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藤間秋男の100年企業創りレポート vol.266 2020.7月号

2020.07.01 Wed

100年企業創りレポート

1.社長のイス。きっぱり譲ってよかったよ。(見本となる事業承継)

「社長のイス。きっぱり譲ってよかったよ。」

これをキャッチコピーにした広告をJR東京駅の八重洲北口改札を出たところに、私の写真と一緒に出しました。

今、日本の中小企業の1/3にあたる120万社の会社に後継者がおらず、経営者も一番年齢が多いのが67歳と言われています。あと5年すると後継者がいないために大量廃業が起こることが想定され、それを防ぐお手伝いをしたいという想いから広告を出しました。後継者がいないのは、つくる・探す努力をしていないためなのです。後継者をつくるためには5年、10年かかります。そのアドバイスをTOMAでしているのです。

TOMAはいつもお客様の見本となる経営を目指しています。経営のバトンタッチも、お客様の見本となるバトンタッチをしたと自負しています。私が55歳の時に「65歳で社長を譲る」と宣言し、後継者を探し育てました。子供が継がないと分かった時点で社員にアンケートを取り、後継者・後継幹部も育てました。今、後継社長・後継幹部が引き継いでTOMAを成長させています。それを皆様に伝えたいのです。

コロナの時代になって、この難局を乗り切るのに、なぜ後継者と一緒に苦労しないのですか? このコロナは後継者を育てるチャンスですよ。働き方改革、IT化、テレワークなど若い人でないと対応できませんよ。それを若手後継者に任せ、先代は代表取締役会長になって二人三脚で会社を変革していきませんか?

TOMAの現社長は、来期に向けて女性取締役もつくました。TOMAは着実に成長し続けています。本当に「譲ってよかった!」です。ぜひ、お気軽にご相談ください。

 

2.自ら風をつくる社長になる

「自ら風をつくる社長になる」日本経営合理化協会 理事長 牟田太陽氏 (2020年4月の視点 繁栄への着眼点より一部抜粋)

① 中谷彰宏先生から興味深い話を聴いた。「『空気を読む』とは言うけど、社長が空気を読んでいては遅い。これからの時代は自らが空気をつくり出していかないと時代に飲み込まれてしまう」と言う。私も同感だ。

② 波風もないような環境で育ってきた組織が強い組織になるかといえば、私はそうは思わない。むしろ逆だろう。「まさかの坂」が目の前に現れたとき、そんな温室で育ったような組織が対応できるとは思えない。強い組織をつくるためには、多少の風は不可欠なのだ。

③ また社長であるならば、自ら社内で風を起こしていかなければならない。常に新しい風を吹き込む努力をして欲しい。

④ これからの組織はまず、20代、30代の若い社員の意見を潰すことなく前向きに議論できる空気を社内につくらなければならない。その若い社員たちに次の時代の価値を考えてもらう。それをバックアップしていくことがベテラン社員の仕事だ。誰もが変化は怖いし、新しいことは勇気がいることだ。その風は社長が起こしてやらなければ社員から動くことは決してない。

⑤ 社内で吹く風は、最初は小さいかもしれない。しかし、社長が先頭に立ち、やり続けることで必ず続く者は出てくる。そうすれば社内で吹く風は次第に大きくなるだろう。それが誰の目にも明らかに見えるようになれば、その風を人は「社風」と言う。

⑥ 社長は、空気の流れに沿って動いてはいけない。自分で空気の流れをつくり出すくらいになってほしい。

 

私はTOMAの創業期から常に風をつくってきました。「事業承継の風」「医療の風」「経営計画の風」「人事コンサルの風」「経営理念の確立と浸透の風」「セミナーの風」「出版の風」他、たくさんの風をつくってきました。

後ろを振り向くと誰もついてこなかった風もありました。今の社長も「皆の意見を聞く風」「経営チームの風」をつくってきました。これからは「コロナ後の革新の風」をつくってほしいです。私も協力していきます。

皆様も風を自らつくり出していきませんか。TOMAコンサル部でもお手伝いしますよ。

 

3.アイリスオーヤマのすごさ「3年内に新商品で売上の60%以上を!」

「3年内に新商品で売上の60%以上を!」が新商品開発コンセプトなのだそうです。

ダイヤモンド経営者倶楽部でアイリスオーヤマの大山会長の話を聞き、さらに、偶然その前週にアイリスオーヤマ社員とインドネシア・タイに視察に行ったことでそれを実感しました(コロナ流行直前2020年1月)。こんな会社が「潰れない会社」なんだなと思いました。

以下に、2019年の会社案内のパンフレットから特徴的な数字や言葉を抜き出してご紹介します。

① 発売してから3年内の新商品が売上の62%。すごい比率です! それも3年連続60%以上で、その前もずっと50%以上です。

② 1年間に発売する新商品が1,000アイテム! パンフレットでは「次々と生まれる新商品のアイデアが私たちの原点」と謳っています。

③ 商品数23,000点。「時代が変化する限り、私たちはアイデアを生み出し続ける」

④ 「撤退が早い」一緒に視察に行ったアイリスオーヤマ社員から聞いた話では、仕事にならないと判断したらすぐに撤退するのだそうです。(滞留在庫はなし?)

