていますが魂は「成長」「変化」を求めています。
不幸、逆境、困難、トラブル、ピンチは魂にとってはウェルカムなんです。
困難こそ、魂の成長を誘う、天からのギフトだからです。(略)

人は、外側(状況)を変えられないときに絶望します。
しかし、外側を変えられないときこそ、ほんとうの意味でチャンスなんです。

 

hiroーsan人の心に灯をともすメルマガより)

偉人と凡人の差は、そのチャンスだったと思うまでの時間の差。
偉人は、不幸や絶望がきた瞬間、それをチャンスと思う。
凡人はそれがチャンスだと気づくのに多少時間がかかる。
幸福は、不幸の顔をしてあらわれるという。
どんなピンチもそれをチャンスに変える人でありたい。

 

4.「七転び八起き」でなく「九転び十起き」(「成功の道しるべ」サクセスなにわ)

① NHK朝ドラ「あさが来た」のモデル広岡浅子は「九転十起」(きゅうてんじゃっき)を人生訓にして
  障害、難局をのりきってきました。

② 松下幸之助は、創業が失敗をした時からその都度「もういっぺん」「もういっぺん」を繰り返した結果、
  現在の「パナソニック」になった。

③ 本田宗一郎氏は、9回失敗しても10回目に成功するとオセロゲームで黒が一気に全部白に変わるように
  10回目の成功で9回の失敗がすべて価値あるものに変わると云われていました。
  10回目の挑戦で成功したものは、もう他者は追いつけない領域に達しているのです。

藤間秋男も創業の時、お客様が欲しくて、1社の見込客に10回通いました。そんな気持があれば、必ず成功しますよね。

④ バスケットボールのスーパースターマイケルジョーダン
「僕が失敗を受け入れることは出来る。誰でも失敗することがあるから。しかし挑戦することを諦めることは絶対に出来ない。」

 

 

5.「夢と仕事」(「好奇心を“天職"に変える空想教室 」植松 努 )

・「夢」と「仕事」は一致させるべきものと思い込んでいる人がいますが、全然違うものです。分けて考えたら、すっきりします。

・「夢」というものは単純に「大好きなこと」であり「やってみたいこと」です。だから何個あったってかまいません。

・「仕事」というものは「人の役に立つこと」であり「社会のお役に立つこと」です。
 ただ、夢と仕事が一緒になっちゃうのは「あり」なんです。
 「大好きなこと」が「やってみたいこと」が社会の役に立つなら、「夢」が仕事になってしまいます。幸せなことですね。

 

 

6.「利他の心」(稲盛和夫)

お客様に取引をしてもらうには、自分が儲けようということではありません。

わが社と取引をしてもらえばお客様はきっと喜んでくれるという「誠」、
つまり、お客様にも恩恵があるはずだという自信があって、取引のお願いに行くならば成功するでしょう。

しかし、ただ単に自分が儲けたいからというだけで取引のお願いをするならば、まったく意味がありません。
つまり「利他の心」です。

 

7.業績の良いときに「次の手」を打たなければいけません

(二宮尊徳)
目先の利を追う者→貧しさが身をはなれない
将来の種をまく者→豊かさが身をはなれない

①商品開発していますか?
 どのような商品や技術にも寿命が必ずあります。ライバルが優れた商品出したり、思わぬ代替品が出たりします。
 必ず、陳腐化してくるのです。次の手を打ってますか?

②お客様開発していますか?
 既存市場の深堀、地域、年令層等、新市場などの開拓していますか?お客様は「あきっぽい」のです。次の手打ってますか?

③若手社員入社させていますか?
 貴社の平均年令いくつですか?若手社員入れないと10年後には平均年令は10歳増えてしまいます。
 常に次の手を打ち続けないと、企業は永続しません。

 

8.「理念と経営」の勉強会650回近くになります(月刊『理念と経営』2016年2月号

(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 理事長・一般社団法人不識庵 理事長 中谷 巌 氏 ×  サントリーホールディングス株式会社 代表取締役社長 新浪 剛史 氏)

① 勉強は、答えを出すことでも知識をおぼえることでもない。考えることで生きる力を育む訓練だ。
② サントリーは「現場の人が、自分の役割を自覚し、当事者意識をもって、自ら動いている」「守る前に攻めろ」「前のめり営業」
③ サントリー社員は、皆自分たちを「サントリアン」と呼び、一人ひとりがこんなに会社を愛している組織は珍しい。
④ 創業の精神なり理念なり伝統なり、根っこがしっかりしていなければ、安心してイノベーションはできません。
  糸の切れたたこです。

株式会社平成建設 代表取締役社長 秋元 久雄 氏)

⑤ 下請け構造からの脱却で「大工魂」を取り戻す。
⑥ 職人の多能工化の推進は社員ヘのやりがいを提供する。
⑦ 部長クラスの人事は、毎年の社員の投票によって決めるんです。
⑧ お客様、社会のためを貫いて初めて従業員のやりがいが大きく深くなる。

 

太陽パーツ株式会社 代表取締役 城岡 陽志 氏)

⑨ 失敗するから進化する。何もしないのが最大のリスクである。
⑩ 失敗はいくらしたっていい、大事なのは失敗を糧にして新たな成功に挑むこと
⑪ 一流の会社を相手にしようと思ったらこちらが一流にならなければ。
⑫ やってみないとわからないし、やれば次の課題が見える。始めなければ何も始まらない。

 

(田舞 徳太郎 氏)

⑬ 自分の前に、自分の能力以上の問題はやってこない。
⑭ 人それぞれ能力は違っても無限の可能性をもっている。
⑮ 社長や部下たちと共に学び共に成長しよう。
⑯ 若いときの艱難辛苦は、人間の器と高貴な人格をつくる。