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『問題を乗り越え続ける力をつくる5つの自覚』(芳村思風)第3775号

2021.04.20 Tue

毎日のように犯罪やテロが起きています。
不完全な人間においては、問題がなくなることはありません。
人生とは問題を乗り越え続けることです。
経営とは問題を乗り越え続けることです。
問題を恐れてはいけません。逃げてはいけません。

問題が出てこないことを願うことは、人生からの逃げであり、経営からの逃げです。

問題がある道は、間違った道ではなく、問題がある道が、正しい道です。

不完全な人間における「ほんとうの幸せ」は、問題や悩みがないことではありません。
問題がある会社が健全な会社です。
「特に問題はありません」という報告が問題なのです。
問題を乗り越える力を成長させることで幸せも感じられるものなのです。
問題を乗り越える力をつくるためには、次の5つの自覚が必要です。

1.問題は、自分を成長させるために出てくる。

問題や悩みがあるから人間は成長できる。
いま自分が歩いている道から出てくる問題は、その道で成功するための「道しるべ」として出てきている。
犯罪や事故も、より良い社会をつくるためには、どうしたらよいのかを考えさせるために出てきています。

2.人間は歴史をつくるために生まれてくる。

この時代における問題は、新しい時代をつくるためには、何をすればよいかを、
その時代に生きる人間に教え、人間に使命を与え、志を与えるために出てきています。
原発事故は、日本人が放射能の無害化と有効利用について研究し、
核の時代における世界にあける世界のリーダ
ーとならなければいけない立場にあることを示しているのです。

3.問題は、母なる宇宙から人間に与えられている潜在能力を引き出すためにでてくる。

ほんとうの問題とは、いま自分が持っている顕在能力である理性では解けないものです。
繰り返し繰り返してその問題を解こうと努力をすることによって潜在する能力顕現してきます。
問題と潜在能力は構造的にリンクしているのです。

4.問題を感じるのは感性であり答えを出すのは理性である。(理性の正しい使い方を知る)

理性は客観性と普遍性の能力です。
物ごとを外から全体を見るという立場に立たせないと正しい答が出せない能力です。
どんな問題でも悩みながら考えないで、もしこの問題が他人の問題なら、
自分はどうアドバイスするかを考えると、正しい答が出てくるものです。

5.人間は不完全だから、どんな問題でも1回で正しい答を出すことはできな