⑤ 社会貢献活動として「米」を売っている。東日本大震災の復興の願いから精米事業をスタートして、お米の鮮度とおいしさを保つ製法を確立し「簡単・便利・おいしい」をキーワードに売っています。視察に行ったアイリスオーヤマ社員は、研修ついでに米の営業に来ていたのです。「アイリスオーヤマが米を海外に売りに行く」ことにまずビックリしました。それもタイ米の国に! 日本食レストラン中心に攻めるそうです。

 

アイリスオーヤマは私の大好きな言葉「打つ手は無限」の極みのような会社です。すごい革新をしている会社です。絶対に潰れない仕組みをつくったと思います。

「3年内の新商品で売上の60%! そしてダメなものはすぐ撤退する」いかがでしょうか?皆様の会社でも、60%は無理でも30%はできませんか? 新商品開発売上構成比目標をつくりましょう。社内も活性化しますよ!新商品の開発意欲で社内が盛り上がれば、絶対に潰れない会社ができますよ。

 

4.貧乏な人=無限の欲がありいくらあっても満足しない人(ムヒカ元大統領)

ウルグアイのムヒカ元大統領のリオ会議(2012年6月)でのスピーチに感銘を受けました。

「リオ会議でもっとも衝撃的なスピーチ:ムヒカ大統領のスピーチ(日本語版)」打村明氏(ウェブサイトHANA.BI」)

① 「貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」

② 「午後からずっと話されていたことは持続可能な発展と世界の貧困をなくすことでした。私たちの本音は何なのでしょうか?現在の裕福な国々の発展と消費モデルを真似することでしょうか?」

③ 私たちがグローバリゼーションをコントロールしていますか?あるいはグローバリゼーションが私たちをコントロールしているのではないでしょうか?

④ 私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。幸せになるためにこの地球にやってきたのです。人生は短いし、すぐ目の前を過ぎてしまいます。命よりも高価なものは存在しません。

⑤ 幸福が私たちのもっとも大切なものだからです。環境のために戦うのであれば、人類の幸福こそが環境の一番大切な要素であるということを覚えておかなくてはなりません。

 

「『今だけ金だけ自分だけ』の対極にある真の政治家」植草一秀氏ブログ「知られざる真実」(ウェブサイト「Net IB News」)

① ウルグアイの首都モンテビデオの貧困家庭に生まれた。4度逮捕され、2度脱獄したが、1972年に最後に逮捕されたときには、軍事政権が終焉するまで13年近く収監された。このホセ・ムヒカ氏が2010年3月から2015年2月まで、ウルグアイの第40代大統領を務めた。

② 個人資産は、フォルクスワーゲン・タイプ1のみ。大統領公邸には住まずに、首都郊外の質素な住居に暮している。給与の大部分を財団に寄付し、月1,000ドル強で生活しており、「世界で最も貧しい大統領」として知られてきた。

 

カッコいいですね。本当は今、このような政治家を求めているのではないでしょうか。今の日本は、自民党は利権追求、野党はそれの揚げ足追及、にしか見えません。我々がもっと政治に興味を持ち、投票所に行くべきではないでしょうか?

私が一番心配しているのは「少子化」です。日本は今、1億3,000万人いるのが、100年後には5,000万人になってしまいます。アジア、アフリカはどんどん人口が増えているのに、です。それで日本はやっていけるのでしょうか? 私はその時はもういませんが、私の孫らの時代にどうなるのか心配です。

 

5.世界を変えるおせっかい! 「おせっかい達人3級」を取得しました

「日本おせっかい達人協会」の案内カードより

① 「おせ達」とは、「見て見ぬ振りはしない」宣言の元、「良き関係性は全て私の一歩から始まる」ことを自覚し、かつ実践する人。

② おせっかい三ヶ条

一、温かい関心のアンテナを張る

一、小さな声や小さな一歩、ひと手間を大切にする

​ 一、そして報いは求めない

 

「おもてなし大国・日本の「思いやり指数」は世界最低レベル」竹井善昭氏(ウェブサイト「ダイヤモンド・オンライン」)

① イギリスの慈善団体「Charities Aid Foundation」(CAF)が発表している「世界寄付指数ランキング」では、世界140ヵ国中、日本はなんと114位である。

② ちなみに1位は3年連続でミャンマー。以下、アメリカ、ニュージーランド、カナダ、オーストラリア、イギリス、オランダ、スリランカ、アイルランド、マレーシアと続き、アフリカ勢ではケニアが11位。

③ この寄付指数は、「直近1ヶ月の間で、以下のことを行なったかどうか」という質問に対する回答の割合からはじき出されている。それは次の3つだ。

1)助けを必要としている外国人や見知らぬ他人などに対してなにか助けたことがあるか?

2)寄付をしたか?

3)ボランティア活動を行なったか?

つまり日本人は、見知らぬ人を助けないし、寄付もしないし、ボランティアもしない、という結果になってしまったというわけだ。

 

日本はおもてなしの国といわれていますが、思いやりは足りないのかもしれないです。そのために日本おせっかい達人協会で日本人の思いやりを実践しようとなったそうです。

 

おせ達認定講座、テキストより

① 何かお困り事ありませんか? 何か困ったことあればお手伝いします。これを社員、お客様、地域、外で発信し続ける。

② 「私は、私にできることをしている」(クリキンディ精神)

③ 「大切なのはどれだけ大きなことをするかではなく、小さなことにどれだけ大きな愛を込めるかです」(マザー・テレサ)

④ 人は食べ物と言葉で出来ている。食べたもので身体が作られ、聞いた言葉で心が作られ、語った言葉で「未来」が作られる。(臥龍)

 

藤間はおせっかいしすぎで他人に迷惑をかけていますが、「何かお困り事ありませんか」の心は常に持ちたいです。日本の思いやり指数ランキングが低いのはびっくりしました。他人に無関心な人が多いのかもしれません。おせっかいし続けて、寄付をして、色々なボランティアに参加していきたいと思います。それが自分の徳を積むことになるのではないでしょうか。